アレが欲しい

夕食の準備の後、整骨院に。

今日、鍼灸師さんが戻ってきていた。

「りあらさん。敢えて言わせていただきます」
「はい」
「髪、短く切りましたね」
「はい。でも知ってたでしょ？」
「まぁ・・・。この前、切るっておっしゃってたから・・・」
「ふふふ」

遠慮気味に服を上げて、背中に鍼を打つ。
・・・やっぱり気を遣っているんかな？？


診察室にて、また皮内鍼を貼り替えてもらう。

「貯まったね～（現在９枚）」
「なんか、先生、うれしそうね。貼ってるのは先生やん」
「こんなん見ると、少林寺の坊さんの頭を思い出すけどさー」
「は？？」
「少林寺の坊さんと、少林寺拳法って、同じ発祥なんやろうか？ねぇ、知らん？？」
「・・・・」


・・・・・知るかよっ！

って言うか、なんで私に訊くかな～？
質問する相手、間違えてないかい？？

そもそも、人の背中・・・仮にも私は女性だよ？
そんな発想するなよ・・・。

別にいいけどさー。



そんな私は、今、欲しいモノがある。
「必要なモノ」ではなく「欲しいモノ」。

「今ね、欲しいモノがあるんよ」
「なん？」
「天井に明かりを照らしたらさ、水面が出てくるヤツ」
「・・・ふーん」
「５０００円ぐらいやったかなぁ？？」
「じゃぁ、買えば？」


・・・・そう簡単に言わんでくれ・・・。

ちなみに私が欲しいのが、こんなやつ。


全然話は変わるが、自分がどんな状態で皮内鍼が貼られているのか、写真に撮ってみたのはいいが・・・。

私、背中（に限ったことではないが）、毛深いな・・・orz
毎回、あんなもの、さらしてんだ・・・。


・・・うわ・・・・。

・・・ごめん・・・。

キウイ生産者交流会

曇り。
今日は、以前から計画をしていた「キウイ生産者交流会」の日だ。
肌寒く、天気もどうなるかと思ったのだが、幸い午前中は雨も降らず、時折晴れ間も見えた。

ブルーシートやらその他諸々を持って、集合場所に。
委員長と参加者と合流し、先にバスに乗っていた地域委員さんと事務局とも合流。

バスの中で自己紹介やらお気に入りの商品を参加者同士で教え合ったりで、それぞれ盛り上がる。

私は私で、髪を切ったことを指摘されて・・・。

「りあらさん、かわいくなったねー」

って、私、いったい・・・。

「りあらさんより若いのに、『かわいい』なんて言ってしまって」

・・・いや、いいよ、慣れてるから・・・。



今回、訪問した生産者は「ＪＡ若宮」だ。
ウチの生協のキウイの生産者の一つなのだが、初めてキウイ畑を見たとき、この規模に圧倒された。

「わーーー、すごい！！」
「キウイが実っているとこ、初めて見た－」

たくさんの歓声が上がる。

それぞれ、収穫体験をし、生産者と交流。

いろんな質問が飛び交い、生産者が答えていく。
無農薬、除草剤を使用しない、使用しても極力抑える・・・様々な苦労話やら、キウイの特徴など、丁寧に答えて下さった。

キウイには、雄の木と雌の木があり、受粉させないと実ができない。
また、蔓のように枝が伸び、ぶどうのように「棚」を作り、蔓を這わせている。
伸びた枝から先に、次のキウイができること、枝の剪定の仕方など、初めて聞くことも多くて、参加者は熱心にメモを取っていた。


こういった交流会も、たびたび出かけているが、その都度に新しい発見があり、語る言葉ができる。

実際に体験した人の言葉は、少なからず自分の身になり、一つの知識になる。


昼、時間になり、交流会も無事に終了。


それぞれの集合場所に戻り、解散。



店舗に寄って買い物をした。

「こんにちは。お疲れ様です」
「りあらさん、どちらから来られているの？」
「飯塚です」
「わー、遠いですね－」
「はい。でも、だいぶ慣れましたし、委員さんが頑張って活動していることが、私には大きな励みです」

「・・・なんでこんなことしてるんだろうって、思いません？」
「・・・はい」


ああ、見透かされているね。

さすがに大先輩・・・。

「でも、きつくても、苦労しても、大変でも、絶対に自分自身に還ってくるから」
「・・・はい」


そう。

無駄じゃない。

きついけど、乗り越えられるんだって、そう思おう。


その先にあるものは、今の私には見えないけれど・・・・。