▼桜島 爆発的噴火400回超す 昨年より約7カ月早く
活発な活動を続ける桜島(鹿児島市・標高1117メートル)の今年の爆発的噴火
(爆発)回数が9日,400回を超えたました。観測史上最多の548回を記録した昨
年(11月5日)より約7カ月早く,400回をこえました。なお,鹿児島地方気象台
は「現在の噴火警戒レベルから引き上げるほどの噴火はない」としています。
なお,京都大防災研究所火山活動研究センターの井口正人准教授(火山物理学)に
よると,桜島は,約200年サイクルで20億トン級の灰や溶岩が出る大噴火,約30
年サイクルで2億トン級の噴火があった」ということです。近年では,1914(大正
3)年に大噴火を起こしています。
▼▼桜島フェリーの試験クルーズや新船導入
鹿児島市は4月から,観光客誘致を目的に桜島フェリーの試験クルーズや新船導入,改
修などの事業を展開します。来年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開業にあわせ,市は
開会中の市議会に,桜島フェリー関連
でクルーズ船運航事業費や新船建造費,船舶リニューアル費,桜島港のターミナル改修費
などを提案しています。
市によると,試験クルーズは「よりみちクルーズ」と命名。5,6月に各2便,10,
11月に各3便,いずれも水曜日に鹿児島港発で運航します。桜島南西沖に浮かぶ神瀬を
ぐるりと回り,大正溶岩原を見学しながら桜島港に着く航路。所要時間は通常航路の3倍
の約45分間で,船内で桜島の見どころや歴史を音声で案内する。事業費約32万円。乗
船料は,他の定期便と同じ大人150円,小学生以下80円。
いま,桜島フェリー初の電気推進船建造中で,新幹線が全線開業する11年3月には就
航予定。3基の発電機が動力で「環境に優しい上に低騒音で経済的」とアピール。全長
57メートル,総トン数1270トン。旅客定員は657人,車載能力は大型9台と乗用
車32台。
ほかにも約2千万円で既存船の客室を改装したり,自動ドアを設けたりする。築40年
の桜島港フェリーターミナルも4703万円をかけ外壁や待合室もリニューアルします。
県民の生活の足として24時間運航している桜島フェリーの年間乗客数は約540万
人。市は「観光客にも県民にも楽しめて,くつろげるようにしたい」としています。
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