6年生 道徳科「消えた本」
1 設定
(1)主題名
C 主として集団や社会との関わりに関すること
「規則の尊重」
5・6年の目標・・・・法やきまりの意義を理解した上で進んでそれらを守り、自他の権利を大切にし、義務を果たすこと。2
(2)題材 6年生「消えた本」
(3)場面
①あずさは、図書館のHPから読みたい本を予約した。
②人気の本だったので、5人待ちで1か月経って、やっと本を借りることができた。
③夢中になって最後まで読んだが、借りたことを忘れがちになってきた。
④「そろそろ返さないといけないけど、図書館には本がたくさんあるし大丈夫だよね。」とあずさは考える。
⑤その時、お母さんが市の広報誌を見せてくれた。
『市では図書館全体で約2万冊、約2561万円分の未返却本の返還請求権を放棄した』と書いてあった。
⑥意味を聞くと、「返してくださいというのをやめた」ということだった。
⑦市の図書館の本は、みんなの税金で買われている。
⑧あずさは、2万冊も消えた本の事実について考える。
これが続いたらどうなるのだろうと考え、大急ぎで本を返しに行った。
2 展開
①通読する・
・主人公のあずささんが出てきます。
あずささんが考えていることを想像しながらお話を聞きます。
②登場人物を確認する。
・あずさ
・お母さん
③場面 ※前記の①~⑧を確認する。
④図書館で問題が起こっていますがどんな問題ですか。
1つは、あずさは夢中になって最後まで読んだが、借りたことを忘れがちになってきた。
「そろそろ返さないといけないけど、図書館には本がたくさんあるし大丈夫だよね。」とあずさが考えて本を返すことを遅らせていること。
2つめは、 『市では図書館全体で約2万冊、約2561万円分の未返却本の返還請求権を放棄した』という事実。
3つめは、市の図書館の本は、みんなの税金で買われていることから税金の無駄遣いになってしまうこと
⑤約2万冊の本が返ってきませんでした。
では、どんな気持ちが理由でこんな問題が起きてしまうのでしょうか。
・自分一人くらい大丈夫だろう。
・1日くらい遅れても許してもらえる。
・遅れても困る人はいない。
・本の値段なんて高くても2000円くらいだから、大したことない。
・何万冊もある本の一冊なんてだれも気がつかない。
・本を借りるのは権利なんだから遅れてもかまわない。
・返さなければただでこの本が手に入る。都合がよい。
・たとえ叱られても、図書館ならそんなにきつくは叱られない。
・「忘れていた」と言えば許してもらえる。
⑥(前の発問に対する子供たちの考え)こんなふうに考える人が一人、二人ならいいかもしれませんが、これが2万人いたらどうなりますか。
・図書館の本がどんどんなくなってしまう。
・返さない人が多く、それをまねてさらに返さなくなる人がいる。
・他のルールも守られなくなり、社会が荒れていく。
・信用できない人が2万人いるなんて、そんな地域にすみたくなくなる。
⑦世の中には権利と義務という言葉があります。
このお話だと、権利とは「市民なら本をかりられる」というものです。
では、義務はどんな事柄になりますか。
・借りた本は期日までに返す。
⑧本を借りられるという権利と本を期日までに必ず返すという義務、どちらを優先すべきですか。
・権利派
権利なんだから優先されるのは当然である。
義務をはたさなければ権利を行為できないという考え方はおかしい。
・義務派
まず義務を果たす意識がないと世の中がどんどん悪くなっていく。
必ず返すという前提があって図書館はなりたっている。
前提はなんのかを考えれば義務が先行するのは当然。
⑨本を返さなかった2万人もの人たちに足りなかった心や考え方は何だったと思いますか。
・公徳心
・公共心
・人のものを大切にする心
・みんなの物を大切にする気持ち。
・自分勝手をすると人の迷惑になるという気持ち。
・権利を行使するなら義務を果たすべきだという考え。
⑩本を返さなかった人たちはもちろん悪いと思います。
でも、今あなた方想像してくれた気持ちは2万人の人だけになるものでしょうか。
私たち一人一人にもあるのではないでしょうか。
⑪みんなのものを大切にするためにはどんな心が一番大切だと自分は考えますか。
ノートに書いて、なぜそう考えたのか理由も書きましょう。
・自分のものよりみんなの物を大切にする心。
自分のものはうっかり壊れたりしても自分が嫌な思いをするだけだけど、みんなの物は多くの人に迷惑がかかるから。
・税金で買ったような物は、大切にする。
大切な税金で買ったといういうことはみんなで買ったということだから。
・社会のルールを守る心。
社会のルールをきちんと守らないとみんなが幸せに生活できないし、人が困ったり、怪我をしたりする事故が起こるから。
saitani
1 設定
(1)主題名
