好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

漫画版「逆転裁判 その『真実』、異議あり!」雑感。(その2)

2017-10-11 | 逆転裁判・逆転検事
【美人弁護士殺人事件】(『逆転姉妹』)
・当然ながら、この事件も4月。
・千尋の電話を聞く人物(=小中だが顔は見えない)。赤ワイン飲みながら。
・小中の盗聴用ヘッドホン。トノサマンのデザイン。
・御剣の法廷での様子が描写される。
・千尋も「ナルホドくん」呼び(カタカナ)。
 矢張を(「ヤッパリさん」でなく)「矢張くん」と正しく呼んでる。
・千尋が殺される場面カット。
・梅世の通報する姿の描写ナシ。
・イトノコさんの見る領収書の表面。「ANTIQUE」の字。
・ただし、この作中において、誰も「イトノコ」と呼んでない
 モブ刑事も成歩堂も、「糸鋸」と正しく呼称。
 御剣だけが正しく呼んでるって設定が崩れた。

《第3話》
・真宵、携帯電話は失くしたとの事。(原作では警察に押収される)
・星影のいるビルがでかい。
・星影、(真宵からの)成歩堂の依頼を、一度は快諾→小中から電話で急変。
 (この場面で小中の顔が出る)
・上級検事局の外観。……「検事局」に階級があるの?
・紅茶片手に佇む御剣。
・成歩堂、観葉植物(恐らくチャーリーくん)の鉢の隙間から真宵の電話機を見つける。
・ホテルで梅世とは声での会話のみ。
・ドライバーがデコられてる。テーブルに置いてある。引き出しに刺さってない。
・ベッドの下にカフスボタン、の描写。これ即ち、ボーイの尺が完全に消された瞬間。
・うっかり倒したゴミ箱から盗聴器発見→成り行きで部屋から持ち出す。
 つまり、この版での成歩堂は、盗みの罪を犯してない事になる。
・成歩堂の回想に「給食費泥棒」の語が登場。
・成歩堂、雨に打たれ、桜の花びらを肩に付けて留置所へ。前髪もほつれてる。
・成歩堂の手帳。40ヶ所の法律事務所を回り、2ヶ所から依頼を取り付ける。
 因みに受けてくれたのは、伊藤事務所と松本法律事務所。
・成歩堂と真宵、同時に依頼を申し出る。


《第4話》
・法廷にて。御剣の言い回しを真似する梅世。
・「あの会話が残っていたなんて」(by梅世)。
 謎解きの基本のキ。指示語の「あの」と「その」の違いは大きい。
・VSボーイ全カットにつき、御剣の白目もお預け。

漫画版「逆転裁判 その『真実』、異議あり!」雑感。(その1)

2017-10-10 | 逆転裁判・逆転検事
※第3巻まで一気に精読、読了につき、連日に更新する可能性あります。※

第1巻『はじめての逆転』

・Vジャンプ版の場合、第1巻全体のタイトルが「はじめての逆転」となっている。
 事件ごとのタイトルは、解決時のラストシーンで登場する。

【モデル殺人事件】(『初めての逆転』)
《第1話》
・1ページ目、成歩堂の「オレ」発言に、ぶん殴られる衝撃が。
 思い出した。このコマを目にして、いったん読むの止めたんだ。
・と言いますか、そもそも、“あの”弁護士バッジを失くすか?
 サーカスで盗られただけでも血相かえて猿と戦ったほどなのに。
・「ぼく」でなく「ボク」が基本か……。
・自転車抱えてアパートの階段下りる。チャリ通。
 ビジネスバッグは背負うスタイル。
・親切にしようとしたら、猜疑心の強い人に疑われる。
 最適解は、和菓子屋の店員に事情を説明し、後は和菓子屋に任せる、辺りだっただろう。
・交通事故を目撃して、よく途中で抜け出せたな……。
 (我が経験だと一日仕事になるよ)
・開廷前に、学級裁判の回想が登場。
・法廷記録の内容は、法廷内のモニターに表示される。
 そのモニター画像はゲーム画面そのままと思われる。
・Rボタン関連の漫才は全カット。寂しいけれど、やむを得ないか。
・「旅行先の写真」は良改変。ラストにも映える。
・「2時」と「4時」。ゲームプレイ当時、あからさま過ぎて見落とした思い出。
・被告人席は、傍聴席とほぼ同じ位置にある模様。
・開き直られた山野を前に、また学級裁判の回想。
・千尋による「笑いなさい」の忠告。

