リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

242. ドイツ大使館からのお手紙

2020年12月14日 | 日記

ドイツ大使館から嬉しいお手紙が届きました。


個人情報については青い羽根で加工してあります。



▶『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』贈呈に対するお便り

 今回、第四巻を贈呈した宛先は、現ドイツ大使でいらっしゃるイナ・レーペルさんです。
 ホームページでお写真を拝見すると、温かい笑顔の女性です。今まで写真集を4回贈呈してきましたが、第二巻『続・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』を贈呈したときにはフォルカー・シュタンツェル大使から心のこもったお礼の手紙をいただきました。今回のお手紙を拝見して、やはり本が届き、私の気持ちが届いたことがわかるお便りをいただくと、こんなに嬉しいのだと実感しています。ここにレーペル大使のご了解を得てコピーさせていただきましたが、どうも文字がくっきり出てきません。画像ではもっとクリアに写っているのですが、残念です。

 お手紙の内容は、本書に対するお礼と、ヴュルツブルクで作品をご覧になっていたこともあって、写真を見て心に染みましたと書かれています。「本のタイトルもとても的確ですね。本書の助けによって、日本とドイツにおいて中世のティルマン・リーメンシュナイダーと同時代の作家たちへの関心と尊敬が目覚めますように。」とも書いてくださっています。大変嬉しい内容で心が温まりました。昨年の写真展のときにはなかなかドイツ大使館との連絡がつかず、ようやく職員とお話ができてもチラシさえ受け取っていただけなかったのです。第四巻を贈呈しても本当に受け取ってもらえるのかどうか…と半分あきらめていましたが、このようなお手紙をいただくことができ、レーペル大使には心から感謝しています。

 

▶図書館にも第四巻が入り始めています。

 第四巻の写真集『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』が書店に並んだのは11月中旬でしたが、一ヶ月経った12月14日現在の図書館の所蔵状況を「カーリル」で調べてみました。すると、公立図書館には26館、大学図書館には5館いれていただいていることがわかりました。合計31館です。

 ちなみに第三巻までの所蔵図書館数は以下の通りです(2020年12月8日現在)。

 第一巻『祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』(2008年12月刊行)   
     公立図書館 118館、大学図書館 93館 合計  211館
 第二巻『続・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』(2013年1月刊行)
     公立図書館 101館、大学図書館 84館 合計  185館
 第三巻『新・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』(2018年8月刊行)
     公立図書館   69館、大学図書館 31館 合計  100館
 
 図書館側としても、高価な本をそう簡単には購入できないでしょうから、これほど早く入れていただけているとは思ってもいませんでした。今後、少しずつでも所蔵図書館が増えていくことを願って、今、私にできることをコツコツとやっていきたいと思います。
 
 
初冬の蔦

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2020  Midori FUKUDA
 
コメント
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