Yacht BrisaⅡ 日記

北海道の田舎暮らしで家庭菜園とヨット「BrisaⅡ(Catalina28 Mk2)」を楽しむ爺のぐうたら日記

冬囲い

2022年10月20日 | メンテナンス・修理
十月も半ばになり、各地から初雪の便りが届く季節となりましたので早々とヨットの冬囲いをする事にして、15日、19日の両日祝津マリーナへ行って作業をしてきました。
エンジンの格納前整備は13日に完了したとハーバーマスターから報告がありましたので、先ずはメインセイルとドジャー、ビミニトップの格納作業です。



15日は一人で出掛け前述3点の作業を完了、更にはブームを下げて受支柱に固定、バウからマストにオーニングの棟となるパイプを留める支柱をマストに設置しました。
隣では馴染みの「青の洞窟観光船」の船長が早々と今年度の営業を切り上げ、一足早く冬囲いを行って居りました。



昨日は15日に引き続き、オーニングの骨組み組み立てとオーニング掛け作業です。
この日は家内が休みだったので一緒に出掛けてきました。

先ずはバウからマストに棟パイプを渡して固定、次にブームに貫パイプを3カ所取付、固定します。
此に前後に分けて作ってあるオーニングを掛け、繋ぎは「結束バンド」で留めます。
以前はハトメを縫うように細ロープを通して留めていたのですが、手間が係るので昨年から250㎜と150㎜の結束バンドに変えました。
白いテント地に黒い結束バンドを使うと、まるでフランケンシュタインの手術跡みたいですが、留めるときは元より外すときも切っていけば良いので作業効率がとても良く、強度も充分です。



船台への固定は耐候性の高い漁網修理用の5㎜ロープで固定します。



26フィートの前艇(ロナウチカ・Ro260/スペイン製)用に製作したオーニング(ターポリン製)ですが、少し長さが足りませんがまあまあ間に合っているので引き続き使っています。
金属部分に擦れて毎年修理して居ますので、継ぎ接ぎだらけでみっともなく見えますが充分役に立っています。
緑・白・銀の接ぎ当てはトラックテント修理用のテープ、黒は農業用シートの修理テープと色様々ですが都度一番安いものを使っています。



ジブセイルのファーリングは3000番のブルーシートをカットして囲っています。
この後は12月に入って根雪になってからオーニングの状態を確認に来ます。
来年は4月に冬囲いを外し、エンジン等の点検をしてシーズンインとなります。


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米国から部品が届いた。

2021年02月12日 | メンテナンス・修理
私のヨットは1996年11月に新造・進水し、満24歳になります。
昨年7月にある程度のパーツは交換しましたが、オーナー・マニュアルが無かったり、シート・ストッパーの1個が不調だったりしたので、造船元である米国の「Catalina社」へパーツの調達について照会していたところ、カリフォルニア州のサクラメント市にある「Catalina Direct 社」で入手出来る情報を得、ホームページを紹介されたので、早速調べたらかなり多くのパーツを今でも取り扱っているようで、大変嬉しくなりました。
同市はカリフォルニア州の州都として160年近い歴史をもつ都市で、四国の松山市との姉妹都市らしいです。
今まで、ヤマハ発動機製やスペインのロナウチカ社製のヨットを乗り継いできましたが、純正部品を10年以上に亘って供給してくれているメーカーは無く、苦労してきました。
しかし、「Catalina社」製のヨットに関しては24年も経過した現在でも、大部分の純正部品供給を受ける事が出来ます。
今回、お世話になった同社の「ケントさん」はとても親切な方で、私の拙い英語メールにも丁寧に返事を戴き、スムーズに取引できました。
掛かった費用は、「オーナー・マニュアル1冊、$49.95」、「シングルシート・ストッパー1個、$65.00」、「送料他 $76.33」でした。



「オーナー・マニュアル」は全76頁で、当然、全文英語です。





「シングルシート・ストッパー」はアルミ合金からステンレス製に変わっていました。
手前が今回輸入したもので、背後のものはヨットから取り外してきたものです。



4月初旬には安全祈願祭が執り行われ、マリーナがオープンします。
今年は積丹半島にある積丹町美国に1泊で行ってみようかと考えています。
この町は「ウニ丼」や海鮮料理で旨い店があるようなので、家内が行ってみたいのだそうです。
途中、出来たら「余市町」にある「ニッカウヰスキー北海道工場」に寄ってみようかと思います。



積丹半島にある漁港の中には漁業者の方とのトラブルが多いところもあるらしく注意が必要ですが、美国漁港は問題なさそうです。




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冬支度、その1

2020年10月18日 | メンテナンス・修理
昨日は、小樽・祝津マリーナに向け家を6時半に出発、9時半に小樽に到着、家内の希望で先ずは色内地区にある「 『鱗友市場』(営業時間 4時~14時)」へ、ちょっと遅いので品数が少ないかも知れないと思いつつ立ち寄り、「銀たらの粕漬」と場内の木村商店で「てんぷら(北海道ではさつま揚げをてんぷらと云います)」を三種類買いました、おばさんが1個オマケしてくれました。

