アオイは政務からは引退して町医者になっています。
リンという子供になってしまった妻を診療所にも連れて行きます。
不老不死の民が罹る唯一の病「気の病」。アオイは精神科の医師。息子のヒカルは外科医、孫のアズサは内科医。3人とも人間の医者でした。
リンとアオイは、同居しています。ご飯もお風呂もお布団も一緒。でも「おじさんは、私のお父さん?」と尋ねるリンに「そうだよ」と答えます。
「キキは、いつ来るの?大人になったら結婚するの」とばかり言うリン。アオイが拾った石鹸を返してもらって持っています。ぼんやりしています。今ひとつアオイを信頼していないのもアオイは分かっています。
どうやったら、元に戻るのか。。。アオイは、毎日考えています。リンに優しく接しています。
そもそも、キキに付け入られた原因は、アオイが過去にした女性問題だと分かっているからです。
どんなに後悔しても無かったことにならない。
リンの寝顔には妻の面影があります。元の姿に戻す方法は、在るはず。
裏切りは、許しても忘れない。
カケルの妻シャインが、カケルに再会してヨリが戻ってからも、長い間カケルを〆るのもこれです。
ブタのぬいぐるみを窓にずらっと並べたり。。。「男は女を外見で好きになる。アンタみたいにブタが好きなのもいるけど。」と、何かというとブタを話題にだします。
カケルは、その度に土下座。
アオイは、命懸けで償うことになります。
続きます。