リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

42. 誕生日を祝う

2016年09月21日 | 旅行

続編お礼の旅No.6  2013年冬の旅

 旅の最後の誕生日

 今回も旅の最後はフランクフルト近郊のルース・トーマス夫妻のお宅で迎えました。『続・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』を手渡すとトーマスは難しい顔。でもたまたまこの写真がそういう顔になっただけで、普段はリーメンシュナイダー彫刻の追いかけを楽しんで協力してくれる夫妻です。このあとルースの運転で近くの温泉(地名は忘れましたが)に連れて行ってくれて、小高い丘の上からの景色を楽しみました。

                       <お礼に続編の本を手渡す>                   <ルースと。バートなんとかという町の丘の上で>

                        

       

 翌日はトーマスが世界遺産のローマの遺跡リーメスまで連れて行ってくれました。ここには1世紀頃にゲルマン民族の侵攻を防ぐためにローマ皇帝が築いたお城があり、北はコブレンツ付近から南はレーゲンスブルク付近までの600kmほどにおよぶ長大なものだったそうです。今はバート・ホンブルクにあるザールブルク城が復原されているのです。その時代の品物も展示されていて、ほのかな笑みを湛えたポットにとても魅力を感じました。                                               

         

              <リーメスの入り口で>                        <その時代のポット>                           <当時のデザインのサンダル>


 この旅の最後に、珍しくトーマスの家で誕生日を迎えました。するとルースからプレゼントが手渡されました。何かと思ったら手作りのスリッパ! とても温かそうでしたが残念ながらちょっと小さめで、帰国してから娘の元へ。

 ドイツでは誕生日を迎える側が周りの人に感謝の気持ちを伝えるためケーキや甘いものを作ってふるまうという習慣があるそうです。留学時代に何度かクラスメートのお相伴にあずかりましたが、今回は私がレーマー広場近くにある日本人のケーキ屋さんでケーキを買ってみなさんに食べていただきました。考えてみたらルース・トーマス夫妻とは誕生日近辺で会っていることが多いのに、ちょうど誕生日に一緒に過ごすということは初めてで、心に残る誕生日となりました。

 

                

                   <町で買ってきたケーキ>                                 <ルースからのプレゼント Danke!>        

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA, Mitsuo FUKUDA 

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