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(「新憲法・いまぞ国民と共にあり」。日本国憲法は1946年11月3日に公布され、半年後の1947年5月3日に施行されたので、11月3日が文化の日、5月3日が憲法記念日となっている)
今日2013年5月3日は憲法記念日。
しかし、改憲を目指す安倍自民党が総選挙で大勝し、96条を突破口にする憲法「改正」をこの夏の参議院選挙の公約に戦うと公言しています。また、日本維新の会とみんなの党などがこれに賛成しているため、衆議院につづいて参議院も改憲勢力が3分の2になりかねない情勢です。
そんな日本国憲法戦後最大の危機の中で迎えた憲法記念日。憲法が良く変えられるのなら歓迎ですが、立憲主義も理解しない人たちによって憲法と呼ぶに値しないようなものに変えられることには断固として反対したいと思います。
そこで、今日はあらためて皆様に憲法の魅力をお伝えすべく、わたくしの好きな条文を不遜にもランキング化してお伝えしたいと思います。
憲法記念日 自由と人権保障こそが民主主義の目的 橋下大阪市長の「決定できる民主主義」は危険だ
憲法記念日2 日本に軍隊はいらない!国際災害救助隊の創設を!!
憲法記念日1 人間一人一人がかけがえのない存在として大切にされる社会を目指して
(1946年11月3日付け読売新聞 「けふぞ(今日ぞ)平和国家進発の日」 読売も手放しで祝賀した日本国憲法公布)
第3位 前文と9条 平和主義
憲法前文第2段
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安 全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
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この97条を受けて98条は「この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」と規定し、99条は公務員の憲法尊重擁護義務を規定しています。
97条は、なぜ日本国憲法が国内の最高法規なのかを説明した格調高い条文です。司法試験の勉強をしているときに、私はこの条文を見て感極まって落涙したことがあります。
憲法や基本的人権は人類に与えられたものではなく、文字通り血と汗と涙で勝ち取られたものです。市民革命まで、そしてそれまでの古代・中世において、いったいどれくらいの人々が奴隷扱いから脱して自由を獲得するために血を流してきたでしょうか。
そして、そうして獲得された自由と権利は、今の我々を信じて託されたのです。そして今の我々だけでなく将来の人々のためのものでもあります。ですから、12条にあるように、我々の不断の努力=絶え間ない努力で保持しないといけないのです。
今、憲法の危機と呼ばれます。今回書いてみて初めて気づいたのですが、私の好きな条文は自民党の邪魔な条文のようで、前文の平和的生存権も9条の戦争放棄も、自民党案では削除されています。13条の個人の尊厳もありません。憲法の最高理念である個人の尊厳を削除するなんて信じられません。97条も丸ごと削除です。自民党案では日本国憲法の最も重要な条文が根こそぎなくなってしまっています。これほどの危機はありません。
そんな今こそ、国民=日本に住むすべての人は立ち上がって、この憲法と憲法が保障する基本的人権を保持しなければいけないと思います。
今やらなくていつやるんですか。
今でしょ!
ご面倒でしょうが、これも小さな護憲運動と思って、
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、9条は改正したほうが良いと思っています。
しかし、憲法は権力側を拘束するもので、権力の都合で
簡単に変えられる用にするのは絶対反対です。
日本では、違憲う言うだけで、裁判所に訴えられるドイツのような憲法裁判所はないのですから。
政治家が自分たちを縛る原則を簡単に変えられたら、完全に本末転等です。
上記の面々は、憲法とは国家権力に制限をかけるためのものというそもそもの話すら理解していないので問題外ですが、96条改正賛成派に橋下氏がいて、彼が少なくとも憲法とは国家権力を縛るものを理解して、産経新聞の改正案に否定的なところが逆に恐ろしく感じます。
ただ、彼がいう国民投票で国民の意思を反映うんぬん言うなら国民投票の要件をもっと厳しくしないと意味がないと思いますけどね。
自分の美意識にあった日本にするため国民を徴兵して命の危険にさらすことはいとわない、結局は自己愛だけのため、父と祖父を超えて「日本の父」になりたいためだけで憲法を変えようとする安倍氏の口車にのってはいけない。
平和主義・平和的生存権は日本国憲法の最大の特徴であり、最も誇るべきものだと思います。考えてみたら、改憲論者の言う「普通の国」なんて、理想のかけらもない、なんてつまらない国なのだろうか、と思います。
第97条の「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」というのは、まさに人権の世界史的発展の中に、日本国憲法が存在することを宣言するもので、この憲法を守っていくことが、国民の責務なのだと思います。やはり、人権の世界史的発展に対する反動は許されないと思います。
少し意外なのは、第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 」がランキングしていないことです。個人的には(大学で福祉を勉強しているからか)、やっぱり、これが好きです。格差が拡大し、貧困が顕在化していく中で、しかも、その中で(奇妙にも)、生活保護や福祉がバッシングされている現状においては、25条の大切さは強調してもし過ぎることは無いと思います。
日本国憲法に関するツイートがよかったと言って頂きましたが、できればどのツイートか教えて頂ければ幸甚です(こんなところでなんですが)
今回の参院選は、命をカネで売り飛ばす選挙ですね。
勿論そうならない事を心から願っていますが。
私は、いわゆるバブルを経験した世代です。
当時、友人が言いました。
「きっとこのツケを払う時が来る」
そして、福島第一原発事故が起こりました。
こんな悲惨なツケを払わされることになるとは。
国家予算の全てをつぎ込んで原発事故収束に努めるべき日本政府は、あのていたらくです。
徴兵制と銘打って、福島に除染要員として駆り出されるのではないかというのが、私の周りのもっぱらの噂です。
私はこれから老いてゆっくりと死へ向かう間に、
日本という美しかった国が、ゆっくりと滅びに向かうのを目の当たりにしなければなりません。
なんという老後でしょう。
死の一秒前まで希望は捨てませんが。
それでも、やはり私たちの間で話しているのは、私たちは、今後40年かかると言われている福島第一原発の「廃炉」を見ることなく死んでいくのだ、ということ。
今首相の座についてらっしゃる方は、自分が死んだ後の事なんか知ったこっちゃないということでしょう。
たぶん、本当に、あの首相は「何も考えてない」んだと思います、おそろしいことに。
ほんとうに、おそろしいことだ。くわばらくわばら。
宮武さんは、今でも龍谷大学の客員教授をされているのですか?
実は長男は3月まで龍谷大学の近くに下宿していました。
今度聞いてみますね。
最近、宮武さんと同じご職業の方の目に余る所業に胸を痛めてらっしゃることと思います。
もちろん、筆頭はあの大阪市長ですね。
彼の最近のツイートによれば、「全国で瓦礫を受け入れなかったのは憲法9条のせい」なんですと。はあ?
まさかそれが法曹界の常識ではないですよね(^^;)
そう言えば自民党の谷垣氏も元弁護士(^^;;)
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
です。
他者を信じるには個として強固な自信が必要となる。
裏切られる、騙される、侵される、などの疑心や怯えと絶えず向きあい克服しなければいけない。
でも私はそういう人になりたい。それが強さだと信じているから。
私的な例を上げれば、お金を貸したりとかかなぁ。
信じるしかない状況って怖くないのかな?保険かけとかないと。