C 主として集団や社会との関わりに関すること
「規則の尊重」
5・6年の目標・・・・法やきまりの意義を理解した上で進んでそれらを守り、自他の権利を大切にし、義務を果たすこと。2
(2)題材 6年生「消えた本」
(3)場面
①あずさは、図書館のHPから読みたい本を予約した。
②人気の本だったので、5人待ちで1か月経って、やっと本を借りることができた。
③夢中になって最後まで読んだが、借りたことを忘れがちになってきた。
④「そろそろ返さないといけないけど、図書館には本がたくさんあるし大丈夫だよね。」とあずさは考える。
⑤その時、お母さんが市の広報誌を見せてくれた。
『市では図書館全体で約2万冊、約2561万円分の未返却本の返還請求権を放棄した』と書いてあった。
⑥意味を聞くと、「返してくださいというのをやめた」ということだった。
⑦市の図書館の本は、みんなの税金で買われている。
⑧あずさは、2万冊も消えた本の事実について考える。
これが続いたらどうなるのだろうと考え、大急ぎで本を返しに行った。
2 展開
①通読する・
・主人公のあずささんが出てきます。
あずささんが考えていることを想像しながらお話を聞きます。
②登場人物を確認する。
・あずさ
・お母さん
③場面 ※前記の①~⑧を確認する。
④図書館で問題が起こっていますがどんな問題ですか。
1つは、あずさは夢中になって最後まで読んだが、借りたことを忘れがちになってきた。
「そろそろ返さないといけないけど、図書館には本がたくさんあるし大丈夫だよね。」とあずさが考えて本を返すことを遅らせていること。
2つめは、 『市では図書館全体で約2万冊、約2561万円分の未返却本の返還請求権を放棄した』という事実。
3つめは、市の図書館の本は、みんなの税金で買われていることから税金の無駄遣いになってしまうこと
⑤約2万冊の本が返ってきませんでした。
では、どんな気持ちが理由でこんな問題が起きてしまうのでしょうか。
・自分一人くらい大丈夫だろう。
・1日くらい遅れても許してもらえる。
・遅れても困る人はいない。
・本の値段なんて高くても2000円くらいだから、大したことない。
・何万冊もある本の一冊なんてだれも気がつかない。
・本を借りるのは権利なんだから遅れてもかまわない。
・返さなければただでこの本が手に入る。都合がよい。
・たとえ叱られても、図書館ならそんなにきつくは叱られない。
・「忘れていた」と言えば許してもらえる。
⑥(前の発問に対する子供たちの考え)こんなふうに考える人が一人、二人ならいいかもしれませんが、これが2万人いたらどうなりますか。
・図書館の本がどんどんなくなってしまう。
・返さない人が多く、それをまねてさらに返さなくなる人がいる。
・他のルールも守られなくなり、社会が荒れていく。
・信用できない人が2万人いるなんて、そんな地域にすみたくなくなる。
⑦世の中には権利と義務という言葉があります。
このお話だと、権利とは「市民なら本をかりられる」というものです。
では、義務はどんな事柄になりますか。
・借りた本は期日までに返す。
⑧本を借りられるという権利と本を期日までに必ず返すという義務、どちらを優先すべきですか。
・権利派
権利なんだから優先されるのは当然である。
義務をはたさなければ権利を行為できないという考え方はおかしい。
・義務派
まず義務を果たす意識がないと世の中がどんどん悪くなっていく。
必ず返すという前提があって図書館はなりたっている。
前提はなんのかを考えれば義務が先行するのは当然。
⑨本を返さなかった2万人もの人たちに足りなかった心や考え方は何だったと思いますか。
・公徳心
・公共心
・人のものを大切にする心
・みんなの物を大切にする気持ち。
・自分勝手をすると人の迷惑になるという気持ち。
・権利を行使するなら義務を果たすべきだという考え。
⑩本を返さなかった人たちはもちろん悪いと思います。
でも、今あなた方想像してくれた気持ちは2万人の人だけになるものでしょうか。
私たち一人一人にもあるのではないでしょうか。
⑪みんなのものを大切にするためにはどんな心が一番大切だと自分は考えますか。
ノートに書いて、なぜそう考えたのか理由も書きましょう。
・自分のものよりみんなの物を大切にする心。
自分のものはうっかり壊れたりしても自分が嫌な思いをするだけだけど、みんなの物は多くの人に迷惑がかかるから。
・税金で買ったような物は、大切にする。
大切な税金で買ったといういうことはみんなで買ったということだから。
・社会のルールを守る心。
社会のルールをきちんと守らないとみんなが幸せに生活できないし、人が困ったり、怪我をしたりする事故が起こるから。
saitani
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