《第2話》
・カツラは飛んだ。投げるのはナシ。
・矢張が「ナルホド」呼びしてる……。
・綾里法律事務所はビル3F。1Fには「Too」と看板が。
・裁判所と法律事務所は至近距離(徒歩圏内)にある。
・なお、作中時期は4月。

『逆転裁判6』事件0。

2017-10-04 | 逆転裁判・逆転検事
『逆転空港』(by高瀬美恵)、読了。

この作家さんに公式本編(ゲーム)の事件を書いてほしい、と切に願う。

正直な話、今の自分は「裁判5」関連の世界観にも抵抗感が強くなっている。
あまり近づきたくない。
なのに、悔しくも嬉しくも、先を読みたくなる。そして笑ってしまう。
成歩堂所長の心の声(ツッコミ)も、なかなかに冴えている。
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年齢がさっぱり分からないけど、たぶん三十歳から百歳までの間のどこかだろう。
----------------------------------------------------------------------……
……なんて辺りが印象に残ってる。

なお、成歩堂所長の対戦検事は響也。
そう、響也ファンなら読んで損はない。
法廷で活躍する彼を見れます。
あと、(電話のみだけど)真宵も出ます。きちんと魅せます。

純粋にミステリとしても楽しめた。
今作でも、序盤で撒かれた伏線たちは終盤で美しく回収される。
「意外な犯人」と「意外な凶器」が、鮮やかに浮かび上がる。

何度でも述べる。
この高瀬美恵氏に、裁判1~3の世界観で書いてほしい。惚れた。

もっと言うと……
「作家買い」させて頂く事も視野に入れております。
まずは『魔女の戴冠』シリーズを手に入れる。楽しみ。

それでは。また次回。

決意表明という名の先延ばs

2017-09-29 | 逆転裁判・逆転検事
当ブログ閲覧者様方には、『逆転裁判6』の我がプレイ記録を
お待ちの方が少なくないようで。

そんな私の前には今、『逆裁6』のみならず、

『大逆転裁判2』に、
『逆転空港』に、
それから『Vジャンプ版逆転裁判(全3巻)』
そして先日、『時間旅行者の逆転』までが加わって並んでいる。

お恥ずかしい限りだが、ことごとく「積ん読」のままである。

更にお恥ずかしい限りだが、実はVジャンプとミステリマガジンそのものもまた、
「積ん読」状態で部屋にある。
……書籍化されない危険性も考慮してたのです……。

恐らく今の自分にとっての逆裁は、やっぱりGBA版時代で止まっているのかもしれない。
世の現状にあまり興味が湧かない。
カプコンバーへの気持ちも未だ複雑なままだし。

けれど、このまま全部過去にするのもまた嫌だったりする自分がいる。
少しずつ少しずつ、気合と共に「積ん読」を切り崩していきたい……という、
決意表明という名の先延ばsを、今日の日記とする。

それでは。また次回。

夏の週末・その2。

2017-08-25 | 逆転裁判・逆転検事
書きそびれていた話題。
8月半ば、前回から約1年半ぶりのカプコンバーへ、独り突撃してきました。(日曜11:00入店)

前の日記に書いた貴重な友が、カプコンバーにも興味を持ってくれたため、
今の店の雰囲気がどうなってるか、
何よりブレインケーキが健在か(公式サイトに載ってない)を確かめたくて。

端的に言えば、「飲めない店」ではなくなった。
テキーラやスコッチといった、濃い酒があるのがとにかく嬉しい。
提供の早さも格段にスピードアップ。デザートも頼んだら即時に出される。
考えるに、下ごしらえの段取りが上手くなったのだろう。
証拠として、(サラダや刺身など)生ものの料理がほぼゼロになってるし。

逆に。店員のサービスは、著しく低下。
メニューごとのキャラ台詞が絶滅したのは受け入れよう。だがしかし。
入店時の注意事項説明、女性店員の早口を聞き取れず、
うっかり注文でミスしたら「だから言ったじゃないですか~」言われた。
まさかの、店員から客へのダメ出しである。
その上、我がカウンター席の右隣にいた男性コンビと話す男性店員が、
響也の設定を、知ったかぶりして間違えてた
接客業を知る私としては二例とも、断じてあってはならない部類。

こりゃ終わったな……と苦い顔をしてる私に、
前述した右隣の人たちが気づいたようで。逆裁ネタを尋ねてくれた。
で、それがきっかけで、全く初対面の人たちと意気投合という希有な体験。
お裾分けしていただいた、モンハンのこんがり肉、
誠においしゅうございました。私は忘れませんとも絶対に。

