レダック ピースボートに乗る

2014-04-18 19:11:47 | 日記
その2 ピースボートで地中海クルーズ゛
① アカバ港 ピースボート乗船
 4/10 ペトラから約2時間で我々はアカバ港に到着しました。港にすごい豪華客船が目に入りましたが、違いました。その先に「オーシャン ドリームOceanDream号」が待ち受けてくれました。それでも約3.5t、長さ?200m、定員1400人、10階デッキまであるすごいものです。船員やピースボートのスタッフが待ちかまえてくれ、バスから降ろされた荷物を予定の部屋まで運びこみ、そこでIDカードを含む書類をくれました。ヤレヤレ、左右に備え付けベッド、窓付き(窓の有無によってもお値段が違います)のこの部屋がもう75日間の家となるのです。早速、船内生活についての説明会が開かれました。
このツアーはNGOピースボートの企画に基づき、ジャパングレースという旅行業者と共同実施の形をとり、パナマ船籍のこの船を長期間チャータ―しているということになるのだそうな。かつての旅行記を読むと、「やはり船長さんが一番偉く、酒癖が悪い乗客に下船命令を出し、港に置き去りにできるほどの権限を持っている」らしい。
 船内生活に関してはまたご報告するとして、すでに3/13に横浜から105日間の600名ほどのフル・クルージング組の人から聞いた話を二つ。①出港直後から3日間は大揺れで大変、至る所にゲロ用袋がおかれ、苦しみぬいたらしい。そういえば過去の旅行記でも、黒潮に逆流して進むのだから、一番揺れが激しいらしい。②アラビア半島をまわる時、ソマリアなどの海賊騒ぎで自衛艦の護送という話があったが、あれは誠という。日本の商船など6艘が集められ船団を組み、先頭を海上自衛隊の艦船が進んだという。その時には客室の窓も外からブラインドがかぶせられていたという。話してくれた人は自衛隊に感激し、話が現今の外交情勢に移りそうなので、それ以上は聞けなかったが・・
 デ、アカバ湾を出港後、本船は、シナイ半島をまわり紅海を北上し、スエズ運河から地中海へと向かいます。11日は、初めてのフルの洋上生活となりました。
        
② スエズ運河航行
 4/12 5時ころ、船内放送が始まります。「今からスエズ運河に入る。一方通行なので北上する船のグループの4番目として順番待ちしているところ、船間距離1マイル、運河航行中のスピード15ノット程度」というようなことが説明されたが、多分全乗客は8~10F のデッキで必死に写真を撮っている。(さすがに、航行しはじめて時間がたち、朝食の時間には、押すな、押すなのデッキ前方も余裕がでてくるが) 待てよ、一方通行なら長時間反対側は待つの? ソウナンデスネ、単線電車と同じなんですね、大きな駅では複線にしているように、南下・北上の交差は湖2つの大きな湖で行っている。右舷側はシナイ半島の砂漠が続き、左舷側はエジプトの道路・住居・畑?などが見える。近い所では、甲板から「オーイ」と叫ぶ乗客に向かい手を振ったり、トラックの荷台に乗る兵士たちが声を発するのが聞こえる。ピースボートのスタッフも、写真撮影のサービスをしてくれる。(それでとった写真をアップしたいんだがWiFi環境が悪いうえに初めてのブログで送れない状況が続いている、ゴメン)
「スエズ運河を抜けた」という放送があったのは15時半頃であったのだから、9~10時間かかったことになる。地中海に入ったのダ。しかし、冒頭で書いたように、テロの続くエジプトの寄港は取りやめになったため、代わりにトルコのクシャダスという街に寄港することになった。