ローソンの農業法人 鹿児島，北海道，千葉に農場法人設立し野菜生産を開始

　コンビニエンスストアのローソン（本社：東京都品川区）は２０１１年４月に農業生産法人の「ローソンファーム鹿児島」（鹿児島県東串良町），６月に「ローソンファーム十勝」（北海道）を設立し，生産を始めた。ローソンの農業生産法人は，２０１０年６月，千葉県香取市の農家と共同出資により農業生産法人 株式会社ローソンファーム千葉と合わせ計３カ所。２０１１年度末までに全国８－１０カ所に拡大し，１２年度末までに店頭で販売する生鮮野菜の１割を自社で生産する計画である。

　ローソンが展開する生鮮コンビニ「ローソンストア１００」は，人参，ほうれん草，小松菜などの身近な野菜を１０５円均一で販売中。同社は「自社生産することでコストを抑え，安定的に野菜を店舗に供給したい」としている。

▼ローソンファーム鹿児島
　ローソンファーム鹿児島は，有限会社「南九州農園」（鹿児島県東串良町）と共同で４月に設立。約１０ヘクタールの農場では，初年度はダイコンやキャベツ，サツマイモなど計６００トン生産する計画で，野菜を扱う関東の店舗で９月から販売する。

▼ローソンファーム十勝
　ローソンファーム十勝は６月に設立し，約１０ヘクタールの農場で生産したダイコンやジャガイモが今月７月から関東のローソンストア100（約600店舗）とローソンの一部の野菜取り扱い店舗（約600店舗）で販売されている。

 
◆ローソンのアピール　http://www.lawson.co.jp/company/corporate/challenge.html

【野菜の“安定供給”と“安心・安全”を目指した農業生産法人ローソンファーム】
 　　
　「ローソンファーム」は，ローソングループの店舗向けに野菜を安定供給することを目指し設立された農業生産法人です。昨年9月から関東のローソンストア100（約600店舗）とローソンの一部の野菜取り扱い店舗（約600店舗）にて，「ローソンファーム千葉」で生産された小松菜や大根などを販売しております。

　「ローソンファーム」では，年間を通して計画的に農作物を生産するため安定供給が可能で，また，お客様に「安心・安全」を提供できるよう，野菜の生産履歴を管理し，店頭には生産者の顔が見えるPOPを貼り付けるなどの工夫をしています。

【送料無料】「身の丈」を強みとする経営－リージョナルマーケティング－ 価格：1,470円（税込、送料別）

ビジュアル流通の基本第4版 価格：1,050円（税込、送料別）