おいし~い信州の暮らし

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小捕り(トリ?)物劇

2013年06月18日 | そのほか日々徒然
昨日昼間・・キッチンで食器を洗っていたら、隣の部屋からチーチーチーっ!!!とけたたましい鳥の声が。
いやこれは声が近すぎると思い部屋を覗くと・・レジ袋の中からひょっこりと顔を出した1羽の鳥と、目が合った。

急いで2階にいたオーナーを呼びに行き、またその部屋に駆けつけると・・



袋からチョンチョンと出てきた雛ドリ。
と・・とにかく捕まえなくちゃと、じたばたするのをとりあえず捕獲。あまりの可愛さにきゃ~とホレボレ



くちばしの様子から、親鳥が巣にもどると大きく口を開けるあの感じを連想させ、巣立ち直前の雛のようだった。ホオジロの雛かな?と思った。まだ飛べない感じだったので、とりあえず新聞紙を入れて穴を開けた紙箱に入れようとしたところ、またまた逃げ出し、二つ並んだ大きな冷蔵庫の後ろに入ってしまった。これはマズイとばかりに、二人で雛を押しつぶさない様に、自分たちが重い冷蔵庫に押しつぶされそうになりながら大捕り物劇の末、何とか2度目の捕獲。今度は網のカゴに入れました。

さて・・たしか、野生動物は勝手に保護して飼ってはいけないはず。それでも巣に戻せない以上、このまま外に放り出すわけにもいかず、悩みながら餌などに関するサイトなど覗いてみた。二人の中では、虫などちょっと与えて飛べるようになったら放てばいいかなって考えていた。林野庁に届けて・・なんて書いてあるけど、野生動物あふれるこんな山の中、それはちょっと面倒くさいななんて考えていました。

ふと、オーナーが「親鳥が迎えにくることもあるかも」という記述を見つけ、試しにカゴごと庭に置いてみた。



ほどなく、ギャーギャーと声がし、外をみると庭木の上に3~4羽のシジュウカラがパタパタしている。



つがいと・・先に巣立った兄弟たちかな・・?
ほ、本当に来たっ!!

最終的には2羽のつがいが雛と大きな声で呼び合い、「パパ~!ママ~!」と叫んでいるかのよう。これはすぐに返してあげなきゃ。となった。
「バイバイ」と声をかけ、ふたを外すと急いで雛は地面をじたばたしながら庭木の下に向かって転がって行った。シジュウカラ達は人間もみている為か、地面には降りようとせず、とっさに虫をくちばしに挟み、こっちだよ、こっちだよ、と誘いながら草むらに入って行った雛を追いかけて行った・・。

この後どうなったのかは分かりません・・。
自然界では飛び立てない雛もいる中で、人間が介助してあげてもどうなのかとも感じるし、
でも親が迎えに来なければ介助していただろうし、、
色々考えさせられましたが、親鳥が迎えに来たというのは感動的でした。

ところで・・始めに私が雛を見つけた部屋にて。
雛はどこからやってきたのでしょう?と見まわした。網戸はきっちりと閉まっていたので、外からは入れないはず。
おそらく、



雛は、このちょっと開いた天袋から落ちてきた。と思っています。
オーナーには否定されましたが。この山の中で築30年以上の建物。時に野生動物が屋根裏を元気に走ったりする音を聞いたりします
なによりも・・山の鳥が、カンカンカンっと大工よろしく軒下に穴を開けているのを、何回も見ており・・

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