リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

235. リーメンシュナイダー写真集 第四巻の色校正に行ってきました。

2020年10月17日 | 日記

▶第四巻『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』に載せなかった画像から。

 


ウルム大聖堂 聖堂内陣席の彫刻より 
  ミヒェル・エーアハルト 1469~1474

 

▶第四巻『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』の色校正に行ってきました。

 10月13日の火曜日に丸善プラネットの白石好男さんと富士美術印刷さんに出向き、色校正をしてきました。加藤陽子さん、大塚欣也さんとの話しあいも絵葉書作成時を含めて5~6回になるでしょうか。大分私のことばで意図するところを理解していただけるようになったので、家に届いた校正紙に書き込んだメモに対応してくださった結果のプルーフを拝見しても、「ここはちょっと変えて欲しい」と思ったのは2箇所だけでした。文言の修正箇所も打ち出してくださっていたので、白石さんは全体構成を重点的に、私は前回送ったときのメモを重点的にチェックし、記憶している限りでは全部修正されていることがわかりました。ただ、修正箇所が多かった作品一覧等は全部覚えてはいなかったので、PDFを家に送ってもらうようお願いして帰宅しました。帰り道、この半年間の重く、しんどかった気分が晴れた空に溶けていくような開放感を味わいました。コロナにかかったら、そして重症になって命を落とすことになったら、この本はどうなるのだろうと思うと、校正が済むまでは何とか踏ん張らなければと感じていました。でも、コロナに対応する医療も進みましたし、もう何があってもイメージしたような本ができあがるという確信が持てて肩の荷が下りました。

 帰宅後、送っていただいたPDFと自分のファイルとを全部つき合わせて修正されていることが確認できました。あとは印刷、製本が終わってできあがった本が届くのを待つばかりです。念のため11月15日まで発行日を遅らせましたが、もしかしたら今月末には予定通りにできあがるのかもしれません。届きましたらまた皆さまにご報告します。

 


市内の畑で咲いていたコスモス。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2020  Midori FUKUDA

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