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九響ニューイヤーコンサート 北九州公演

2023年01月08日 | 音楽

九州交響楽団のニューイヤーコンサート(北九州公演)に行ってきました。わざわざ遠征して北九州公演に行ったのは「北九州芸術劇場」に行ってみたかった、という単純な理由です。

北九州芸術劇場は、世界的に有名な建築物「キャナルシティ博多」を手掛けた「福岡地所」さんが手がけた「リバーウォーク北九州」の6F部分にある事になっていますが、厳密にいうと2階席は7F、3階席は8F部分となっていました。そして、最も安いはずの「3階席」はロビーからの眺めが最高で、まるで「リバーウォーク北九州」の天守閣に上がったような気分になれました。

会場に入ると、舞台上に「ニューイヤーコンサート名物(?)」の花の演出が施してあり、ワクワク感が高まりました。福岡は花の産地でもあるので、オフィシャルサプライヤーというのでしょうか、九響に「花専門」のスポンサーが付くといいな、そしてこれからも派手にやって頂きたいな、と期待してしまいました。

そして、もう1つのお約束(?)でしょうか、ドレス姿で登場する女性陣が華やかでした。おめでたい気分を盛り上げる、赤系のイブニングドレスの方が多かったです(そんな中、全く違う色のドレスを着ている方もいらして、それはそれでコントラストが効いて華やかでした)。全くのお揃いでないところを見ると、主催者から支給された衣装ではなく、自前衣装でのファンサービスなんだろうなぁ。そうだったとしたら、ありがたいことだな、と思いました。

 

今回のゲストは、鈴木玲奈さん。コロナ禍に開催された伝説の「オペラ・こうもり」公演で、華やかな世界に憧れる女中(アデーレ)役を演じられた方です。その時の主役は劇団四季の方で、その方も当然ながら凄かったのですが、脇役であるにも関わらず、遜色ない存在感を発揮されていました。その方が主役に抜擢されるとは、なんという素敵すぎる後日談(彼女を選ばれた方、ブラボーです)! 

そして「夜の女王のアリア」、こうもり「アデーレのアリア」に引き続き、ネタバレになるので詳しくは書きませんが、アンコール曲まで歌って下さるという大サービス。悪女役も聖女役も、小悪魔な役も演じる事が出来、それでいて素晴らしい実力派。オペラ界の日本アカデミー賞があるならば、主演女優賞と助演女優賞をダブルで取ってもおかしくない位のスター性を感じました。

同じ女性にここまで言わせてしまうとなると、その魅力はやはり本物で、指揮者兼司会の下野竜也さんも、すっかり惚れ込んでいた様子。ラストの演出に関しては「彼女にアレをやらせたい」という企みを感じてしまいました(笑) 

 

そして、今回のゲスト指揮者の下野竜也さんは、広島交響楽団の指揮者の方なのですが、ホークスの工藤元監督のような親しみやすさがありました。

そして、本日「アクロスシンフォニーホール」で「福岡公演」が開催されます。そして、北九州公演には出演しなかった「九響合唱団」が出るというスペシャルプランがあるという事を、後になって知りました。人数を最小限に絞っての出演となっていた「オペラ・こうもり」の感動再び、なのか、それとも別の演出が用意されているのだろうか…

気になって仕方ないのですが、自分は既に予定が入っており「福岡公演」には行くことができません… なので、行かれる予定の方がいらっしゃいましたら、感想など聞かせて欲しいです! そして今後「九響合唱団」が出演される時には、もっと目立つように広告に記載して欲しいな、と思いました。

 

 


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