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REHA planning(リハビリ訪問看護ステーション東大阪)での日々の業務や、勉強会等の様子をお伝えしていきます。

角椅子(かどいす)つくりました

2015-01-27 | 自主練習、姿勢調整

こんにちは、作業療法士の加藤です

今回は、体を真っ直ぐに起こしておくことが難しく、すぐに前方や側方にグニャリと倒れてしまうお子さんに対して、床坐位用の椅子を作成したので、そのご報告をさせていただきます。

坐位保持装置としては、下の写真のようなタイプの物をすでに持っておられました。

しかし、屋内では床上の活動がメインの生活をされており、床上で坐位の安定を助けるものもあればいいなぁということでしたので、作ることにしました。

こんな感じです。頭を起こしておくのは、大変なのですが、前のテーブルを使えば、何とか起こしておけることもあります。リハビリの中でも、頭を真っ直ぐに起こしておくことが課題の1つになっており、その点で非常に良いと思います。 

 上から見ています。このお子さんの場合、普通に四角い椅子だと、側方にもたれすぎてしまい、体が横に「く」の字に曲がってしまうことが多いのですが、角椅子だと、比較的、横にもたれすぎずに、体を真っ直ぐ保ちやすいようです

ご家族は、みんなで目線の高さを合わせて食卓に座れるのが良いとおっしゃってくれています日常でも真っ直ぐに座れる機会が増えていったらなと思います

※写真の使用にあたり、ご家族の了解をいただいています