昼夜を問わず我が家には鈴虫の音色が響き渡る。２日前、母が知り合いの人に頂いたのだが、私が想像していた鈴虫と現物は違っていたのには驚いた。昆虫図鑑を見なくなってからと言うもの、長い何月が流れている。私がずっと「鈴虫」だと信じていたのは何者なのだ。三日前に玄関掃除で見つけた黒い小さな虫。「おっ！こんなところに鈴虫が・・・」と感激していたのに。「こんなところでは切ないだろう」と庭先に逃がしてやったばかりなのだ。
何処で記憶が交錯したのだろう。はたまた図鑑が間違っていたのか。今となってはどうでも良いが、本物の鈴虫を見たのは何十年ぶりだろう。思い起こせば、かぶと虫やくわがた、蝉捕り、とんぼ等は捕まえたが、鈴虫捕りなんてした記憶がない。だいぶ前のことだが、鈴虫やキリギリスを飼うのが流行った事がある。私が中学生の頃だったろうか、記憶がさだかではないが。なんせ、親戚で飼っていたのを見て以来だから、記憶が飛ぶのも当然なのかもしれない。でも、これが鈴虫なんて納得出来ないのだが、鳴き声で判断するしかないのだけれど。
我が家に鈴虫が来る前に鳴いていたあの黒い小さな虫。鳴き声が完璧に「鈴虫だ」と思っていたのに残念だ。本物を聞く前までは何の疑いも持たなかった。でも、似ていると言えば似ているのだ。５０才を迎えるにあたり、耳までおかしくなってきたか・・・。
まさか、物まねを聞いているとは思わなかったな～。まさに、テレビのものまね紅白歌合戦じゃないけれど、ご本人が登場してビックリと言うことか。
今朝も６時４５分起床、あの黒い小さな虫の正体を是非とも突きとめねば・・・・。
