教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

対話

2017年10月07日 | Weblog
ますます複雑化し先行きの不透明な未来。


そこで社会の一員として生きていくことになる子どもたちが幸せに生きていくために対話的な授業が求められている。


対話が大事。
対話ができるように、していこう。
対話で考えを深めていこう。
と、子どもたちに語る。



でも我が身を振り返ると、決して自信をもって日々の生活の中で対話をしているとは言えない。

『あなたの人生が変わる対話術』泉谷閑示 講談社
を読んだ。



対話とは単なる会話ではなく、それを通して新たな自分との出会いがあるものと言える。自分にbefore・afterがある感じ。自分の言いたいことを言って、相手の言うことは鼓膜を振るわせて聞くだけでは対話とは言えない。



まずは自他の境界線を引き、依存しない他者関係を意識するところから。日本人はそうしたところから対話が苦手。同じ前提に立ちたがるし、同質を好む。
正に自分がそうだな、と思う。




孤独を受け入れ本当の意味で他者を尊敬し、自分の考えを伝え合わなければbefore・after、成長はないんだろう。



自分にできる範囲で対話を意識して実践していきたい。

対話を楽しめるようになれたらいい。そうすれば、子どもたちにも心からその素晴らしさや意味を伝えられると思う。


ただ日本の「和をもって尊し」もステキだと考える。同調圧力、空気を読み合う窮屈さに、生きるのではない、これからの時代に通用する、「対話のある和」を目指していけたらいい。