▼鹿児島県知事,農相にTPP慎重対応を要望
鹿児島県の伊藤祐一郎知事は10月18日,農林水産省を訪れ,鹿野農相に対し,環太平洋経済連携協定(TPP)について,「慎重な対応をお願いしたい」と要望した。
伊藤知事は,「TPPがまとまると鹿児島県の農業は壊滅的な打撃を受ける。全体で6000億円くらいのマイナスの経済効果が出る。一番影響を受けるのは鹿児島県だ」と強調した。
鹿児島県は,肉用牛の飼養戸数と産出額が都道府県別で1位,飼養頭数と出荷頭数が同2位となっている。
◆ 平成21年 農業産出額(都道府県別)では,1位は北海道,2位は茨城県,3位は千葉県
農林水産統計によると,平成21年農業産出額(都道府県別)について都道府県別の順位は,北海道が1兆111億円で第1位,以下,茨城県(4,170億円),千葉県(4,066億円),鹿児島県(4,005億円),宮崎県(3,073億円)の順である。
★,'*:..,.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~.
▼TPP参加反対で緊急集会:JA茨城と県医師会
環太平洋連携協定(TPP)交渉に政府が参加するのを阻止するため,農業協同組合茨城県中央会(JA茨城)と茨城県医師会は10月19日,茨城県小美玉市で緊急集会を開いた。両者は「TPPは地域経済や社会の崩壊を招く恐れがある」として,TPP交渉参加に反対する決議を採択した。
茨城県医師会は,親民主党を掲げ,昨年4月に日本医師会の会長に選出された原中勝征氏の出身母体。TPP交渉参加をめぐる民主党の判断にも影響を及ぼすであろう。
▼TPP反対 宮崎で3500人:JA集会に漁連・医師会など
JAグループ宮崎は10月16日,「TPP(環太平洋連携協定)交渉参加反対みやざき県民集会」を宮崎市中央公園で開いた。
県内のJA役員をはじめ,漁連や商工会議所,医師会など県経済団体協議会の加盟団体,自治体首長や議員など約3500人が参加した。
森永利幸・県中央会会長は主催者あいさつで,TPPへの参加で現在の食料自給率約40%が13%に下がることにふれ,「独立国日本としてあってはならないこと。国益を外国にゆだねると言うことだ」と批判した。
日本農業の現状と問題点 | ||||
0 | 農業マーケティング | |||
1 | 原発事故の影響 | |||
2 | 農業の現状と課題 | |||
3 | 政府の農業再生策 | |||
4 | TPP:環太平洋連携協定 | |||
5 | 耕作放棄地 | |||
6 | JA 農協 | |||
7 | 農業県分析 | |||
8 | 農業法人 | |||
9 | グリーンツーリズム | |||
10 | 農商工連携 | |||
11 | 諸外国の農業事情 | |||
12 | 農業リンク集 | |||
13 | 農業の本 | |||
14 | 農業用品/農業機材 | |||
▼関連フブログ・バックナンバー