此処から祝津マリーナは直ぐ近く、3つのトンネルを抜けたところです。
10時に到着、ハーバーマスターが古い鋳鉄製のストーブで端材を燃やしていました。
来場者が少ないので、承諾を得て車を横付けし、早速作業開始です。



沖では小樽商大のヨット部が快晴・順風のもと練習中です。



スズメが遊びに来ました、スプレツダーの上から此方を見ています。
我が家の餌台に来るスズメより人懐こそうです。



バウ(前)側のマストに添え立てるベース部を忘れてきたので、今日はマストから後方の骨組みをセットする事にし、後は月曜日に再度来場して前側の骨組みを組み立て、オーニングを張る事にしました。
最近は忘れ物をする事が多くなってきているようで、老化が進んできているのかなぁ?

お昼はマリーナ食道へ、入るな否や、食道の女将から「ウニは漁期が終わったので、有りませんよ」と一言。
家内は訪れる度に「ウニ丼」を注文、私は「ラーメン」と定番にしていました。
今日、家内の注文は「海鮮ラーメン(1400円)」、私はいつもの「ラーメン(700円)」です。



その差は歴然、蟹やエビ、ホタテにイカ、貝類等の海鮮類がたくさん入ったラーメンです。
ヨット部の女の子が食堂にやってきて「おにぎり1パックと味噌汁2つお願いします」と注文、間もなく出来た「おにぎり2個セット」と「味噌汁」を持って、仲間の子が待っていたウッドデッキ席へ、「今日は『あら煮』だよ!」と嬉しそうに伝え、分け合って食べていました。

オーニングの骨組みは「ビニールハウス様の軟鉄管(22mm)」を使っています。
安価でパイプカッター等で加工がし易く、亜鉛びきなので少しは塩害に強いので、私は以前からこの材料を使っています。



15時近くになって、今日の作業は完了。
鉄くず(ドリルやパイプカッターで作業した金属くず)が錆びて、船体のFRPに赤く錆汚れが付くので取り敢えずほうきで掃いて作業終了です。



月曜日に再度来場し、船首側の作業をする予定です。

今日も多くのメンバーが訪ねて来てくれ、情報交換も出来ました。
祝津マリーナの近くにある「祝津水族館」や「鰊御殿」も終日、観光客が訪れていたようです。





帰りの高速道路・美沢PAで見かけた「もみじ」が色づいていて綺麗でした。



明日(10/19)に再訪します。





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メインセイルが上がりきらない

2020年09月14日 | メンテナンス・修理
先日(8/22)、初めてのセイリングを家族で行った際の報告で「何箇所か調整する必要がある」と申し上げましたが、一番が「メイン・セイル」をトップまで上げられないと云う事です。
定置網エリアを抜けたところで、家内と娘にメイン・セイルを上げるように指示したのですが、ウインチを力一杯回してもマストトップまで上がらず、きれいなセイルカーブを作れず、風をきれいに流せない状態です。
マリーナに帰港して上架した後に、隣のベテラン・オーナーであるFさんに相談したところ「セイルの伸び・縮みはあり得る事」でセイル・メーカーへの相談する事を勧められました。
早速、お世話になっているノース・セールさんに相談し、調べて貰うため現物を送りました。
設計上のセイル・プランは下記の通りです。



私が実測したところリーフが9.13m、フットが3.28mだったので、設計上のセイル・プランに比べ、リーフで△32㎝、フットで△10㎝と縮んでいる事が判明しました。
之では、メイン・セイルが袋状になり、如何にフルバテンでもきれいなセイルカーブは出来ません。
ボルト・ロープを入れ替える方法で修理できますが、セイル自体の伸び・縮みもあるだろうから、根本的な解決は難しいと思われます。
船歴も24年弱になり、経年劣化を考えると、作り替えるのも選択肢の一つと考えています。
その場合、セイル・プランサイズの通りとし、フットはルーズに変更、フット・ボルト ロープの影響を極力避け、雨水等の排水も容易に出来るように改良するつもりです。
問題はバテンで、現在はフルバテンですがセイル・メーカーからはレギュラー・バテンで提案が来ています。
理由は、セイル全体の重量が軽くなり、シングル・ハンドでの取扱が楽で値段が安く上がると云う点です。
スタック・バッグへの収まりもスムーズに出来るとメーカーは云っています。
確かに微風ではフルバテンの方がセイルのバタつきも少なく、セイル・カーブも楽に出せるのですが、それほど繊細なセイル・コントロールを必要としていないので、レギュラー・バテンでも良いかと考えています。
来年の4月にマリーナが営業開始する迄に新しいセイルが出来てくる予定です。



