晴れ、ときどき虹。

yaplog!から移行しました。

服で隠す

2009-11-20 23:50:56 | 腰痛日記
夕食の準備の後、整骨院に行く。
もうね、すっかり日課になっちゃって。

鍼を打つのは若い先生。

「りあらさん、いっぱい貼られてますねぇ・・・(皮内鍼)」
「あーー、いくつあります?」
「12個です」
「12個!?」

・・・・絶対に人前で「裸」になれないし。

もっとも、裸になるようなことなんてないけどね。
少なくとも、温泉やプールには行けないな。


今日はまた別の検査をされたのだが・・・。

なんだか相当悪いみたいで、院長も「う~~ん」と黙り込んでしまった。

私の横に立ち、身体をこすっていく。

胸と背中を押さえられ、ゴシゴシと服の上からこするのだが、かなり強くてふらつく。
普段の治療も、こうやってこすられているのだが(若いスタッフから)、院長は強すぎて、一瞬戸惑う。

・・・どんな顔してこすってるんだよ??

ちらっと院長を見るが、身長差がありすぎて(約25cm)院長の胸元しか視線に入らない。
顔を上げると、目があった。

「・・・強い・・・」
「え??これが普通なの!!今までが弱すぎるっ!」

あ~~もう、至近距離で上から話しかけられると、怒られているような気分に・・・orz


その後、反応が悪い箇所に、膏薬を貼ってもらう。

「これ、剥がさないようにね」
「はい」
「ちょっと、前開けて・・・」

着ていたシャツのボタンを開けて、胸の上(だから乳房ではない)3カ所に貼られる。

「後ろ向いて」

背中にも、上から下から3カ所貼られる。


「あ~あ、人前で裸になれん。まぁ、なることないだろうけど」
「うん」

・・・「うん」って、これ貼ったの、全部先生だよ??

足にもテーピングが施されているし、服を脱いだ私は、大げさだが「満身創痍」に近い状態だろう。

余談だが、「慣れ」と言うこともあるだろう、先生の前で肌を出すのは、そんなに抵抗はない。
治療だし、私は割り切っているから。




自宅に戻り、鏡の前で服を脱いでみる。

・・・う~~ん・・・

・・・絶対に温泉には行けない・・・行く予定、ないけどさ・・・。


「剥がさないでね」と言われていたにもかかわらず、風呂に入って身体を洗ったら、2枚剥がれてしまった。

あ~あ。






命を食べている

2009-11-20 23:47:25 | 日常生活
晴れ。
今日は、毎月恒例の機関会議。
9時半に会場入りし、テーブルを用意したり、資料を並べたり。

この時期なのか、子どもさんのインフルエンザやら学級閉鎖やらで欠席が多く、いつもよりも“こじんまり”とした感じに。

一連の秋のこと、その後に控えている「地域組合員総会」の件で、かなり時間を取られるが、参加していた人さえも、子どものお迎えの時間やらで途中帰宅し、会議自体は15時半ぐらいに終了したが、報告事項は残ったまま資料のみを読んでおく状態に。

その中で、酪農生産者との交流会の報告があったが、話を聞いている途中でなんだか胸が詰まりそうになった。

組合員からの質問で「牛に名前をつけたりすのですか?」という事項があった。

生産者は・・・。
「どの牛にも、愛情を持って接している。牛は人にも懐くし、仔牛の時は私たち(生産者)の後をついてきたり、本当にかわいい。
でも、愛情を込めた牛を2~3年で出荷しなくてはならない。
その時は、牛にほおずりをし、涙が出てくる・・・・」
とのことだった・・・。

出荷された牛は・・・。

(とさつ)されて、部位別に肉になり、パックされて・・・そして私たちの手元にいく。

私たちは、その「パックされたお肉」しか知らないが、その「パックのお肉」は、紛れもなく「ここに生きていた命」があった証である。


私たちは、その命をいただいて、自らの命を繋いでいる。

常々、頭の中ではぼんやりと考えてはいるのだが、改めてその事実の大きさに、牛や豚、鶏や魚、その他のたくさんの命に感謝の念でいっぱいになる。

「いただきます」
「ごちそうさま」

この言葉が重く、そして尊いものであることに、私たちはきちんと向かい合っていかなければならない。



会議終了後、一旦支部に戻り、残った仕事をこなす。
自宅に戻ると18時半。


会議でのこと思いだし、時折涙が出てくる。


そしてふと・・・今週、すき焼き肉を買っちゃったよ・・・大事に食べよう・・・・と。