リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

サヨナラから始まることが沢山あるんだよ。って言ってたから、永積さんが。

2013-12-15 01:44:16 | 2013年度卒業公演
どうも「物語は進まざるを得ない」作演出音響オペレーターの堀池大樹です。
本公演は7日の土曜日に無事終演を迎えました。
ご来場頂いたお客様の皆様本当にありがとうございました!
お客様あっての演劇でございます。
わざわざ時間を我々に割いて下さり本当に感謝しかありません。本当にありがとうございました!



そして僕はと言えば未だにどこか夢心地です。
多忙だった先週までと突然日常に戻ってしまった今日までの乖離に戸惑っています。
バラシをしていた日曜日と日常に戻った月曜日との間にはまるで半年間ぐらいの距離があるようにさえ思えます。
そして改めて僕は本番週の時間がとても大好きだったのだなあと痛感するばかりです。
で、気がついたらここまで稽古場日誌を書くのが遅くなっていました。最後の最後まで往生際悪い。
でも最後の稽古場日誌ですからね。きっちり終わらせようと思います。


そもそも一回生の頃の話。安易な気持ちでリツゲイに入ってみたら、毎日夜遅くまで拘束されるわ、慣れないことに戸惑いまくりだわ、友人達からは何やってるか理解されないわで「何やってるんだろ…」って思うことも多々ありました。
でも、4年間もずっと続けていたのってなんでだろうって考えたら、結局僕はこの演劇漬けになってしまうこの時間がたまらなく大好きだったのですよ。
ずっと作品のことを考えて走り続けている時間なんて、それまでの人生では無かったしそれ故大変なこともあったけどもこの濃密な時間は他で体験することが出来なくて、だから卒団で離れてしまった時はとても寂しくてどうにかなりそうでした。


今回の公演で一年ぶりに戻ってみたら、やっぱり大変すぎて「何やってるんだろ…」って思う瞬間もあれど、でもやっぱり最後までずっと常にあったのは「楽しい」って感情でした。


この公演で僕は初めて脚本を書いたり演出をしてみたけども、本当名ばかりでずっと迷惑かけっぱなしで、結局思ったのは自分一人じゃ何も出来ないなってことでした。
そしてみんなに助けられているうちに、失礼な話だけども、一人じゃ出来ないからこそ演劇が好きなんだなと思いました。
みんなのアイデアと熱意が詰め込まれたおかげでこの作品も一人で想像して書いていた時なんかじゃ想像も出来なかったものになりました。
それは公演に参加してくださったキャスト・スタッフの皆様のおかげです。
本当僕がやったことなんて1ですよ、全体100だとしたら。
それくらいみんなに対して感謝しかないのです。

一人一人の持っている熱量やアイデアによって自分が想像していなかった場所に連れて行かれることが何度かありました。
一人一人が頑張ったからこその作品だと思いました。
だからこそ一人一人に対して頭が上がりません。
一人一人の才能や気合いを直に触れることができたそういった経験をさせていただいたことこそが最大の贅沢だったなと感じております。


本当心からもう一度リツゲイで公演ができて本当幸せだと思いました。
本当ありがとうございました。



寂しいことに4回生は卒業公演ですので、卒業しようがしまいがついにリツゲイの公演とはお別れです。
去年の卒団時には胸にぽっかりと穴が空いたように寂しかったのですが、今回は不思議なことに寂しさはあれど穴が空いたようなものではありません。
むしろ楽ステが終わった後に感じた爽快感と達成感が未だに胸の中で渦巻いています。
リツゲイでこの4年間を過ごせたこの達成感をずっとずっと大切にしていきたいです。
今では大学生活の大半をリツゲイに捧げて本当良かったと思います。
これからも僕はこんな濃密な時間の思い出をずっと持って生きていけるんだから幸せもんですよ!
いい4年間だったな!!!

そして4回生は卒業してしまうわけですが、まだまだリツゲイは続きますよ。
これからどんな風に変わっていくのか、それはまだ誰もわかりません。
でも、またその世代毎のリツゲイを見せてくれるんだろうなと思います。
そんなリツゲイをこれからもよろしくお願いします。


僕としては変わっていくリツゲイを今度はそれを客として見ることが出来るのがたまらなく楽しみですよ!!!こういうの圧力って言うんだろ!知ってるぜ!!


ああ、いよいよ稽古場日誌が終わってしまうー!
寂しいなー。
でも、僕もそろそろ後ろばかり見るんじゃなくて、ちゃんと前を向いて進まないと。
結局どうすんの?って聞かれて「書くよ!」って答えた人のように自分も一歩進まないと!





全部ありがとう!ありがとう!ありがとう!全然言い尽くせねえや!
演出の堀池大樹でした!それでは!






コメント
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