2015/08/18/14:14 更新 第2校
今月11日午前10時半,鹿児島県の川内原発1号機は原子炉を起動する操作が行われて再稼働し,11日の夜には核分裂反応が連続する「臨界」と呼ばれる状態に達した。14日に発電と送電が始まり,その後徐々に原子炉の出力を上げて,9月上旬に本格的な運転,いわゆる「営業運転」に入る計画である。
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┗■ 九州の活火山
桜島や阿蘇山など日本を代表する火山が集中し,人的被害にも見舞われてきた九州では,近年も活発な活動が続いており,警戒が必要である。
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┗━╋ >>>【川内原発再稼働】1500億円かけ安全策強化
出典:西日本新聞電子版 2015年08月11日 http://qbiz.jp/article/68698/1/
九州電力は、川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に向け、新規制基準に沿った安全対策を施してきた。1500億円以上をかけて、地震、津波、電源喪失など想定される自然災害や事故への対策を強化した。
想定する地震の揺れ(基準地震動)は、周辺の活断層を調査した上で620ガルと想定。東日本大震災時に東京電力福島第1原発で記録した最大550ガルを上回る数値を設定し、配管などを補強した。非常時の通信設備などを備えた既存の緊急時対策所に加え、基準地震動を踏まえた免震重要棟も本年度中に完成予定だ。
津波が襲った際の防水対策も強化した。敷地周辺に最大約6メートルの津波が来ると想定。原子炉などがある敷地(海抜13メートル)よりも低い場所にあるポンプ(同5メートル)周辺には高さ10メートルの防護壁を設けるなどした。
外部電源や非常用電源が喪失した場合に備えて、発電機や燃料貯蔵タンクを増設。原子炉内の核燃料を冷却するための海水を供給するポンプ車も新設した。
火山の噴火に対しては、定期的な監視(モニタリング)を続ける。火災時などの延焼防止のため、敷地境界付近の樹木を伐採して防火帯を設けた。
ただ、どれだけ対策を施しても事故やトラブルの可能性をゼロにはできない。「安全対策に終わりはない」(広報)として、今後も自主的・継続的に取り組んでいくという。
>>> 気象庁 -桜島と阿蘇山 噴火に関する火山観測報-
<2015年08月>
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月14日01時24分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月14日01時20分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月13日20時30分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月13日20時26分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島噴火)(2015年08月10日17時45分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月08日22時46分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月08日22時41分発表)
- 噴火に関する火山観測報(阿蘇山連続噴火停止)(2015年08月08日14時57分発表)
- 噴火に関する火山観測報(阿蘇山連続噴火継続)(2015年08月08日12時47分発表)
- 噴火に関する火山観測報(阿蘇山噴火)(2015年08月08日12時21分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月06日19時06分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月06日19時02分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月06日15時48分発表)
- 噴火に関する火山観測報(桜島爆発)(2015年08月06日15時43分発表)
◆桜島 月別の噴火回数
※カッコ内の数字は昭和火口での噴火回数。
年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014年 | 16 (16) |
33 (33) |
75 (75) |
29 (29) |
35 (35) |
48 (48) |
31 (31) |
89 (89) |
178 (178) |
28 (28) |
53 (52) |
41 (41) |
656 (655) |
2015年 | 113 (113) |
154 (154) |
272 (272) |
241 (241) |
244 (244) |
103 (103) |
21 (21) |
4 (4) |
1152 |
出典:鹿児島地方気象台 http://www.jma-net.go.jp/kagoshima/
