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和牛の全国品評会 鹿児島県が宮崎県を制し総合優勝

2017-09-12 00:56:32 | 鹿児島県




                出典:NHK テレビニュース画面

  5年に1度,全国の優秀な和牛を集めて改良の成果などを競う「全国和牛能力共進会」は,宮城県を会場に開かれた。今回はメス牛部門やオス牛部門など9つの部門に,全国39道府県の予選を勝ち抜いた過去最多の513頭が出品された。鹿児島県からは,「種牛」22頭「肉牛」8頭が参加した。

 審査の結果,9つの部門のうち良い和牛を生み出す能力を審査する「若雄」と「若雌」,雌牛の親子3代の改良の成果を競う「高等登録群」,肥育された牛の肉質や肉付きを競う「去勢肥育牛」の合わせて4部門で鹿児島県の牛が1位に選ばれた。また,すべての部門で6位以内に入り,各部門の成績を総合した「団体賞」でも,鹿児島県が優勝した。団体賞は前々回から始まり,過去2回は宮崎が獲得していて,鹿児島の優勝はこれが初めてである。

次回の全共は5年後の2022年に鹿児島で開催される。

 

>>>国内の黒毛和牛の飼育頭数は鹿児島県が1位,宮崎県が2位。

宮崎県は、県家畜改良事業団(宮崎県高鍋町)が県有の種雄牛と候補牛計59頭を一括管理している。事業団は種雄牛の飼育や交配による改良などを担当。精液は原則県外に出さず、県内のほとんどの農家が事業団から供給を受ける。県全体で牛の改良にばらつきをなくし,質を底上げする「宮崎方式」をとっている。

鹿児島県は,官民の双方が種雄牛の改良や精液供給を担う。県肉用牛改良研究所(鹿児島県曽於市)が24頭,民間の14事業者が約90頭の種雄牛を育成、管理しており,畜産関係者は「官民が切磋琢磨(せっさたくま)し、競い合うことで県全体のレベルを押し上げている。

 

 ○平成26年 肉用牛の都道府県別飼養頭数(2014年09月16日公表 )

順位肉 用 牛
都道府県飼養頭数
(頭)
構成比
(%)
全 国2,567,000100.0
北海道50980019.8
鹿児島33320013.0
宮 崎2500009.7
熊 本1298005.1
岩 手916003.6
栃 木879003.4
宮 城839003.3
長 崎765003.0
沖 縄714002.8
10群 馬625002.4

 資料:農林水産省/平成26年畜産統計調査
  

和牛五輪で鹿児島県「日本一」

「和牛のオリンピック」とも呼ばれる全国の和牛を集めた5年に一度の品評会「全国和牛能力共進会」で,鹿児島県から出場した牛が,9部門中4部門を制して総合優勝を果たし,「日本一」の座を得た。


              出典:NHK テレビニュース画面  

「全国和牛能力共進会」は、全国から品質の良い牛を集めて開かれる5年に一度の品評会である。審査の結果,9つの部門のうち良い和牛を生み出す能力を審査する「若雄」と「若雌」,雌牛の親子3代の改良の成果を競う「高等登録群」、肥育された牛の肉質や肉付きを競う「去勢肥育牛」の合わせて4部門で鹿児島県の牛が1位に選ばれた。
また、すべての部門で6位以内に入り,各部門の成績を総合した「団体賞」でも、鹿児島県が優勝した。
団体賞は10年前の大会から設けられた賞で、これまで過去2回の大会では宮崎県が優勝していたが,今回は鹿児島県が「和牛日本一」の座を得た。


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  鹿児島黒牛

  全国一位の和牛・黒毛和種の生産県である鹿児島。「鹿児島黒牛」の特徴は、きめ細かなやわらかい肉質と,バランスの良い霜降り肉にある。


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 鹿児島黒牛の品種は黒毛和種である。和牛には「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」および「無角和種」の4種があり,このうち日本で飼育されている和牛の9割がこの黒毛和種である。
 鹿児島の黒毛和種の生産量は,日本一で「鹿児島黒牛」のブランド名で販売されています。おいしさや安心・安全にこだわり,丁寧に育てられた鹿児島黒牛は,きめ細やかなやわらかい肉質とバランスのよい霜降りが特徴である。

【鹿児島黒牛の歴史】 
 日本では神代の昔,大国主命(オオクニヌシノミコト)が農民に牛を食べさせたという伝説があります。だが,仏教伝来以降は肉食,とりわけ有用家畜であった牛馬の食用がタブーとされてきた。

 江戸時代になって外国人の肉食に影響されて食べ始めましたが,日常的に食するようになったのは大正時代になってからである。
 鹿児島黒牛の歴史は古く,明治時代には全国でいちはやく県の畜産試験場を設立し,おいしい牛肉づくりのための研究が始まった。

 当時県内各地で飼われていた羽島(はしま)牛・加世田(かせだ)牛・種子島(たねがしま)牛などの牛に改良に改良を重ねて生まれたのが,現在の鹿児島黒牛である。 平成4年4月,鹿児島黒牛はかごしまブランドに指定されている。

 

                         

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