二重子音字の mm や nn の 文字列を 語中に ふくむ 英単語は、カタカナ外来語として 日本語に なると 「ン」が はいってしまうことが あります。
たとえば、「ハンモック」「ハンマー」「シンナー」「チャンネル」「トンネル」などです。
しかし、英語では、
m が 1つでも 2つでも、読みかた は おなじ /m/ です。
n が 1つでも 2つでも、読みかた は おなじ /n/ です。
「ン」の おと は ありません。
カタカナで 英単語の 正確な 読みかたを 表記 すること は 不可能 ですが、ここでは 一応の めやす と して 便宜的に つかうことにします。
hammer の mm は、発音上は m と おなじように /m/ の音で読みます。「ハンマー」の「ン」は カタカナ語にはありますが、英語にはありません。「ハマー」のほうが 近いです。
spammer の mm も、発音上は m と おなじように /m/ の音で読みます。「スパマー」です。カタカナのときでも「ン」は入りません。
summer の mm も、発音上は m と おなじように /m/ の音で読みます。「サマー」です。
gamma, comma の場合も、mm は m と おなじように 発音します。カタカナ語では「ガンマ」「コンマ」のように書きますが、英語では mm の つづりのとき 「ン」の 音は ありません。
hammock は「ハンモック」ではなく「ハモック」に 近いです。
immoral は、「インモラル」ではなく「イモーラル」に 近い 読みかた です。「ン」は 不要です。
channel, tunnel, kennel などに「ン」の音は ありません。あくまで、-nn- は /n/ です。
running, planning についても同様です。
runner は「ランナー」よりも「ラナー」に 近いです。
inner, thinner のときは「ン」を入れてしまうのに、scanner のときは「ン」を入れないのは、カタカナ語化するときに 一貫性が なかったということです。
Madonna の nn は n と同じで /n/ のように読みます。カタカナ語では「マドンナ」ですが、英単語における nn で「ン」の音は 余分です。
Rosanna の nn は n と同じで /n/ のように読みます。カタカナ語では「ロザンナ」ですが、英単語における nn で「ン」の音は 余分です。
カタカナ語になるとき、「ン」を入れなかったものも あります。
tennis は「テンニス」ではなく「テニス」です。
guinness を「ギンネス」「グインネス」と読む人は いません。
antenna は「アンテンナ」とは読みません。「アンテナ」です。
beginner は「ビギンナー」ではなく「ビギナー」です。
beginning は「ビギンニング」ではなく「ビギニング」です。
inning は「インニング」ではなく「イニング」です。
scanner は「スキャンナー」ではなく「スキャナー」です。
scanning を「スキャンニング」と読む人はいません。
skimming を「スキンミング」と読む人は いません。
spamming を「スパンミング」と読む人は いません。
swimming を「スインミング」と読む人は いません。
humming を「ハンミング」と読む人は いません。「ハミング」です。
winner を「ウィンナー」と読む人は(おそらく)いません。
カタカナ語では、「ン」が あったり なかったり して 一貫性が ありませんが、英単語の mm や nn に 関する かぎり、英語では 「ン」は 不要です。
実際の音声で 確認してみれば はっきりします。
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