……店員さんらは、あのお客様たちに感謝した方が良いですよ。マジで。

それでは。また次回。

倉院の里 異聞

2017-08-18 | 逆転裁判・逆転検事
遥か古(いにしえ)、倉院の里の娘が、森に迷った際、白銀の毛並みをした虎を見た。
虎の傍らには、赤子が安らかに眠っていた。
虎は民に気づいてか、静かに歩み去った。
残された赤子は目を開くと、娘を見て凛と立ち、人差し指を掲げ、御言葉を宣うた。
「とわにつながるわをぬけよ。よはなべてうつろなり」
娘は赤子の差す道に従い、無事に里に戻った。

これがキョウコ様の縁起である。
キョウコなる御名前は、キョウコ様自らが名乗ったとされる。
名の由来は今もって不明である。
「供子」という漢字は後世の当て字であり、古文書には「境子」や「鏡子」という表記も存在する。
キョウコ様の正確な御姿も、また不明である。
記録者ごとに、その描写が大幅に異なっているためだ。
性別不明という記述すらあるが、流石にこれは誇張だろう。

キョウコ様は、里の岩座(いわくら)を聖域として祀った後、民を長きに渡って導いた。
キョウコ様は、その御身に秘める莫大な霊力の下、
あらゆる可能性、「~かもしれない世界」を引き寄せていた。
故に、御姿を自在に変える他、過去や未来を言い当てるなど、数々の奇蹟を起こしている。
我々に流れている霊媒道の血は、実はそれら奇蹟の一端に過ぎない。

キョウコ様の最期については、典型的な英雄譚が一つ残されている。
ある時、キョウコ様は、流れ着いた旅人に、
「明日、恐ろしい龍が里を襲う。その龍をあなたに討ち取ってほしい」と申し出た。
翌日、キョウコ様のお告げ通り、角と翼を持つ大きな龍が現れた。
旅人は、キョウコ様の御祈りを受けた神器(七支刀)により、龍の首を斬った。
が、キョウコ様もまた御力尽き、果てたのだという。

ここで疑問となるのは、あらゆる可能性を引き寄せるキョウコ様なら、
旅人の力を借りずとも龍を倒せたのではという点だ。
もっと言えば、龍そのものが現れないようにする事も出来たはずだ。
もっとも、このような矛盾点は、古史において珍しくなく、
前述した英雄譚は、キョウコ様の神秘性を高める創作の例と考えるべきだろう。
さて、ならば如何なる真相があったのか。
其の答えに至るのも、後の代に課せられた道である。

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自分なりに倉院の里の歴史を創ってみたくて書いてみた。
『ひぐらし』の言祝し編みたいな趣で、いつか形にしてみたい。

それでは。また次回。

持つべきものは理解ある友。

2017-08-13 | 逆転裁判・逆転検事
今年頭、15周年特別法廷に付き合ってくれた友人は、
順調に本編に興味を持ってくれている。
私の貸した第1作(GBA版)を、約4ヶ月でめでたくクリア。
以下、彼女が人生初のゲームプレイで、私に言ってくれた名言集。

第1話『初めての逆転』:
「やってみたら、『有罪』って出て終わったよ。これでいいの?」
(↑やりきった笑顔で)
「最初からやり直すなんて大変……。え、セーブって何?」

第2話『逆転姉妹』:
「何かマヨイちゃん可哀想」(←何度も言ってた)
「Rボタンで全部やっても話が進まない。……Lボタン? 毎回押さなきゃダメ?」

第3話『逆転のトノサマン』:
「けっこう真面目な話だと思ってたのに。何なの、コレ何なの!?」
「あのオバチャン、ウチの姑と凄い似てる!」
「トノサマンのカードが無い! どこにも無い。
お参り? あぁーそうか、ウチの姑もそういう事気にするわそうだわ」

第4話『逆転、そしてサヨナラ』:
「狩魔に勝てない、ナツミに何を言っても『異議あり』言われて進まない!
……えー、負けなきゃいけないの? それで話が進むの? やだ」
「ヒョッシーってどこにいるの? 矢張? ボンベ?
うん見せたよ。答えてくれたから仕舞ったよ」
「御剣、殺してないのに、自分が悪いって……誰かをかばったりしてるのかなあ」

御剣の自罰的性格まで察してくれて、私としては感涙ものの4ヶ月だった。
オタク趣味を明かせる友人は本当に貴重です。この場で感謝の記。

それでは。また次回。

今年のGW報告・後編。

2017-05-15 | 逆転裁判・逆転検事
昨日の日記の続き。

5/6(土)。上野文化会館へ、逆転裁判15周年記念オーケストラコンサートへ行ってきた話。
もう1週間以上過ぎてる話題だが、タイムラインなんて当方には関係ない。
当ブログにリアルタイム投稿はあり得ない(苦笑)。

