7月27日より開催してまいりました企画展「水郷、描かれた稲敷の原風景」も
9月21日で千秋楽を迎えました。
これはご好評につき、当初の千秋楽の9月9日から会期を延長したものです。
来館者数は、48日間で1,507人のご来館がありました。
1日当たり31.4人の方が見えられた計算になります。



ご来館くださった皆様におかれましては、誠にありがとうございました。
来館者受付簿やアンケートを参考に来館者がどちらから見えられたのか、
概観してみますと…
県内では、河内町、阿見町、龍ケ崎市、牛久市、土浦市、つくば市、石岡市、
かすみがうら市、利根町、取手市、潮来市、鹿嶋市、神栖市、行方市、鉾田市、
古河市、坂東市、水戸市、常陸大宮市などがみえます。
県外ですと、香取市、柏市、松戸市、船橋市、鴨川市、横浜市などがみられました。
変わったところですと…「うちゅうから」みえられた方もおられたようです。
稲敷の資料館にも「うちゅうから」お客様が来られるなんて、凄いですね!
さて、市内の方はといいますと…
江戸崎、佐倉、鳩崎、高田、椎塚、羽賀、蒲ヶ山、沼田、南ヶ丘、
柴崎、中山、上根本、下根本、伊佐津、下太田、
古渡、柏木古渡、岡飯出、阿波、四箇、須賀津、浮島、
清久島、結佐、四ツ谷、六角、手賀組新田、西代、上須田、下須田、阿波崎、
幸田、福田、東大沼、光葉…
といった所からおいでくださったようです。
今回、展示いたしました画家の一人、根本正さんは稲敷市四箇の出身、
また鈴木草牛さんが浮島に深いゆかりがあった画家であるということから、
特に桜川地区の方の来館が多かったように感じられました。
ただ、受付簿やアンケートに「稲敷市」や「市内」とのみ記入されている方、
未記入のの方も多いので、市内でももっと多くの地区からご来館なさっている
かと思われます。
資料館におりますと来館された方々が思い思いに画家の方たちとの思い出話や、
描かれた稲敷の風景について感想を語って聞かせてくださることがございます。
企画者の思いも寄らないところから、新たなエピソードが伝えられたりもします。
ですから、一つ展示を行いますと、そこから新たな企画のアイディアが生まれる
ことも少なくありません。
今回、根本正さんや、鈴木草牛さんが、稲敷の地元の人たちに、
とても愛されていたんだなァ…、
ということを改めて感じることが出来ました。
そして、郷土の皆さんが大切に想う芸術家やその作品がある、ということが、
とても充実した幸福感を感じられる時間を作ってくれるのだなァ…、
そういう想いを今回、強く感じさせられました。
展示はもう終わってしまいましたが、展示図録の中に可能な限り今回の
展示のエッセンスを詰め込んだつもりです。
もし市民の方に愛された、郷土ゆかりの画家たちの作品に興味がございましたら、
是非、市立資料館にて「水郷、描かれた稲敷の原風景」展の図録を
お手に取ってご覧ください。
資料館では、みな様のご来館を心よりお待ちしております。