リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

楽しかったし、辛かった4年間 感謝しかないです

2023-01-23 12:46:31 | 2022年度冬公演

こんにちは。4回生の道井です。今公演では演出、役者、舞台監督、舞台装置、衣装小道具として参加していました。

 

冬公演終わっちゃいました。これで我々4回生の学生演劇の活動は終了です。あっという間の4年間でした。早いですね。

 

稽古場日誌が遅くなった理由は書きたいことがありすぎて、まとまらなかったからです。まとまらないなら全部書いちゃえ!という精神で書いてます。しかも人生最後のリツゲイでの稽古場日誌です。てことで、長いです。(お前はいつも長いだろというツッコミは受け付けておりません。ご了承ください。)お時間がある方は最後までお付き合いください。

 

私がリツゲイに入ったきっかけはたまたまです。オリエンテーションで初めてできた友達がリト(光永)で、リトと一緒にブースを回ってた中でリツゲイに出会いました。本当は違うサークルに入りたかったのですか、リツゲイのイベントに参加しているうちにいつの間にか入団していました。人の優しさや雰囲気に惹かれたのかなと思います。そこから私の学生演劇はスタートしました。はじめは右も左も分からず、ついていくのに精一杯、なのに先輩に対して生意気な態度をとる後輩でした。(過去に戻って、ぶん殴りたい)

私の転機となった公演は2019年度卒団公演「ダムの見える町」です。一つ公演が終わって、なんとなく流れが分かったうえで参加した公演でした。周りを見る余裕ができたのもあってか、先輩達の演劇に対しての取り組みを間近で見ることができました。先輩方は本当にかっこよかったです。細部までこだわる姿勢、良いものを作り上げようという姿、そして何より先輩方の人柄に憧れました。ああいう先輩になりたい、あの先輩方が見た景色を私も見たいと本気で思いました。次の公演で初めて役者をやり、色々な経験ができました。スタッフと役者の二足の草鞋ってすげーなと思い、もっと頑張りたいとも思えました。こんな感じで濃い2019年度は終わりました。控えめに言って本当に楽しかったです。大変なことが多かったけど、楽しいという思いが強かったです。

そして、2020年ももっと頑張ろうと思った矢先です。あの流行り病が来たのです。2020年度の新歓公演の準備中に流行りました。本気でその流行り病を憎みました。というか今でも憎んでます。2回生の時の公演を返してほしいです。コロナさえなければ、一つ上の代の卒団公演を一緒にして泣いて送り出すことができたかもしれない、二つ上の代ともまた一緒に公演できたかもしれない、一つ下の後輩も経験をつめたかもしれないし、もっと仲良くなれたかもしれない。これらの可能性を全部奪ったコロナは本当に憎いです。オンライン演劇をすることができましたが、やはり対面で演劇したいなとモヤモヤは積もりました。

こんな状態の中で、私は3回生を迎えました。活動を再開させることはできましたが、前年の影響はあからさまに我々に来ました。経験不足、技術不足、引き継ぎ等の影響が来たのです。試行錯誤の日々でした。そして、何より後輩に言葉や行動で伝えきれないことが心残りでした。今まで私は先輩方の言動を見て学んできたので、そのようにしたかったのですが、うまくはいきませんでした。そのまま引退してしまいました。後輩達に対して本当に申し訳なく思い、辛くなりました。

そして今回の公演を迎えました。約一年ぶりにリツゲイに帰ってきたのです。その間私は後輩達の公演を3回観に行っていました。後輩達が楽しく公演をやっているのを見るのは嬉しかったですが、どこか辛さもありました。コロナがなければ、あの子達みたいに楽しくもっと演劇ができたと考えただけで辛くなったのです。この辛さやコロナの分を挽回しようとしたのが今回の公演でした。時間がない中、役者、スタッフがよく頑張ってくれました。何より、何も思い残すことなくスッキリ終われたので本当によかったです。

ただ、私の学生演劇活動の大半は辛いが先行していました。本当にコロナさえなければ、辛いではなく楽しいが勝ったはずだったのに

 