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┗■ >>> 桜島の噴火警戒レベル「4」に引き上げ 大規模噴火の可能性高まる
気象庁 鹿児島市東郡元ライブカメラ 2015/0815/10:59
気象庁は15日,桜島(鹿児島市)で規模の大きな噴火が発生する可能性が非常に高くなったとして噴火警報を出し,噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げた。警戒レベル引き上げを受け,鹿児島県は災害対策本部を設置した。鹿児島市は住民に避難の準備を促すメールを配信した。
鹿児島地方気象台によると,15日午前7時ごろから桜島を震源とする地震が多発し,山体の膨張を示す地殻変動が大きくなっている。気象庁は,規模の大きな噴火が発生する可能性が非常に高くなっているとし,噴火警報を出し,警戒レベルを「避難準備」に引き上げ,昭和火口と南岳山頂火口から3キロの範囲にある有村町や古里町では避難の準備が必要だと,警報を発した。
⇒⇒ 気象庁⇒ 桜島 噴火警報(居住地域) ⇒
http://www.jma.go.jp/jp/volcano/forecast_05_20150815101518.html
>>>火山名 桜島 噴火警報(居住地域)
平成27年8月15日10時15分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台
**(見出し)**
<桜島に噴火警報(噴火警戒レベル4、避難準備)を発表>
昭和火口および南岳山頂火口から3km以内の有村町および古里町では、
大きな噴石および火砕流に警戒(避難準備)をしてください。
<噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引上げ>
**(本 文)**
1.火山活動の状況及び予報警報事項
桜島では、8月15日07時頃から島内を震源とする地震が多発しています。また、桜島島内に設置している傾斜計および伸縮計では山体膨張を示す急激な地殻変動が観測されており、その変化は一段と大きくなっています。
桜島では、規模の大きな噴火が発生する可能性が非常に高くなっています。昭和火口および南岳山頂火口から3km以内の鹿児島市有村町および古里町では、重大な影響を及ぼす噴火が切迫していると考えられますので、厳重な警戒をしてください。
2.対象市町村等
以下の市町村では、避難準備などの厳重な警戒をしてください。
鹿児島県:鹿児島市
3.防災上の警戒事項等
昭和火口および南岳山頂火口から3km以内の有村町および古里町では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に厳重な警戒(避難等の対応)をしてください。
風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)に注意してください。
降雨時には土石流に注意してください。
<噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引上げ>
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時
要援護者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制
等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(平常)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
噴火警戒レベル4 再稼働「川内原発」を桜島の火砕流が襲う日
鹿児島県・桜島では15日朝から火山性地震が急増し、山体が膨張。火口から3キロ以内で大きな噴石の 飛散や火砕流の恐れがあり、噴火警戒レベルが初めて4(避難準備)に引き上げられた。鹿児島市の3地区には避難勧告が出され、対象全世帯が避難している。
16日は火山性地震は減少したものの、「いつ規模の大きな噴火が起きるか分からず、警戒が必要な状況は変わらない」(気象庁)という。
そこで懸念されるのが,11日に再稼働した川内原発1号機の安全性である。桜島からはわずか52キロしか離れていないのである。九州電力は「現時点で、影響があるとは考えていない」とした上で,「特別な態勢も取っていない」とする。これでいいのか。
川内原発については、以前からその“危険性”は指摘されてきた。2013年に毎日新聞が火山学者に行ったアンケートでは、「巨大噴火の被害を受けるリス クがある原発」として、50人中29人が「川内」を挙げている。九電が何を根拠に「影響なし」とするのか,その根拠を明示すべきである。
仮に桜島で大規模な火砕流が起これば,原発内のすべての施設がダメージを受ける可能性もある。福島原発と同じ『電源喪失』という事態にも陥いりかねない。
桜島近くの東桜島小学校にある石碑にはこう書かれてある。 「科学を信じてはいけない、危険を察したら自分の判断で逃げるべきだ」
火山活動に関して確実な予知は存在しない。原発の稼働は一度止めるべきである。
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┗■ >>> 阿蘇山 注意深く監視 -福岡管区気象台
◆阿蘇 草千里 気象庁ライブカメラ 2015/0323/0649
