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どうなる川内原発-三反園鹿児島県知事 対 世耕弘成経済産業相

2016-08-07 00:02:10 | 川内原発

自民党の広報戦略を担い,政権の「参謀」を自認する安倍首相の片腕・世耕弘成経産相。 "原発容認"でもある世耕氏。経産相に就任して早速,原発について「地元の理解を得ながら再稼働を進めるのが政府の一貫した方針だ」と明言した。

  三反園鹿児島県知事「川内原発運転期間40年妥当」

 出典:西日本新聞電子版 2016年07月28日13時16分 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/262062

 

 鹿児島県の三反園訓(みたぞのさとし)知事は28日の就任記者会見で,全国で唯一稼働する九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の今後のあり方について,廃炉も含めて議論する考えを示した。原発の賛否両派を交えた原子力問題検討委員会を設置することを知事選で公約にしており,「検討委の議論の項目に含めたい」と述べた。

 原則40年と定めた運転期間を「基本だ」とし,延長に否定的な考えを示した。川内1号機が8年後,2号機が9年後に運転開始40年となる。伊藤祐一郎前知事は延長を容認する考えを示していた。

 さらに,九電が計画する川内原発3号機増設に関しても「客観的情勢から難しい」と語った。伊藤前知事が2010年に表明した増設同意を白紙撤回するかどうかについては「今後考えたい」と明言を避けた。


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   世耕弘成経済産業相,川内原発停止要請で「知事の考え聞く」
    出典:産経ニュース 2016.8.4 00:07  http://www.sankei.com/politics/photos/160804/plt1608040003-p1.html


 世耕弘成経済産業相は3日の就任記者会見で,東京電力福島第1原発事故の収束と福島の復興が「経産相として一番重要,かつ重い課題」との考えを示し,今月9日にも同原発を視察する意向を明らかにした。だが,東電が要請した廃炉費用の支援については「既に2兆円の手当てを行っており,直ちに廃炉作業に支障が生じることはない」と述べ,慎重な見方を示した。

 東電は7月末,原発事故による賠償や除染費用が想定を上回る可能性が高まったとして政府に負担を求める方針を明らかにした。

 これに対し世耕氏は「廃炉・汚染水対策は一義的に事故を起こした東電自ら行うことが大原則」と指摘。とはいえ,現時点で廃炉費用がどの程度になるか見通すのは困難として,「東電に責任を果たさせながら国も前面に立って取り組みたい」と含みも持たせた。

 一方,鹿児島県の三反園訓知事が九州電力に川内原発(鹿児島県)の一時停止を要請する方針を示したことについては,「まずは知事の考えをお聞きし,しっかりと対話しながら適切に対応したい」と述べた。

また,原発政策全般については,原子力規制委員会が新規制基準に適合すると判断すれば「地元の理解を進めることが政府の一貫した方針」だと説明。新増設や建て替えについては,「現段階において想定していない」と述べた。


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  ┗ 世耕氏に関わる原発関連マネーの"分散違法献金疑惑"


看過(かんか)されてはならないのは,かつて毎日新聞が報じた世耕氏に関わる原発関連マネーの"分散違法献金疑惑"である。

2013年,世耕氏の資金管理団体「紀成会」は,関西電力の原発関連業務を受注している兵庫県の設備会社幹部5人から,個人献金の限度額である150万円ずつ計750万円を受け取っていた。献金した社長らは「会社とは関係ない」と話していたが,それぞれの献金の日付が同年2月20日と6月5日に集中。会社ぐるみで実質的な企業献金を個人献金に偽装しており,世耕氏側はそれを承知で受け取ったのではないかとの疑惑である。

 この問題は,結局,その違法性を問われることはなく終わってしまった。しかし,世耕経産相が"原発議員"であることは事実で,経産相に就任して早速,原発について「地元の理解を得ながら再稼働を進めるのが政府の一貫した方針だ」と明言している。

   

       ■□==============7月の知事選=================□■

鹿児島は自民王国であるが,今年7月の知事選では,4選を目指した無所属の現職・伊藤祐一郎氏(68)を破り,新人の三反園訓氏(みたぞの さとし 58)氏が,初当選した。
  今回の選挙では,伊藤県政3期12年の評価が最大の争点になった。三反園氏は県政刷新を掲げ,共産党系新人との候補一本化を経て出馬。民進,社民両党県連の支援も受け,無党派層や自民党支持層にも食い込んだ。伊藤氏は自民,公明両党県議団などの推薦を受けたが,及ばなかった。投票率は56・77%(前回 43・85%)。




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