南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.1.29 QZS-1R以外にもN2YO不調拡大中 3/8頃にも東アジア上空で生起するQZIGクロス太陽合(北上QZS-4単独X南下北四IG座)イベント

2024年01月29日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2021 1/29 東京新感染868 重症147 印東NavIC-1E太陽合ピークアウト 次は印西NavIC-1Iと来月のQZS-1太陽合生起 QZS&NavICの瞬時TLE値
2020 1/29 印NavIC東輪1E太陽合ピーク状態 遅れてNavIC西輪1I太陽合 BD-I1-S太陽合ピークアウト お待たせ南下中のQZS-1追加2020 1/29......
22.01.29 【特】印NavIC東西両輪と日本QZS群の太陽合β角グラフ 日QZS-1Rと印NavIC-1I衛星が同期太陽合ピーク状態 東京オミ株感染等差級数17433
2020 1/29 印NavIC東輪1E太陽合ピーク状態 遅れてNavIC西輪1I太陽合 BD-I1-S太陽合ピークアウト お待たせ南下中のQZS-1追加2020 1/29......
23.1.29 南下QZS-1が次の太陽合ターゲットそして北上QZS-4 次に南下BD四兄弟 東京コロナ感染:5110-3427

2020 1/29 印NavIC東輪1E太陽合ピーク状態 遅れてNavIC西輪1I太陽合 BD-I1-S太陽合ピークアウト お待たせ南下中のQZS-1追加2020 1/29......

24.1.29 N2YO不調は.QZS-1RからBD3 IGSOにも拡大してきています.一筋縄では行きそうもないです.原因究明中です.

https://celestrak.org/satcat/table-satcat.php?NAME=IGSO&PAYLOAD=1&MAX=500
で確認しますと,
2019-023A 44204 BEIDOU-3 IGSO-1 の行末でLOSTとなっています.今まで北斗IGSO系でLOSTになった例は見たことがありません.

これまで完璧に近かった北斗衛星系にも,何かが起きている影響かもしれません.発生時期的にも近接していますが,QZS-1Rに直接の影響を与えることは考えにくいです.
N2YOサーバに間接的なトラブルが起きているかもしれません.こうした地味な調査は高齢者に適しているのではと,考えています.

いよいよ次の太陽合は3月7日生起予定のQZIGクロス太陽合(北上QZS-4単独X南下北四IG座)です.ゆったり北上中の日本QZS-4と,急ピッチで南下する中国北四IG座が重なるように太陽合到達予定です.3月上旬ですが,QZとIGのどちらが速いかは,まだ微妙です.
下記のβ角プロットから分かることは,符号反転でしていますが,半年前の9月中旬に,(南下QZS-4単独X北上北四IG座)というクロス太陽合が生起しました.
さらに長期のβ角プロットでは,2023年3月12日前後にもQZIGクロス太陽合(北上QZS-4単独X南下北四IG座)の生起が確認できます.

当方の見通しでは,2024年3月7日前後に,1年ぶりのQZIGクロス太陽合(北上QZS-4単独X南下北四IG座)が生起するでしょう.5日前後のクロスQZIG現象生起日程の前倒しについては,その時に確認します.来年2025年3月3日には嫦娥と雛祭りがかぶさって来ます.是非とも平和的イベントであって欲しいものです.

「太陽と日本QZSSと中国北四IG座」という三者が,東アジア上空のみで引き起こす衛星天文学的には象徴的な会合エベントとなります.そして更には月面計画嫦娥つまり月天体を含めて,東アジアが宇宙・天文分野全般ににおいて世界トップレベルを引っ張る深宇宙軌道系が凄まじくなっているでしょう.

北三・四IG両座の直線的南下傾向は2月までは平行して進行し,春分頃には北三座は北上象限切替します.北四座の北上への反転は夏至頃となるでしょう.つまり両座は3ヶ月のずれをもって反転をしてゆきます.インクリが大きいことと太陽赤緯が上昇しますので,β角プロットの振幅は大きいという特徴をもちます.



最新β角プロット図で,QZSS三衛星の安定かつ雄大なβ角プロットや,北三・四座の直線的な南下,北五座のパラパラとした黄道縦断や部分同期合など特徴点を,じっくり観察してゆきましょう.北斗IG各座の狙いは未公表の分が多く,その解明には緻密な観察が大事であると考えます.

以下のURLのN2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の,地表への射影の16時間分と6時間分弱の,2種のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.必要最小限のNORAD番号リストの見直し結果は以下のとおりです:
https://www.n2yo.com/?s=46112|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|40547|41241|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336

アンカー衛星としてはBSAT-4B(NORAD ID 46112)に変更しています.北斗衛星群の軌道バランスを良くしてトラブルを軽減するするためです.

上記URLによりN2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF


日中印のQZS/IGSO軌道衛星群のようなIGSO衛星系は,グローバルに見ても東アジア上空にしかありません.他にない応用ポテンシャルを持つアジア特有のQZS/IGSO衛星群の利用技術を磨き上げることが重要でしょう.現状の日中印のQZS/IGSO衛星系の連携は改善すべきでしょう.

わが国のQZSSやインドや中国のIGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身でWEB上の個別衛星をマウスオーバーされて、衛星名をご確認ください.ブラックボックスな数値計算だよりになりがちな分野ですので,自分の目で・自分のスマホで軌道運動を視覚的に・幾何学的に確認しながらの活用・分析に切り替えてみることも大切といえるでしょう.
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