教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

あいさつ返事

2018年01月12日 | Weblog
2018年、新しい年が始まった。


学校は3学期。


進学や次の年度を意識して子どもたちは過ごすことになる。


正月に親におじいちゃんおばあちゃんに親戚のおじさんにお年玉と共に「今年は〇年生になるんだねえ」なんて言葉をいただいたことだろう。


残り3ヶ月足らずで新しい一歩を踏み出していく子どもたち。


どんな力が付いていたら、伸びたら幸せにつながるだろうと考えた。



お正月の影響もあるのだろうか「礼儀」や「礼節」ということが思い付いた。




あいさつ、返事、後始末、言葉遣い、時間厳守、マナー。。
 



学校では毎日のようにしなさいしなさいと言われているじゃないかという子とかもしれない。



でも、なぜするのか子どもたちはわかっていないかもしれない。


まあ低学年の児童にはそれでもよいこともある。


よくわからないけどお母さんや先生がいうように、できるようにした方がいいんだな、と続けているうちに習慣として身に付くことは悪くない。


ただ、もう少し学年が上がっていったとき、なぜやるのかの意味を自覚していると違うと思う。ただやらされているのとは違ってくるはず。



礼儀や礼節は、相手や周りの人をイヤな思いにさせず大切にすると共に、自分を幸せにするスキルだよと伝えたい。


あいさつをしない人よりいつもあいさつをする人の方が周りの人にかわいがられるだろう。


テレビで事件を起こした人のことを取材しているレポーターがインタビューをしている様子をよく見る。そこでは「あいさつをよくする人だったよ」とか「あいさつも会釈もしないよ」とかあいさつについての言葉がよく聞かれる。

あいさつは人の印象に大きく影響している。あいさつができると感じのいい人として受け止められるのだ。これは幸せに生きることにつながらないだろうか。

入社した先で、当たり前のこととして気持ちのよいあいさつや返事ができる人は感じよく受け止められ先輩や上司の方々からかわいがられないだろうか。


あいさつだけでなく堅苦しいと思われがちな礼儀や作法も、相手を思いやる心がベースにあるもので、完璧でなくても基本が身に付いていれば、お互いに気持ちよく過ごすことができ、きっと周りから大切にされる幸せな生き方につながっていると思うのである。



3学期は短いながら6年生を送る会や卒業式といった礼儀について考えたり身に付けるチャンスとなる行事がある。



これを生かして子どもたちの幸せになる力を伸ばしていけたらいいなあと思う。





自分の礼儀・礼節も磨かねば。



そんなことがサラッとできる、そしてポジティブに指導できる2018年にしたい。