飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

3年生 道徳科「どんどん橋のできごと」

2023年09月16日 07時54分51秒 | 道徳科
3年生 道徳科「どんどん橋のできごと」授業案

1 教材文を通読する。
 登場人物に気を付けながら聞きます。

2 発問1(設定を確認する)
〇登場人物「登場人物は誰ですか」
・ぼく(主人公)
・正
・まこと
・すみお

〇場所「場所はどこでおきたできごとですか?」
・どんどん橋
・水がいきおいよく流れている
・橋のところで大きなうず

〇時間「時間的には、いつのできごとですか?」
・下校途中

3 発問2
「どんどん橋で事件が起こりました。
 どんな事件ですか?」
・ぼくのかさがこわれる
・危ない川の近くで子供たちだけで遊ぶ

4 発問3
「ではなぜ、ぼくのかさがこわれるようなことになったのですか。
 理由をノートに書いて持ってきなさい。」
・川の流れが激しかったから
・最初は棒切れや草だったがエスカレートしたから
・競争みたいになったから
・まことくんが「かさを入れたらどうなるかとな」と言ったから
・みんながとめたのに調子にのって川にかさを入れたから
・川には子供同士で近づかないというルールを守らなかったから
・大雨のあとの川は危険だという考えがなかったから
※ここでは、二つの理由が出てくると考えられる。 
 一つは、川の状態が非常に流れがはやく危険な状態であったこと。
もう一つは、三人に節度(ルール認識)と節制(ルールを守る意識)がなかったこと。

発問4
みなさんに聞きます。
川の流れが速かったからかさがこわれたのですか、それとも、三人にルールを守る意識がなかったからですか?
・ルール(川の近くでは遊んではいけない)を守る意識がなかったから。
※心の問題であり、どんな状況であっても節度節制がなければ同じことは起きる。

発問5
四人のうちで、一番悪いのは誰ですか。
また、そう考えた理由はなんですか。
ノートに書きます。
・まことくん…最初にやろうと言ったから・正くんを誘ったから
・すみおくん…正くんを批判して、自分もかさをうずの中に入れたから
・ぼく…ことわりきれずにかさを入れ、こわしてしまったから
・正くん…なんとしてもみんなを止めなかったから
※正くんは子供たちから出ない可能があるが、本当に悪くないのかと問い返す

発問6
ただしくんは、すみおくんに「正くんはゆうきがないんだなあ」と言われています。
この意見に賛成の人はノートに〇、反対の人は×と書いて、理由も書きます。
少数
・かさを入れていないから
【×】多数
・かさを川にいれることは勇気とは言わない
・むしろ悪いことは友達に言われても断る勇気をもっている

発問7
かさをいれることを断った正くんにあって、まよいながらながらもかさをいれてしまったぼくになかったものはなんですか。
・正しいことは貫き通す心
・たとえ友達に誘われても、間違ったことはしないという心
・友達を失っても、間違ったことはしない心
・川にかさを入れたらこわれるという想像する力
・楽しさを優先するのではなく、正しさを優先する気持ち

★代替発問
かさがこわれなかったら、この三人は反省はしなかったと思う人は〇、かさがこわれなかっとしても後になって考えれば反省したと思う人は×と書き、その理由も書きます。
・かさがこわれて初めて気が付くことは想像力の欠如
・かさがこわれなかったからよかった、楽しいでは困る

発問8
次のカッコに入る言葉は何だと思いますか。
「楽しい」より「〇〇〇」を上において動く。
・正義感
・自分の気持ち
・信じる気持ち
・正しい

説明1
これはメジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手の言葉です。
カッコには「正しい」が入ります。
大谷選手はこんなふうに言っています。

高校時代、
「『楽しい』より『正しい』で行動しなさい」と言われてきたんです。
何が正しいのかを考えて行動できる人がオトナだと思いますし、今の自分はまだまだですけど、制限をかけて行動することは大事なのかなと思います。
「どんなに楽しくても、正しくないことには手を出さない。」
と言っています。
【「夢をつかむパワー 大谷翔平86のメッセージ」 児玉光雄 著】

saitani

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