阿蘇中岳第一火口は今月8日に,ごく小規模な噴火が確認されて以降,14日までに新たな噴火は起きていないが,福岡管区気象台 http://www.jma-net.go.jp/fukuoka/ は,引き続き注意深く監視を続けている。
今月11日の現地調査では,一番大きな噴出口の中にある湯だまりの温度がおよそ80度と高い状態で火口直下のごく浅い場所で起きる孤立型微動は,多い状態が続いているという。
なお,噴火警戒レベルは2でり,噴石の飛ぶおそれのある火口から1キロの範囲内に立ち入らないよう,注意を促している。
◆阿蘇 京都大学 本堂ライブカメラ 2015/0323/07:08
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霧島山(硫黄山)周辺で約1年ぶりに火山性微動観測 今後の火山活動に注意
※地図出典:西日本新聞電子版
宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島山のうち、えびの高原(硫黄山)周辺で,26日09:23頃に火山性微動が観測されたことから,福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 http://www.jma-net.go.jp/kagoshima/ は「火山の状況に関する解説情報」を発表し,今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけた。
気象台の観測によると,えびの高原(硫黄山)周辺では,26日09:23頃から継続時間3分未満の火山性微動が観測された。火山性微動の観測 は、昨年(2014年)8月20日以来、ほぼ1年ぶりである。この火山性微動の発生時にわずかな傾斜変動も観測されている。
また,火山性地震も26日は,15:00までに15回が観測されている。1日あたりの火山性地震が10回を超えたのは,24回を観測した7月5日以来である。
7月22日以降の火山性地震の発生状況は以下の通りである。(出所 気象庁 http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/volinfo/VK20150728160109_505.html)
7月22日 0回
23日 4回
24日 0回
25日 2回
26日 15回
27日 1回
28日15時まで 0回
気象台は、霧島山(硫黄山)では、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があるとして、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけている。
※火山性地震とは,火山体およびその近くで発生する地震のこと。身体に感じられないような微小な地震も含まれる。火山体の地下で何らかの破壊現象が起きて発生すると考えられている。
地下の岩石等の破壊によって発生する地震とは異なり,震動が 数十秒から場合によっては数時間にわたって観測されることもある。
7月19日 大隅地方で震度3の地震
7月19日,午前2時13分ごろ大隅地方で震度3の地震がありました。震源地は大隅半島東方沖で震源の深さは40キロ,地震の規模を示すマグニチュードは4.6と推定されます。
鹿屋市や錦江町で震度3のほか,鹿児島市でも震度2の揺れを観測しましたが津波の発生や被害の報告はありませんでした。
なお,九州電力川内原発の立地する薩摩川内市は震度2を観測した南九州市や南さつま市,さらに震度1を観測した日置市,いちき串木野市に隣接します。
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mapの出典: http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20150719021332.html
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原子力ムラの“最深部”を暴露した現役官僚が再び問う、原発再稼働がもたらす「最悪の結末」-
霞 が関で働く現役のキャリア官僚の話題作,『原発ホワイトアウト』の続編が『東京ブラックアウト』。著者の若杉冽(わかすぎ・れつ)氏が描くのは、「某国」 のテロリストが高圧送電線網を破壊したことをきっかけに、深い雪に閉ざされた日本海側の原子力発電所で重大事故が発生。首都・東京をはじめ、日本全体が再 び深刻な危機へとのみ込まれてゆく…というストーリー。
原発推進、再稼働に向けた動きが着々と進み、その一方で事故が起きた際の避難 計 画は穴だらけです。避難計画を策定している官僚自身も、住民に説明する自治体も、当の住民だってそのことをわかっているのに、誰も再稼働への流れを止めら れない。こうした現状に対する「怒り」がこの作品の根底にある。
―原発推進へと進む現状が「変わらないどころか酷くなっている」と指摘されましたが、このままだと4月、5月以降には川内(せんだい)原発(鹿児島県)が再稼働しそうである。
ー川内原発を再稼働した後は,しばらく様子を見つつ,秋以降に向けて粛々とほかの原発の再稼働準備を進めるのではなかろうか・・・。
東京ブラックアウト | |
若杉冽著 |