劇中の台詞にもありましたが、いなくなるというのは本当に理解できにくいことです。私はコロナでリツゲイでの大半の時間を失くしました。今でも理解し難いです。なんでこんなにもリツゲイ、演劇が好きなのにできないんだと何度も思いました。仕方ない、でも仕方ないで終わらせたくない。こんな想いが巡ってました。コロナがない世界に行けるなら喜んで行きますし、時間を戻せるなら戻したいです。ただ、そんなことはできない。悲しいです

 

後輩達が次の公演について話していました。頼もしいなと思う反面、もう自分は前に進めないんだなと思い、少し寂しい気持ちになりました。本当にこれからのリツゲイを担う子達には期待しかありません。後輩達、安心しな。色々言ってきた俺は消えるよ。ウザいと思ってたらごめんな。また、500円で飯にでも行こうな

 

 

これからも演劇活動の機会が有れば、何かしらで携わりたいと思っています。だってこんな素敵な経験をさせてもらったのです。ここで終わりでは少しもったいない気がしています。

 

長々となりましたね。自分語り多めかつ湿っぽくてすいません。ただ、コロナ禍で演劇をやってきた者としてこのような想いは記録しておきたいと思ったのです。2度とこんな思いをする人が現れないことを祈っています。こんな文章に付き合って下さった方々本当にありがとうございます。正直、これを書きながら色んなものがこみあげてきてます

 

最後になりますが、生意気で、寂しがり屋で、コミュ力無くて、プライド高くて、情けなくて、なんか回生と年齢が合ってない私を可愛がってくださった先輩方、ついてきてくれた同期、後輩、公演を見に来てくださった方々、そして何よりリツゲイをこれまで支えて下さった方々に心から感謝申し上げます。

今後とも劇団立命芸術劇場を末長くよろしくお願いいたします。

 

それでは。

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謹賀新年

2023-01-06 18:20:28 | 2022年度冬公演

 あけましておめでとうございます。2回生の倉橋です。本公演では舞台監督、音響、宣伝美術に所属しています。

 

 年末年始はいかがお過ごしでしょうか。私はというと、年末から体調を崩したため、ひとり寂しく寝正月を過ごしておりました。健康な状態でだらだらと過ごす寝正月ならまだしも、発熱して物理的に動けない状況での寝正月はただただ苦行です。健康であることの有難さが身に染みた年明けでした。

 

 一日中家にいるということは、まだ見たことないアニメやドラマ、映画に触れるチャンスです。話題の新作から不朽の名作まで、時間があれば見たいと思っていた作品はたくさんありました。にもかかわらず、年末年始、新規開拓はほとんどせず、既にみたことのある作品をもう一度みかえすばかりでした。

 まだ20歳という、世間的に見れば若い年齢である私が言うことではないのかもしれませんが、年を取るごとに新しいものを受け入れることが難しくなっている気がします。ここでいう新しいものとは、時系列的に新しいものという意味ではなく、自分が今まで触れたことがないものという意味です。

 例えば、新しく映画をみることは、それなりに労力を要します。まずはストーリーを把握しなければならないし、展開の予想をしたり、一瞬のカットの意味を考えたりしなければなりません。もちろん、作品を楽しむうえで必ずしなければならないことなんてものはありません。だけど、新しい作品は、どうしても処理すべき情報の量が多くなってしまいます。

 一方で、既知の作品をもう一度みかえすことは、手っ取り早く高揚感を覚えるための楽な手段だと思います。なんといっても、一度見たことがある作品は、頭が楽しみ方を覚えています。うろ覚えだった話の展開が線となって繋がっていく瞬間はとても気持ちが良いものです。たしかに、新鮮味という面では初見の作品に一歩劣るかもしれませんが、既知の作品を消費するうえでのコスパの良さは代えがたいものだと思います。

 自分が新規開拓を苦手とする人間だからこそ、新しいものを積極的に取り入れることができる人間は凄いと感じます。演劇においても、古い考えに囚われてばかりではよい作品は生み出せないということを頭では理解しています。様々なコンテンツに触れ、刺激を受けることは、コンテンツを生み出す者にとって非常に有意義なことです。

