また、北九州市は「銀河鉄道999」の作者、松本零士さんとも縁が深い土地です。JR小倉駅にはキャラクターの銅像が立ち、モノレールには「999」のラッピング車両も運行しています。こうしたつながりを活かし「鉄道」をテーマとした観光プランを企画開発することも出来ます。そうすれば、新たな観光需要を喚起し、北九州市の存在感をより高めることが出来るでしょう。
しかし、鉄道遺跡の取り壊しを進める側にも、きっと理由があるはずです。遺跡が見つかった場所が、老朽化した複数の公共施設を総合した新施設の建設予定地になっているそうなんです。しかし、賛成派の声は殆ど報道されていません。それがどのようなものなのか、他の場所ではダメなのか、建替を中止・延期するとどのようなデメリットがあるのか、その説明を聞いてみたいです(責めるような記者会見じゃなくてね)。
一度取り壊してしまえば取り返しがつかない遺跡だからこそ、決断を急がず、多くの人が納得できる判断をして頂きたいと思っています。