ロシアによる「新植民地主義」は更に誰も支持しない。
「パックス・アメリカーナ」に対する不満は昔からあるが、それを力による現状変更で変える事はできないだろう。そもそもアメリカだってこの地位を力で奪ったわけでは無い。イギリスが衰退し維持できなくなった結果、アメリカに回ってきただけの話であり、その立場を持って自らの利益も当然得てきたわけだが、そのアメリカの立場もイラク戦争以降、どんどん弱くなっていったのに復権のチャンスを与えてしまったのは他ならぬプーチンであり現在のウクライナでの戦争だ。そもそも「新植民地主義の終焉」を主張しながら、それとは違う国際社会の青写真すら何一つ提示できていないじゃないか。それは単に「プーチンのご都合主義」であって誰からも相手にされないだろうし、他ならぬ「植民地支配の歴史」を持つアフリカ諸国の指導者に対してこういう発言を安易にするか?普通。多分アフリカ諸国はプーチンに対して怒りを覚えて帰る事になるんじゃなかろうか。プーチンという政治家にとって政治家としての消費期限も切れたようだ。