帰国してから No.1
本当に朝日新聞の書評に載った!
実は帰国する直前のアシャッフェンブルクで、ある朝メールを受け取りました。丸善プラネットで私の本の校正を担当してくれた公文理子さんからです。「朝日新聞から『続・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』を書評に取りあげたいと言ってきているのですが、画像を送っても良いでしょうか」という問い合わせでした。びっくりしてスマホを持つ手が震えました。夫にも早速見せ、「もちろんです! 私のスマホからでは画像が送れないので公文さんにお任せします。どの画像を何枚送っても構いません」とか何とか書いたのをおぼろげながら覚えています。そのとき、朝日新聞から求められた画像がこの磔刑像の足もとの写真でした。これは、「27.ゲロルツホーフェン」で書いたヨハネ礼拝堂美術館にあったものです。私一人のために開館してくれた小さな礼拝堂美術館の1階にありました。赤い壁が何とも印象的で、リーメンシュナイダーの祈りを感じながら写した作品でした。
<作品写真43> Kruzifixus 磔刑像部分
Lindenholz 菩提樹 1505~1510 TRW リーメンシュナイダー工房作
そして、その全体像がこの写真です。
<作品写真44> Kruzifixus 磔刑像全体
帰国してすぐの3月3日(日)、朝日新聞書評欄の最後にある「視線」というコーナーで美術評論家の北澤憲昭さんという方が書かれた文章を読みました。きっとたまたま書店で目にして手にとってくださったのでしょう。とても温かい文章でした。よくぞこの本を見てくださったと心から感謝しています。ここにコピーすることはできませんので、記事を読みたい方はご連絡ください。
また、出かける前にドイツ大使館にも前編に引き続き続編を贈呈しておいたところ、以下のようなお手紙までいただくことができました。(書かれていた私の住所には葉っぱの模様を載せてあります。)
<元ドイツ大使 フォルカー・シュタンツェル氏からのお手紙>
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