ウクライナでの戦争は現代の「普墺戦争」で終わりそうだなあ。
ドイツ三十年戦争ではハプスブルク家によるドイツ支配が事実上の終焉を迎え神聖ローマ帝国の支配地域はオーストリアとハンガリーといった一部の地域になってしまい、最終的には普墺戦争によってプロイセン王国を中心としたドイツ帝国の成立によって大ドイツ主義は破綻し小ドイツ主義によるドイツ統一が成し遂げられたわけだが、この構図と今回のウクライナでの戦争は結局この活動のスラヴ版。その昔、汎スラヴ主義というのがあって、反オーストリア、後には反ロシアのスラヴ民族による民族運動があったわけで冷戦終結後のソ連解体が「ドイツ三十年戦争」後のオーストリアみたいな状況がロシアの姿だとすると、今回の戦争は「普墺戦争」の再来じゃなかろうか?もっとも戦争の中身の方はむしろ「ドイツ三十年戦争」の方に近いのだが、これで最終的にロシアが解体されればオーストリアの二の舞だろう。そうなるのは時間の問題かな?