学校教育法第29条では、小学校の目的は「心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育のうち基礎的なものを施すこと」と定められています。
ではこの中に登場する「普通教育」とは何か。
これは10項目ある。
学校教育法第21条(2007年公布原文)
①学校内外における社会的活動を促進し、自主、自律及び協同の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
②学校内外における自然体験活動を促進し、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
③我が国と郷土の現状と歴史について、正しい理解に導き、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養うとともに、進んで外国の文化の理解を通じて、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
④家族と家庭の役割、生活に必要な衣、食、住、情報、産業その他の事項について基礎的な理解と技能を養うこと。
⑤読書に親しませ、生活に必要な国語を正しく理解し、使用する基礎的な能力を養うこと。
⑥生活に必要な数量的な関係を正しく理解し、処理する基礎的な能力を養うこと。
⑦生活にかかわる自然現象について、観察及び実験を通じて、科学的に理解し、処理する基礎的な能力を養うこと。
⑧健康、安全で幸福な生活のために必要な習慣を養うとともに、運動を通じて体力を養い、心身の調和的発達を図ること。
⑨生活を明るく豊かにする音楽、美術、文芸その他の芸術について基礎的な理解と技能を養うこと。
⑩職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度及び個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うこと。学校内外の社会生活の経験に基き、人間相互の関係について、正しい理解と協同、自主及び自律の精神を養うこと。
この10項目の中の態度に関するものは次の3項目になる。
①自主、自律及び協同の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神
②生命及び自然を尊重する精神 環境の保全
③伝統と文化を尊重 我が国と郷土を愛する態度 他国を尊重 国際社会の平和と発展に寄与
小学校はこれらのうち、基礎的なものを育て、中学校ではこれらを心身の発達段階に応じて施す。
つまり、学年の段階や個人の発達のレベルに応じて教えていくことになる。
では、小学校の教室では実際にどんなことを基礎的な事項として身につけさせるべきだろうか。
次のようなことが考えられる。
①その日の用具の準備をする
②授業の準備をする
③あいさつをする
④返事をする
⑤お辞儀をする
⑥協力する
⑦相手を思いやる
⑧姿勢を正す
⑨進んで発言する
⑩はきはき話す
⑪差別、いじめをしない
⑫ものを大事にする。
あげればきりが無いくらいある。
それを学校生活に中で教師は指導しているのである。
いや正確に言うと以前の学校ではという方がいいだろう。
現在の教室では子どもたちにほとんどこれらのことが指導されていない。
仮に指導されていても、継続的に徹底されていないのである。
実際に、目にする半分の教室では出会わないのである。
これでいいのだろうかと疑問を感じざるをえない。
鍵山秀三郎氏の言葉。
「誰にでもできることを、誰にもできないぐらいに続ける」
普通のことをどれだけ極めているかがとても大切なのだ考えるのは私だけだろうか。
すぐに個性尊重とか独創性や創造性と言って、人がやっていないこと、特別なことに価値を持たせようとする。
あたかも他の人がやっていないことをすることの方が素晴らしいというような風潮もある。
自分にしか出来ないことは何か、そういうものがきっとあると信じて探そうとする。
そのこと自体は間違いとも思わないが、順序が逆だと思う。
まずは誰にでもできることを徹底してやる。
当たり前のことを当たり前にできるようにする。
そうしたときに初めて個性というものが発揮される。
いまこそごく普通のことを次から次へと極めていくことに目を向けるべきだと考える。
saitani
ではこの中に登場する「普通教育」とは何か。
これは10項目ある。
学校教育法第21条(2007年公布原文)
①学校内外における社会的活動を促進し、自主、自律及び協同の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
②学校内外における自然体験活動を促進し、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
③我が国と郷土の現状と歴史について、正しい理解に導き、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養うとともに、進んで外国の文化の理解を通じて、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
④家族と家庭の役割、生活に必要な衣、食、住、情報、産業その他の事項について基礎的な理解と技能を養うこと。
⑤読書に親しませ、生活に必要な国語を正しく理解し、使用する基礎的な能力を養うこと。
⑥生活に必要な数量的な関係を正しく理解し、処理する基礎的な能力を養うこと。
⑦生活にかかわる自然現象について、観察及び実験を通じて、科学的に理解し、処理する基礎的な能力を養うこと。
⑧健康、安全で幸福な生活のために必要な習慣を養うとともに、運動を通じて体力を養い、心身の調和的発達を図ること。
⑨生活を明るく豊かにする音楽、美術、文芸その他の芸術について基礎的な理解と技能を養うこと。
⑩職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度及び個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うこと。学校内外の社会生活の経験に基き、人間相互の関係について、正しい理解と協同、自主及び自律の精神を養うこと。
この10項目の中の態度に関するものは次の3項目になる。
①自主、自律及び協同の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神
②生命及び自然を尊重する精神 環境の保全
③伝統と文化を尊重 我が国と郷土を愛する態度 他国を尊重 国際社会の平和と発展に寄与
小学校はこれらのうち、基礎的なものを育て、中学校ではこれらを心身の発達段階に応じて施す。
つまり、学年の段階や個人の発達のレベルに応じて教えていくことになる。
では、小学校の教室では実際にどんなことを基礎的な事項として身につけさせるべきだろうか。
次のようなことが考えられる。
①その日の用具の準備をする
②授業の準備をする
③あいさつをする
④返事をする
⑤お辞儀をする
⑥協力する
⑦相手を思いやる
⑧姿勢を正す
⑨進んで発言する
⑩はきはき話す
⑪差別、いじめをしない
⑫ものを大事にする。
あげればきりが無いくらいある。
それを学校生活に中で教師は指導しているのである。
いや正確に言うと以前の学校ではという方がいいだろう。
現在の教室では子どもたちにほとんどこれらのことが指導されていない。
仮に指導されていても、継続的に徹底されていないのである。
実際に、目にする半分の教室では出会わないのである。
これでいいのだろうかと疑問を感じざるをえない。
鍵山秀三郎氏の言葉。
「誰にでもできることを、誰にもできないぐらいに続ける」
普通のことをどれだけ極めているかがとても大切なのだ考えるのは私だけだろうか。
すぐに個性尊重とか独創性や創造性と言って、人がやっていないこと、特別なことに価値を持たせようとする。
あたかも他の人がやっていないことをすることの方が素晴らしいというような風潮もある。
自分にしか出来ないことは何か、そういうものがきっとあると信じて探そうとする。
そのこと自体は間違いとも思わないが、順序が逆だと思う。
まずは誰にでもできることを徹底してやる。
当たり前のことを当たり前にできるようにする。
そうしたときに初めて個性というものが発揮される。
いまこそごく普通のことを次から次へと極めていくことに目を向けるべきだと考える。
saitani
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