主人の元同僚で、今は、私とも親しい友人がいる。
彼女は、両親亡きあと、2匹のワンちゃんと共に、一人暮らしだ。
一昨年、早期退職をして、時間はたっぷりとある優雅な身だ。
毎日、定期的に、メールで安否を知らせてくる。
昨日も、この雨で、裏の小さな川が氾濫しそうで怖い…と知らせてきた。
そんな親密な彼女だから、当然、わが家の猫たちの話は全て知っている。
最愛のミケちゃんが逝ってしまって、もう、ひと月弱。
毎日の話に愛猫の話題が出ない日は無い。
そして、言った彼女の言葉。
「何故、動画にしなかったの…?」
あんなにカメラを向けたのに、動画にしようとは思わなかったのだ。
動いてる猫ちゃんを見たら…。
きっと、泣き出してしまうだろう…。
変わらぬ姿の写真だから、我慢できるのに…。
写真を見るたびに、ミケちゃんの行動が、一つ一つ、鮮明に浮かんでくる。
それが、動いていたら…。
どうにかなってしまうだろう…。 ;つД`)