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冬用オーニング

2020年08月26日 | メンテナンス・修理
昨日、天気予報では「曇り」だったので、「冬用オーニング型取」作業を行うべく、朝5時に起きてマリーナへ出かけました。
9時半に到着、「曇り」を期待して出かけてきたのに、ピーカンの快晴・無風状態。

※今回は写真がありません。
参考まで、前の艇に掛けていた写真をアップしています。


見る見る間に気温は上がり、キャビン内では既に30度越え、おまけに湿度がやけに高く65%を超えています。
額から汗がしたたり落ちる、途中のコンビニで麦茶などの熱中症対策飲料を5本、買ってきたけど足りないかも知れないと思いつつ、作業開始。
余りの蒸し暑さに隣のヤマハ31EXⅡのオーナーFさんから泣きが入ります。

私も汗だくになりながら、先ずはマスト前デッキのオーニング調整、バウ・パルピットからマストに向けてパイプ2本を20㎝ほど延長して取り付け。
続いて、オーニングを掛けてみると、サイズ的にも違和感はない模様、スタンション・サイドスティの位置に合わせスリットをカッターで入れ、カバーの垂れ具合を確認。



どうやらテント業者の手を煩わせる事無く何とかなりそうです。
続いて、マストより後方のオーニング調整の前に、メインセイルとスタックバッグを外します。



風か無いので先ずメインセイルを上げ、下げながらバテン・ワンラインリーフシステムのラインを外していきますが、目一杯メインセイルを引き上げた時に、マストトップに20~30センチ届いていないことに気づきました。
そういえば進水セーリングの際もマストトップまでメインセイルが届いて居ませんでしたが、調整不足かと思いやり過ごしておりました。
どうやらボルトロープが縮んでいるようです、その影響でラフが深くなり、きれいなセイルラインに成らない訳です。
機走ばかりで、帆走していないヨットにありがちな症状です。
早速、業者のRマリンに連絡、オフシーズに入ったらセイルメーカーさんに見て貰うこととなりました。
本当にRマリンさんは面倒見が良く、助かります。
ついでにワンライン・ツーポンリーフのラインのストッパーが無いことを告げると、此方も送って貰える事となり、本当に有り難いことです。
そんな理由で、思っても居なかったトラブルも見つかりましたが、改めてブームにオーニングを掛け調整を再開します。



こちらも大きな差異はなく、何と使用可能みたいです。
後は持ち帰って、スタンションやスタン・パルピットの位置に合わせ、スリットを入れ、ハトメを数カ所増やして完成となります。

当初は大がかりな改装を想像していたのですが、補修テープ貼付等の簡易な改修で終わりそうです。
今日は、サイズを合わせスタンションやパルピットの立ち位置に切れ目を入れたシートを持ち帰り、最低限の縫い合わせを業者さんにお願いし、切れ目スリット部の補強は自分で「テント補修テープ」を貼付します。
これらの作業は自宅の駐車場で行う予定です。
後日、テント業者さんに一部縫製のお願いの為、オーニングを持ち込んだところ、縫製代が1,600円(税別)、補修テープ代が15,200円(税別)と格安にして戴けました。(感謝です)

本格的な冬じまいは、「木枯らし1号」が吹いた後の風がない日を見計らって行います。
例年、10月中旬の予定で、翌年4月まで約半年の冬籠もりに入ります。
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夏用オーニングの修理

2017年03月06日 | メンテナンス・修理
夏用オーニングが相当傷んできていたので、昨年末に神戸の「ゆうこうマリン」さんへ修理に出していました。

修理依頼内容は、

①バウ(船首)部分の延長
②メインシート部のファスナー取替
③すり切れた部分の補修



雪解け迄で良いからと依頼時に伝えておいたのですが、思いの外、早く出来上がり、今日(3/6)届きました。
バウ部分を延長したところは、生地が新しいので色が違っていますが、これはどうしようもありません。
生地はよく使われる「サンブレラ」と同じで「シー・スター」と云うアクリル生地で紫外線に強く通気性がありながらも高い防水性を有すると云う高品質な生地です。
1メートルあたり2500円もする代物です。

写真では全体像がわかりにくいのですが、手前が船首側で中央にある丸い穴にマストを通します。
船首側に「バウハッチ」という採光・換気用のハッチがありますが、これがアクリル板で出来ており、長年紫外線に晒されていると劣化してクラックだらけになってしまいます。
それを防ぐため、延長して貰いました。

オーニングを掛ける際はマスト用の穴から左側に全開ファスナーが付けてあるので、これを明けて使用します。

また、更にその後方にももう一つ穴が開けてありますが、こちらはメインシートを通すためのものです。
こちらも全開ファスナーが船尾に向けて付けてあります。

言葉で説明しても、なかなか難しいのでオーニングを掛けたら、写真を撮ってきます。
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