飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

国語科 分析批評10 一つの花 十年後

2024年07月10日 05時19分42秒 | 国語科
1 十年後の場面を音読させる。

2 発問 「それは、あのお母さんでしょうか。」と聞いているのは誰ですか。
     ・話者
     ・見ている人
     
3 説明 物語を外からみて、その様子を話している人です。
     人物の様子を見たり、聞いたりして、読者に語りかけている人です。
     三人称客観視点といいます。

4 発問 どうして話者は、「それは、お母さんです。」と言い切らないのですか。
     ・話者にはお母さんの姿が見えていないから。
     ・遠くから見ていて、はっきりしないから。
     ・お母さんは家の中で、話者は家の外で、しかも離れているから。

5 十年後の場面とそれ以前では、話者の語り方や位置について変わったことがあります。
  それはどんなことですか。
  【話者の位置】
  ・十年後は、人物のそばではなく少し離れたところからみている描写が多い。
  ・お父さんが戦争に行く場面では、話者はすぐ近くにいる。
  ・戦争中の話者は登場人物が心配だから人物の近くにいる。 
  ・十年後は平和になり、安心しているので静かに遠くから見ている。

  【表現方法】
  ・戦争中の場面では「の」を多く使い、その心配を強調する表現になっている。
  ・「コスモスの花をみつけたのです。」→「コスモスの花を見つけました。」

6 コスモスの花に込められた願いや思いを変化を意識しながら主題をまとめます。

saitani

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