もっとも、感想をupするのをためらった事には理由がある。
今の自分には、語れる話題に乏しいためだ。
私がゲームプレイで聞き知っているのは、
裁判1~5、検事1、レイ逆、の計7作品。
その一方、検事2、大逆、裁判6は完全にミュートプレイ。
全10作品中3作品、3割の曲を知らないのだ。

故に今回は、(特別傍聴席でなく)普通のS席を取りまして。
より純粋にオーケストラ演奏に深く浸った。
前回のコンサートと違って、新規の動画が流れなかった事は、ある種の幸いだった。

驚かされたのは、やはりゲストによるトークの段。
近藤孝行氏as成歩堂と、竹本英史氏as御剣のコンビは、
ご本人たちの言われる通り、カンゼンにキャラと一体化していた。
妙な言い方になるが、本来は架空であるはずの彼らは、
オヤシロさまのように、ベアトリーチェのように、間違いなく、“い”る。
何があっても、いつまでも。

コンサートの詳しいレポートは、後日サイトに載せる予定。
気長にお待ち頂きたく。
時代錯誤(アナクロニズム)なテキストのみの世界を、私はこれからも続けます。

それでは。また次回。
(追記。サイトに載せたレポートはこちら)

『逆転裁判6』プレイ凍結中。

2017-02-20 | 逆転裁判・逆転検事
実は、『逆転裁判6』の我がプレイ、年明けから放置中。
第1話で無音&未読スキップを始め、第3話で暗雲を感じ、
第4話で首を傾げ、第5話の探偵パート2回目で止まり、今に至る。
今の制作陣の感性と、自分のそれが、どうにもこうにも噛み合わない。

・絵空事(ファンタジー)すぎる某王国
「人権剥奪される宗教裁判がまかり通ってるカルト独裁国家が、
(観光客を受け入れるなど)国際的に認められている」という大矛盾。
せめて、一度入国したら帰れない秘境なら、
どんな荒唐無稽にも耐えたが、あの気軽な往復ぶりで台無し。
他にも、ヤクと生きる山岳民族なのに海の生魚を食べてるなど、
整合性が投げ捨てられてるようなレベルで崩壊している。
そもそも「Klein(クライン)」ってドイツ語だし……。

・アイディアの枯渇
「身内を人質に取られて裁判」ネタ。
「裁判2」「検事2」「裁判6」、とうとう三番煎じ。飽きた。

・パートボイス
スキップ出来ない台詞にはボイスが付いていると後で知る。
傍聴人の野次もボイス付きと聞いてから、音声ONする勇気が出ない。
そもそもゲームにボイスは最低限と思ってる私としては、この点は致命傷。

……もし、この路線が続くのなら。
『コナン』のように決別する時が来るかもしれないな……。

それでは。また次回。

カーテンコールは終わらない……!

2017-01-23 | 逆転裁判・逆転検事
昨日1/22(日)。
舞浜アンフィシアターでの「逆転裁判15周年特別法廷」(昼の部)へ行ってきて。
ふわふわ&興奮した気持ちで1日経った。

お笑い芸人の「アメリカサリガニ」さん、お二人の司会の下、全ジャンルのステージ発表。

1~3ベースの特別法廷→4~6ベースの特別法廷→
舞台版逆転検事のコメンタリー→大逆転裁判の朗読ドラマ→
出演者たちによるゲームコーナー(某クイズバラエティ番組的アレ)→
岩垂氏率いるバンド「ジャスティス」のミニコンサート→江城氏からの告知

……と、続きに続いた約2時間半。
そんな宴の日から1日経っても、頭の中で拍手が鳴りやまない。
自分の中で、カーテンコールが終わらない。
今は早速、サイトへの私的レポートをまとめてる最中だ。

なお、付き合ってくれた友人には、ジョイポリス版とVジャンプ版で予習してもらっていた。
それで、その友人が、近藤氏の声を覚えたという収穫。(話し方上手い人って言ってくれた)
なので後日、ゲーム本編も改めて薦めてみようと計画中。
ジョイポリス版を独力で解けたくらいだから、
先日の人のような(投げ出して文句言う)事件は起こらないと思うけど……。

ともあれ、この度のイベントは、私の中で一つの大きな「区切り」になった。
『逆転裁判』という作品に出会えた事そのものに、心からの感謝を。
これからもずっと、この題名が世に残りますように……!

それでは。また次回。