黒猫Mayの山登り日記

人生、山あり岩あり猫もあり
山登りに挑戦中 
槍ヶ岳の次は剱岳だ ♪  

皆野(みなの)アルプス いいことたくさん

2017年06月05日 | 奥武蔵・秩父
仕事中に階段を上がっていたら、Hさんから声を掛けられた。
「Mayさん、明日休み?」と。
「そう」と答えると「皆野アルプスに行かない?4時間くらいのコースだけど」と。
どこにあったっけ?と思いながら遠いところではないような気がして「あぁ~、いいよ」と快諾してしまった。

Hさんとは親子ほど年が違うが(実際Hさんのお母さんは私と同い年らしい(笑))時々山の話しをする程度の山トモである。
一度だけグループで登ったことがあるが、二人で登るのは初めてなのだ。

ということで家に帰り、山ルートと自宅から最寄駅までの経路を調べた。
自宅から電車3本とバスに乗り換えで登山口までは約3時間弱かかる。
山は埼玉県皆野町にある破風山(はっぷうさん)627mを中心に如金峰(にょきんほう)コース+関東ふれあいの道+前原尾根コースを縦走する。
三つのコースを合わせて皆野アルプスと呼ぶらしい。

ルートはこちら


5月31日(水)
自宅を5時半に出発。
Hさんとはバスに乗り換えの皆野駅で待ち合わせ予定だったが、途中の乗り換えの飯能駅で合流できた。

西武秩父駅を降りると駅舎が綺麗にリメイクされ日帰り温泉もできていたので、ついゆっくり見ながら歩いてしまった。
秩父鉄道の御花畑(おはなばたけ)駅への乗り換えが8分あり余裕と思っていたのに、駅に着いたら電車がタッチの差くらいで発車し乗り遅れてしまったーーー
ヤバイよーーこの後どうするの??

次の電車だと、バスの乗り換えまで1分しかない。スマホでバス停の場所を確認していたHさんが「無理だね」とアッサリ。
それでも私が「Hさん、バス停まで走ってバスを止めていてね(半分は冗談だが)。私はゆっくりしか行けないから」とお願いする(笑)
間に合わなかったら逆ルートで登ることにした。

皆野駅に下りたら、Hさんが猛然とダッシュしてくれたー
私はノロノロと後を追う。
バス停で乗車口ステップから「Mayさん、こっちだよ~」と呼んでるHさんの爽やか笑顔を見つけたときはうれしかった。

Hさんの早足と、意外とバス停が近かったのと、田舎にあるようなのんびりと発車する雰囲気満載のバスのおかげで予定の時刻に乗れたぞ。

無事「秩父華厳前」バス停に到着



時間はたっぷりあるし、せっかくここまできたからと華厳の滝を見ていくことにする。



看板から5分も歩かないうちに滝が見えてきたが、細くて迫力に欠けるな



9:18 登山口を見つけて



いざ出発~

見事なくらいカラフルな服装と登山グッズのHさん


木や花の名前を良く知っていて教えてもらった。



10:40 大前山653mに到着



展望はあるが、もやっていてぼんやりしか見えない



ちょっとしたヤセ尾根にヒヤヒヤし



崖も登り

              (撮り忘れたので他のブログから拝借)

ごっつい岩が出現した。
唖然と立ちすくすHさん・・
「如金さま」というらしい



説明書きがあるが、意味不明だった



気を取り直して(笑)、かわいい花に目を移す。
名前を教えてもらったけど、忘れてしもうた。



峠を越えて



11:35 皆野アルプスの中心峰である破風山に到着



展望はイマイチだったが、昼休憩にした

職場のこと、恋愛のこと(Hさん独身)と、女子トークに花が咲き続ける。

Hさん持参の山専ボトルに入れてきたアツアツのお湯で作ったラーメンがおいしかった。


さて今度はアップダウンをくり返しながら下っていく。
私は登りは安定して上がっていける(いけてるつもり)が、下りはブレーキがかかってしまったように遅くなってしまう。
Hさんは下りで時々待ってくれて、決して離れてしまうことなく気遣ってくれた。うれしかった。


13:10 猿岩到着

猿の顔なのか姿なのか分からなかった。


男体拝み(なんたいおがみ)



男体山でもみえるんだろうか??と話したが・・
見えるのはなんだろう?



15:10 急な下りと以外と長い距離に「まだかーー」と言いそうになった時に、
下山口(大渕登山口)に着いた




さぁて、温泉に行くぞと俄然元気が出てきた。
15分くらい歩き秩父川端温泉「梵の湯」に到着

                   (ホームページより拝借)

湯上りはビールで無事を労う


17:25
充分休憩したので、そろそろタクシーで皆野駅まで行こうとフロントでタクシーを呼んでもらうと、六時過ぎないと来れないと・・!
(えーーぇ
ビールを飲む前に、フロントにタクシーを呼べるか確認をすると「時間指定できないので、お客さんが帰る時に呼びます」ということで安心していたのだが。

Hさんが「17時53分の電車で帰りたいんだけどなぁー」とつぶやいたら、フロントカウンターの内側にちょこんと座っていた男性が「俺が送っていくよ」と突然立ち上がった。「カイチョウ、いいんですか?」と係の女性。「いいよ」と返事して消えて行った。
すぐ自家用車と思われる乗用車を玄関に着け私たちを乗せてくれた。
それがこの人「(たぶん)会長さん」だった。


車の中で、自分が経営していることや、今度来るときも電話くれれば迎えに行くからと、とっても気さくに話してくれる笑顔たっぷりのおじさまでした。

おかげで、予定の電車に乗って帰ることができた。

今日の皆野アルプスはいいことにいっぱい出会えた。
その一:朝のバス乗り継ぎでは、あきらめなくて無事乗れた。
その二:Hさんは外見は派手ハデだけど、中味は自然が大好きな野生児みたいで、しかも優しかった。
その三:「梵の湯」の会長さんの機転もやさしさもうれしかった。








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