 ですから、私の新年の抱負は「読書や映画鑑賞の機会を増やし、より文化的な生活を送る」ということにします。ですが、しばらくは仕込みやらレポートやらゲームやらで忙しいので、また今度生活に余裕ができたら実行にうつしたいです。うつせたらいいな。

 

 来週末は冬公演本番です。まだまだ寒い日が続きますが、お越しいただけると幸いです。

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格付け必要か

2023-01-05 23:55:53 | 2022年度冬公演

 2回生の宮本優希です。衣装小道具、情報宣伝を担当しています。

 お正月に格付け番組(再放送、去年も見た)を見ていました。様々な分野で、よりレベルの高いもの、高価なものを芸能人が当てるという趣旨の番組です。高価なものを当てれば芸能人として一流で、はずすほどに芸能人ランクが下がっていくシステムなのですが、感覚が肥えていることがいいとは限らないよな〜と考えていました。
 よく稼いでそうな芸能人でも、高価な牛肉を当てるクイズでカエルの肉を選択していたし良し悪しはそんなもんかなとも思います。良いものをどんどん知っていくほど幸せの基準が上がってしまいそうです。結果的に幸せになれるかはわからない(特にお金ない場合、、)ので難しいところですね。
まあほどほどに安い飯を食べて、特別な時に良いものを食べて幸せになりたい!!!!です。

以上最近の所感でした。
冬公演、ぜひお楽しみください。

 

 

 

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リツゲイ海賊団、出航!

2023-01-03 20:38:48 | 稽古場日誌

皆様、新年あけましておめでとうございます。
そして、挨拶が遅れまして申し訳ありません。当劇団の新団長になりました、法学部2回生の青木キャプテンです。
変なタイトルで本当に申し訳ありません。

気づけばもう2023年となりました。個人的にはすごく早い1年に感じました...。今でも2回生初めの「ドイツ語の副専攻取ろうかな~」というつぶやきが聞こえてくるほどです。去年を振り返ると、役者に挑戦してみたり、照明を自分なりに工夫してみたりと、自分が本格的にリツゲイに関わった年であり、一番リツゲイに力を入れた年だなと改めて実感してます。

さて、本日は少し遅め(?)の初詣に行ってきました。雰囲気も変わらず、何度行ってもよい雰囲気の境内ですが、なんと自分のいつも引いていたおみくじがなくなっていました( ノД`)…
改めて引いたおみくじはお見事大吉今年は学業も恋愛も期待できそうです。
(このおみくじパワーとともに、)私たちの代のリツゲイが大波に乗れるようもっと盛り上げていきます!
ぜひ次の冬公演そして、新歓公演からのリツゲイに是非ご期待ください!
皆様のご来場心よりお待ちしております。

それでは、良い一年になりますように!



☃冬公演の情報は以下当劇団公式Twitterよりご覧ください(^^♪
https://twitter.com/ritsugei/status/1603759648364204032?s=20&t=vO9ljVOhCyoI-cIebKXi_g


当劇団が2度目の取材を受けました。現在卒団された3回生とのインタビューになります。
ぜひご覧ください✨↓
https://gakusei-engeki.kyoto-np.jp/archives/652
(団長選出の裏話があったりなかったり...)

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明けました!!!!

2023-01-01 18:18:38 | 稽古場日誌

皆さん!新年明けまして!おめでとうございます!一回生の石井です。

随分前から担当の方から投稿しろと言われてたのをすっかりすっぽかしてしまいました。本当にごめんなさい。年末はバイトが忙しかったから許して...

今回私は演劇人生の中で初めて役者に初挑戦させて頂きます。なんと老女ですよ老女。おばあちゃんです。 性別も違うし世代も違うし、演じるって難しいですね。声を張り上げようとしても声色を維持しなくちゃいけない。なかなかの難題ですね。バイトで声は出してるつもりなのですが、声色を変えながらだと全くの別問題と感じています。今回も全力全開で行かせてもらいますので、どうか生暖かい目で見てくれれば幸いです。

では舞台でお会いしましょう!

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