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(講談社 1600円+税) |
原 子力ムラから政治家へ金が流れる仕組み…。政治、官僚、産業界が一体となってつくり出している「原子力モンスターシステム」の全貌を暴露して話題となった 『原発ホワイトアウト』から約1年半。著者で現役官僚でもある若杉氏が、多くの国民の声を無視して進められようとしている原発再稼働のウラにある欺瞞だら けの避難計画の中身と、懲りない原子力ムラの内情を再び告発する。
**************『原発ホワイトアト』 *******************************
▼(45)
年の瀬は典型的な冬型の気圧配置となった。爆弾低気圧ともいわれる急激な天候の変化が日本列島を襲った。
一 二月二八日の仕事納めから三日連続で激しり降雪が続き、日本海側の山沿いでは、一気に五メートル超の積雪となった。海沿いは積雪量が少ないと一般的には言 われるが、平野部でも積雪は二メートル、海岸線沿いでも積雪は五〇センチメートルを超えた。
仕事納めが終わり、発電所の人員も最小限の態勢となった。大晦日の三一日、昼時は一時暖かくなり、雪が雨に変わったが、夕方に再び冷え込みが厳しくなると、根雪の上に降った雨の水分が雪を凍らせていった。・・・・・・・(略)
『原発ホワイトアウト』 286~ 287ページ
▼ (47)
「関東地方で大規模な停電が発生、原因は調査中」とのテロップがNHKの「ゆく年くる年」の放送の途中に流れたのは、新年を迎える数分前だった。
停電が起きたのは関東地方の50万世帯だったが、停電を食らった世帯ではテレビでテロップを確認することもできず、不意の停電に不吉な予感を覚えてはいた が、多くの人間はそのまま床についた。たいていの場合、大雪のせいによる停電なのだろう、くらいにしか受けとめられていなかった。
翌、元日の早 朝六時から、官房長官の緊急記者会見が官邸で行われた。「昨夜二一時前、関東電力の高圧送電線の鉄塔が倒壊する事故があり、新崎原発が緊急停止いたしました・…・・現在、原子炉を非常用電源で冷却中であります。 ・・・・・・・・・
周辺住民の方々は、冷静に対応願います。この事態によりまして、関東電力の供給区域内で、現在、五〇万世帯に停電が起きておりますが、順次復旧する見込みであります」 。
緊張した両持ちで官房長官がこう述べる。
・・・・・・・・・・・
p295)
新崎原発では、午前七時の段階で、原子炉を冷却中のバッテリー電源の残量がほとんどなくなりかけていた。そのため、非常用のディーゼル発電機を始動させようと、現場の当直の作業員が努力していた。
前日夕方からの冷え込みは非常に厳しく、気温は、氷点下九・五度に達していた。キンキンに冷え込んでいるためか、ディーゼルl・エンジンがかからない。軽 油に含まれる成分が気温の低下によって流動性が低くなり、フィルター部で燃料を詰まらせていたのだ。燃料が詰まると、当然、エンジンには燃料がいかない。
作業員は、エンジンをかけようと焦る。ただ、原子炉についての知識はあるが、ディーゼル・エンジンについての基礎知識は欠落していた。作業員にはディーゼル・エンジンが始動しない理由がわかっていなかった。
新崎原発の所長は、正月休みをとって、東京へ帰省していた。作業員が昨夜から中央制御室に詰めている所長代理に無線電話で連絡を入れる。
「ディーゼル・エンジンがかかりません!」
所長代理が怒鳴る。
「そんなことあるか、馬鹿野郎!」
午前七時半にバッテリー電源が切れたあと原子炉の圧は急速に上昇し始めた。俄然,中央制御室の緊張が、、原子炉の圧の上昇に比例して、ぐんぐんと上り詰めていった。
所長代理は、外部電源車の出動を命じた。
外部電源車は、フクシマの事故の反省から、原子炉のある海岸線から少し離れた高台の車庫棟のなかに格納されていた。作業員が外部電源車の車庫棟に向かおうとするが、そこに行く道は、五〇センチメートル以上の深い根雪に覆われていた……吹雪も強まっていた。
「車では近づけません!」
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『原発ホワイトアウト』 292~ 293ページ
原発ホワイトアウト | |
若杉冽著 ・現役キャリア官僚による告発の書。 |
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講談社刊 |
内容紹介
キャリア官僚による、リアル告発ノベル! 『三本の矢』を超える問題作、現る!!
再稼働が着々と進む原発……しかし日本の原発には、国民が知らされていない致命的な欠陥があった!
この事実を知らせようと動き始めた著者に迫り来る、尾行、嫌がらせ、脅迫……包囲網をかいくぐって国民に原発の危険性を知らせるには、ノンフィクション・ノベルを書くしかなかった!
目次
第1章 選挙の深奥部
第2章 幹事長の予行演習
第3章 フクシマの死
第4章 落選議員回り
第5章 官僚と大衆
第6章 ハニー・トラップ
第7章 嵌められた知事
第8章 商工族のドン
第9章 盗聴
第10章 謎の新聞記事
第11章 総理と検事総長
第12章 スクープの裏側
第13章 日本電力連盟広報部
第14章 エネルギー基本計画の罠
第15章 デモ崩し
第16章 知事逮捕
第17章 再稼働
第18章 国家公務員法違反
終章 爆弾低気圧