レダック ピースボートに乗る

2014-05-01 20:54:53 | 日記
⑬つけまちがっていました モロッコ カサブランカ・ラバト(4/26 土)
 もう大西洋に入ったのだから、ほんとは次の章に入れるべきだけれど、3連続の寄港で翌日からはクルージングが続くので、リズムで言えば地中海の最後となる。だから、映画でも有名なカサブランカに入港しても、なかなかアフリカという感覚をもちにくい。何といっても人口500万人の大都会、妻が数年前来た時には無かったというトラムも走っている。
 OPは、カサブランカと首都ラバト(バスで約1.5時間)の駆け足観光コース、だから多くの人が申し込んだようでバスは6台?仕立て。これでえらい目にあいます・・・。
カサブランカでは、何と言っても「ハッサンⅡ世モスク」、ミナレット(モスクに付随する尖塔)の高さ200m、礼拝者2万人以上を収容でき、世界第3位の大きさを誇るという。大西洋の一部を埋め立て現代技術を駆使して建てたものだから、きれいで身を清めるシャワールームや礼拝場などの空調なども完備とのこと。他に観光資源も少ないようなので、国家戦略としても、アフリカのメッカ的存在にしたいのかもしれない。ここで現地ガイドさんから、二本円柱のミナレットの地域もあるが、モロッコでは1本の四角柱であることを教えてもらった。
(久々に閑話休題といきましょう 「最初はみんな熱心に何枚も建物、特にミナレットの写真撮っていたのに、あちこち回るうちに撮らんようになったなあ」「そら、飽きてきたんちがうか、何べんも見慣れると、ミナレーット」 このブログを見た方 イスラム教徒には言わないでください)
その後、首都まで時間がかかるので、11時と超早めの昼食となり、ホテルのレストランに入ったのであるが、マ、あたしゃ呆れたね。次から次へとバス6台、250人くらいが詰めかけるのである。バイキング・・、情報不足で、乗客を事前に仕切ることをしなかったため、右から左から群がる、紳士淑女もかくや・・・また、向かい合ったケースには同じ料理が入っているのだが1周ぐるりとまわる者が出てくる。お人よしが並んで待っているうちに一皿目を終えたものが隙間を狙って一品だけとっていく・・これがピースボートか?!それとも難民船か?!
デ、おまえはどうしてたかって。空いているデザートコーナーで5種類くらいのケーキをとってきて(一時にこんなにケーキ食べたの人生で初めて)、20分くらいたってやっと人の波がひいてから、やおら料理を取りに行きました。マ、何を偉そうに言っているのかとお叱りの声を受けそうであるが、修学旅行に連れて行く立場の教員出身だけに、こんな「想定内」の混乱は許せないのである。各バスに、ピースボートか旅行会社のスタッフが引率者として当然同行しているのだが、こういう「危機管理」には慣れていないようだ。
さらに首都についてからも、この混乱は続くことになる。自由時間をとった市場(スーク?)見学(これは楽しかった、もっと時間がほしかった、皮のベルトを4ユーローで買う)の後、その向かい側の観光名所の砦の見学およびトイレ休憩があったのだが、これが長蛇の列、延々と待つこと、待つこと。およそ半時間のトイレ休憩、しびれが切れるころに、やっと移動したかと思ったら、門の外の民家見学の散歩は10分も無いなど要領の悪いことおびただしい。もちろん大勢の人間が溢れ、囲い込みをしておかないと大変という事情も分かるが、行くコースの順番を半数づつ逆にするとか、臨機応変の処置・工夫ができていない。ピースボートの「想定内」混乱防止や、前の問題発言への対応など、スタッフ研修・教育はどうなっているのか、疑問が残った。
ト、モロッコのことがほとんど書けず、読者の皆さんには楽しくないレポートですみません。やっぱり仕事人間の癖はなかなか治らないんですね・・
ちなみに、OPに行かなかったある夫婦は、カサブランカ市内観光で「寿司」を食べれて良かったとのこと。
なお、アカバーモロッコの23日間最短コースの乗客はここで下船し帰国する。親しくなったスタッフのOさんも帰国組の引率でいなくなる、残念。

その3 大西洋横断 ラテン・アメリカ編
① 洋上生活<4>(4/27~5/6)
 カサブランカを出港し、いよいよ大西洋横断が始まる。ベネズエラに着くのは5/7になるので、10日間というかつてない長い洋上生活となる。やはり外洋は波高し!4/28から妻は船酔いでバテはじめたが、食事節制で活動は続けている(僕は平気)。
船内のお堅い講座は、ラテン・アメリカの現代史を、特に米国との関係で解説する例のジャーナリストIさんのものが中心となる。彼は音楽にも堪能なようで、国・地域ごとのディスク・ジョッキーもやる。
ピースボートは乗客を飽きさせないように二つの大きな仕掛けをした。洋上運動会を5/2に、そして文化祭を5/6に開催するのである。いままでほとんど接触もせずよく分からなかった若者が、がぜん前面に出て輝きだしたのである。はしゃぐシニアを巻き込んで、船内活動は応援団ムード一色。
もう一つは、モロッコで乗船してきたべネズエラの「エル システマ」との交流や、その演奏がとりいれられていく(また書きます)。この項目⇒続

(レダックブログもやっと現実に追いつくことができました。この10日間の模様、特に運動会、はまとめて書くことになると思いますから、しばらくお休み。ちなみに、今は5/1 10時―日本時間20時。そちらはもうゴールデンウイークの真っ最中なんですね、ご家族でお楽しみ下さい。)