飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

4年生 道徳科 「新次のしょうぎ」

2024年07月28日 05時04分38秒 | 道徳科
4年生道徳科「新次のしょうぎ」

1 通読する。
・新次の行動に注意して聞きます。

2 設定を確認する。
・場所……伊三郎おじさんのおかし屋  雨の中の帰り道
・登場人物 ……新次(主人公)
        伊三郎おじさん(対役) 
        植木屋の佐平おじさん
・時間……雨のふる日曜日

3 展開
(1)発問 みなさんは勝負事で、どうしても勝ちたいと思ったことがありますが。
      ・ある。サッカーの試合でいつも勝っているチームに負けそうになったときどうしても勝ちたいと思った。
      ・ある。弟とゲームをしていて年下には絶対負けられないので勝ちたいと思った。

(2)発問 どうしても勝ちたくなるときはどんな時ですか?
      ・相手が自分より年下だったとき。
      ・勝って当然の相手のとき。
      ・相手がこちらを挑発してきたりしたとき。
      ・一生懸命練習して、試合に臨んだとき。

(3)発問 例えば、新次の相手が有段者で10回対戦しても10回とも負けるような相手でも新次はどうしても勝ちたいと思ったと思いますか。
      ・思わない……負けて当然だから。
             どうせ勝てない相手なら、勝負してもらえるだけでうれしい。
             有名人だった、対戦するだけで楽しい。
             勝ちたいと思う気持ちはあると思うけど、よい経験だと思うこともできるから。
      ・思う……一度は勝ってみたいから。

(4)発問 不正やズルをして勝つことは悪いことだとみんな知っています。
      では、不正やズルをして勝つことは何でいけないのですか・
     
     ①ズルして勝ってしまったら、ズルを続ける事になってしまうから。
      そのズルがバレなかったとしたら、やめられない。なぜなら、ズルして勝つってもの凄く楽な方法だから。
     ②ズルをしたその勝利には実力が伴っていないから。勝てる実力ってものがないのに勝ってしまったら、次からも勝つ為にはズル
      をしないと不安になってしまう。その不安を払拭する為にやっぱりズルをしてしまう。どれだけは「次からはズルしないぞ」
      って思っていても、必ずズルに手を染める事になる。
     ③ズルをして勝ったとしても自分の気持ちが満たされる事はないから。
      確かに勝ったその時は嬉しいし、気持ちが満たされる事もあるのかもしれない。基本は勝ったとしても心の中ではもやもや
      してるんじゃないかと思う。
     ④自分を信じられなくなってしまうから。勝ったのにも関わらず、気持ちが落ち込んでいってしまうなんて事にもなる。

(5)発問 正直とは「うそやいつわり、ごまかし」のないことを言います。
      正直さがあると、自分のどんな成長につながりますか。
     ・勝ち負け以上に自分を成長させることができる。
     ・弱い自分も許すことができる。
     ・人は勝ち負けで成長するのではなく経験によって学ぶ。
     ・物事から何かを学ぶとは、そこから自分がどんな大切なことを引き出せるかということ。

(6)指示 今日の授業の感想を書きましょう。

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