飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

一寸法師の秘密 その2

2024年09月23日 05時15分26秒 | 社会科
一寸法師が都へ行く絵を示しながら次のようにきいた。

「一寸法師はどんな願いをもって都へ上ったのですか?」

・金儲けができる(経済力)
・何かができる
・大きくなる
・強くなりたい(武力)
・高い地位(地位)

一寸法師のお話も絵本によって、また、地方によってもストーリーが微妙に違っている。
しかし、多くの本に共通しているのは「川を行く」「川を下る」とは書いておらず、「川をのぼっていく」と書かれていることである。
だから、絵ではわざと川の流れがわからないようにしてある。

三番目の絵「鬼退治」を示しながら、
「都へいった法師は、鬼退治をしました。
 これは何を表しているでしょうか。」

・勇気があればなんでもできる
・宝をとる
・強いものを倒す
・世の中を平和にする
・悪人をやっつける

このあたりから織田信長や豊臣秀吉の名前が出てきた。
似ているというのだ。
そして、下剋上といった、言葉も知識としては知っているので黒板に書いた。

「最後に、姫を嫁にしました。
 これはどんなことを表しているでしょうか。」

・大名を倒して土地をとる
・貧乏か幸せになる
・大金持ちになる
・みんなが幸せになる
・身分が高くなる
・夢の実現
・天下統一

最後に次のように尋ねた。

「この一寸法師の願いは、どんな人達のねがいだろうか。」

・身分の低い人の願い
・農民
・争いを終わらせたい人
・悪い人

この授業を戦国時代のきっかけとして学習を展開していった。
子どもたちは象徴的に一寸法師のストーリーを捉えて興味関心を持続しながら追求を行ったいった。
やはり有田実践は飛び抜けて優れている。
このレベルの授業をその後もあまりみることはなかった。

saitani

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