リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

361. 福田緑写真展No.3 「リーメンシュナイダーと同時代の作家たち」が始まりました。

2024年10月27日 | 彫刻

▶ようやく写真展開催初日を迎えることができました。



会場はカフェギャラリー縁の階段を上がって2階になります。

 

▶この開催前に大変なことが起きていて…

 それは通信手段の要となっているスマホが突然立ち上がらなくなってしまったのです。色々な友人、お客様とのやり取りに必要なスマホが壊れたときには真っ青になりました。すぐにdocomoショップに電話で予約を入れ、今までの不具合も解決するために機種だけではなく契約会社も変更したため、各種手続きと新しい機種の操作に慣れるために合計3回ショップに行きました。その都度聞かれるのは住所、電話番号、生年月日、IDとパスワードです。以前のものと新しいものとがゴチャゴチャになって何度冷や汗を掻きながら書類を探しまくったことか。もうこのあと機種交換など決してしたくないと心底思いましたが、機械はいつか突然壊れてしまうものだということも何度も体験しています。そこに頼りすぎている現代生活をもっと簡素化していかなければならないのだろうなとため息をつきながらここ数日を過ごしました。

 

▶準備日2024年10月25日(金曜日)

 今までの写真展では、ギャラリー古藤では経験豊かなオーナーの手助けがあり、工芸家の娘の手を借りることもできました。司画廊では掲示作業の経験豊かな男性にアルバイトをお願いしてきましたが、今回は友人と連れ合いと私の4人で2階への階段を上り下りしながら荷物を運び込み、掲示をするので夕方遅くまでかかるかと思っていました。ギャラリーのオーナー、藤澤瑩子さんが「画鋲も釘も打って良いわよ」とおっしゃっていたので、安心してだるまピンを木槌で打ち込みながらガイドラインも引いて作業を始めました。けれども、やはり専門家のピシッとした掲示のようにはできませんでした。後から写真を写しても斜めになっているなぁと反省。
 でも今回はこれでがまんです。取りあえず、掲示したいパネル合計41枚は壁に打ち留めることができました。キャプションが少し足りなかったのは夜に作り足すとして、いくつか不足品をメモ。何だかんだと動き回ったので皆疲れて、夕方4時前には1階のカフェで美味しい珈琲とケーキで取りあえず準備終了のお茶とおしゃべりを楽しんで解散しました。

 

▶さて初日10月26日の反応は??

 世の中はアメリカ大リーグで活躍する大谷翔平選手属するドジャース対ヤンキースのワールドシリーズ開幕。連れ合いも出かけるギリギリまでテレビでその行方を追いかけていましたし、受付を担当してくれる仲間の一人は将棋のスーパーヒーロー藤井聡太さんの竜王戦第3局を見守りつつ初日の受付が始まりました。そんな状況もあってか、なかなかすぐにはお客様の足音が上がってきません。ようやく階段を上ってくる足音が聞こえ、ドイツ語レッスンを一緒に受けている成田さんがお客様第一号で来てくれました。このギャラリーの良いところは中央に大きなテーブル(実際はビリヤード台)があることです。回りに椅子を置き、優に10人は座ってゆっくり資料を読んだり、お喋りを交わしたりすることができます。成田さんにも会場をガイドしながら清瀬市民まつりに提出する写真集と写真やらそのキャプションを渡して預かっていただきました。ちょうど写真展の真っ最中の11月2日、3日に市民まつりがあり、ドイツ語のシュロスクラブも出展して、ドイツ語サークルがあることをアピールしようということになっているのです。体は参加できませんが、写真集と写真は出張します。



午後の会場の様子です。

 その後、お昼を前後して次第にお客様が増え始め、一時は10人ぐらい見てくださっていました。asacocoを見てツヴェットル祭壇を見に来たかったとか、雲蝶という彫刻家の大ファンで彫刻に興味があるという方も2人いらして、「私たちも雲蝶を見に新潟までいこうと思っているんです」と、話が大盛り上がり。お一人はヒマラヤで植物や山を撮影して様々な冒険譚をお持ちの方もいらして、そのお話を驚きながら伺いました。
 さらに夕方には私が2校目の小学校勤務の時に学級代表としてサポートしてくれたギャラリーKOHの和田香澄さんも来てくれました。彼女は息子が1歳のときに学級行事があり、その間息子を抱っこしてくれていたというお付き合い歴48年! 他にお客様がいらっしゃらないことを幸い、ゆっくり来し方のお喋りを楽しむことができました。こうしたゆったり感は私が理想としていたものです。

 合計15名のご参観、心から感謝します。
 あと何人のお客様とこうした会話をやり取りできるのか、楽しみにお待ちしています。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

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