▶これでなんとか7合目
クレマチス
5月29日、再校原稿が届きました。初校はたくさんの書き込みをしたので本当に読みにくくなってしまいました。公文さんにも石井さんにも、さぞ読みにくいだろうと同情したくなるほどごちゃごちゃさせてしまって申し訳ない思いでしたが、今回の再校原稿は相当すっきりして直しも大分はかどりました。そして、今日、6月5日、何とか全体をもう一度通して見直し、写真のカラーについての注文も入れて送り返しました。前回よりははかどったと思っていましたが、やはり正味1週間はかかるものなのですね。
カラーについては、驚きの発見がありました。
何と、昼間見るのと夜見るのとでは色が違うのですね。同じ白も、昼間はしっかり白く見えるのに、夜はややアイボリーに見えてくるのです。前回も色調整に配色カードを使って大体この色合いでと書いたのでしたが、そのカードを基準にと思っているのにW(白)が夜は白に見えないのですから。3月末に見本を作って送ったときに、「今回は大分思っていた色合いに近づけて印刷できたなぁ」と思っていたにもかかわらず、今回色のすり合わせのために送り返してもらった色見本を見直したら、「あれ? 何でこれでOKと思ったのかしら?」と不思議に思うことが何度もありました。「この色で良いです、これを見本に印刷も出してください」という写真には自分で☆印をつけておいたのでしたが、一致しないのです。でも夜になると良い感じに見えるので、これは日光の下で見るか、照明の下で見るかによる違いなのだなと初めて認識しました。多分、昼間見てもお天気によっても見え方が違うのだろうと推察できます。このところわりと好天が続いているので、写真も明るくきれいに見えていたかもしれません。あまりこだわっていたらきりがないものだということもわかりました。
ただ、文字情報とデザインを確かめるための初稿、再校原稿ではありましたが、やはり全体的に赤みがかった写真が多かったので(これはまだ印刷会社の印刷ではないから本当の検討には使わないで欲しいと言われているものでしたが)、この赤みが取れていたらずいぶんイメージに近いんだけどなぁ…と思うことしきりでした。次回は試し刷りが出てきます。文章や情報の頁は大分整ってきたのでもう8合目まで来た感じがありますが、写真は今度色見本が出てきたら5合目ぐらいになるのかなと思っています。でも神経をずいぶん使って再校を終えたので、全体をまとめると7合目というところでしょうか。一歩一歩進んでいるという感じです。
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