カブトムシが天に向かって叫んだ。
「神よ!なぜおいらの皮膚はこんなに硬くて黒いんだべか?」
すると空の彼方から神の声が響いてきた。
「森の中で天敵から汝を守るためぢゃ。
黒は敵から見えにくくして身を守るためぢゃ。」
しばらくすると、また疑問が湧いてきた。再び彼は天に向かって叫んだ。
「神様!おいらの頭はこんなにでかくて、角もでかくてハリガネみてーに硬いんだべか?」
再び空の彼方から、神の声が聞こえてきた。
「なぜなら、森の中では汝はいろいろな敵に出会うからぢゃ。
そんな時、そのハリガネのような角と頑丈な頭は汝を守ってくれるのぢゃ」
カブトムシは納得した。しかし、少し考えてまた空に向かって叫んだ。
「神様!なんでオイラの目はこんなにちっさくてくりくりなんじゃろうかの?」
また空の彼方から、声が開いた。
「なぜなら、敵に遇っても目が狙いにくくする為ぢゃ!見えてれば何とかなる!」
カブトムシは神の偉大なる創造主に感謝した。 そして最後の質問をした。
「何でオイラは標本になってるんだべか?」
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