Yacht BrisaⅡ 日記

北海道の田舎暮らしで家庭菜園とヨット「BrisaⅡ(Catalina28 Mk2)」を楽しむ爺のぐうたら日記

二重煙突を自作しました。

2023年12月26日 | キャビン夜話
薪ロケットストーブ「かぐつち2号」をバーベキュー・ハウスに設置して、暫くは横1.3m、縦3.3mの煙突、曲がり1カ所で楽しんで居ましたが、二重煙突にしたらより高性能になるのではと思い、DIYに挑戦してみる事にしました。
ネットで材料を探したところ厨房用排気ダクト防火材でニチアス(株)と云う企業が「セラカバーS」と云う打って付けの不燃断熱材(呼び径125mm、外径165mm)を生産していたので、此れを現在の煙突(120mm)に被せ、亜鉛スパイラルダクト(厚さ0.5m×呼び径175mm×長さ1000mm)に挿入したら、ピッタリだと思い、発注・納品されました。



セラカバーS(@3,390円)×5本
亜鉛スパイラルダクト×(@3,500円)×2本
スパイラル・ニップル亜鉛鋼板(@449円)×1個
T管亜鉛メッキ鋼板(@2,990円)×1個
合計 27,389円 その他耐熱防火アルミテープ、耐火コーキング材、タッピングなどは持ち合わせの物がありましたので、とても安価に済ます事が出来ました。

作り方の手順です。
T管は中にT管煙突(120mm)を入れるため、縦にグラインダーで切断します。



次に防錆塗料を塗りますが、届いて直ぐに防錆スプレー塗料を塗りました。





綺麗に塗装できたと思っていましたが、油脂分除去をしなかったため組み立て途中簡単に剥がれてしまい、失敗でした。
油脂分が飛んだ頃に再度塗装しなくてはなりません。

翌日、元の煙突にセラカバーSを巻きスパイラルダクトに挿入します。
175mm管なので余裕があるかと思っていましたが、結構キツキツで苦労しました。



煙突先端の丸トップ差込部分は雨水等が断熱材に染みこまないように耐火コーキングを塗って塞ぎました。



スパイラルダクト長が2Mなので、2本繋ぎにして4Mの縦煙突とする予定でしたが、差込の関係で10cmほどカットしました。
繋ぎ部に使うニップルには抜けないようにタッピングを4カ所づつ打込み、繋ぎ目には耐火コーキングを塗って仕上げました。





T管部分はT曲がり煙突を先に入れ、隙間に以前のストーブで使っていたロックウールを巾5㎝に切って詰め込みました。



煙突掃除の事を考えると十字管が良かったのですが、今は発売していないようで見つける事が出来ませんでした。
L字管を使用している方が多いようですが、煙突掃除の際には外さないと掃除できないように思えます。
T字管ですと下部の蓋を外して掃除ブラシを入れてやれば良く楽です。



初めに割ったところはアルミ板を当ててタッピングで留め、耐熱防火アルミテープでカバーして水の浸入を防ぎます。



メガネボードの穴を180mmに拡大して、先ずは煙突を立ち上げます。
スパイラルダクトを加工した煙突は重量があり、一人で立ち上げるのに苦労しました。
煙突支柱(単管製)のトップに船で不要になった滑車を取付、古いハリヤード(ヨット用ロープ)で引き上げ、支柱に針金で縛り付けました。



後は室内のストーブから出ている横煙突にセラカバーSを取付、アルミ板を巻き付けて完成です。



ヒートライザーに乗せてあるオーブンは扱いが楽な横向きにしてあります。
吸い込みは格段に良くなり、ロケットストーブ本来のゴーと云う音を立てて炎が吸い込まれていきます。



後は注文してある耐火薄半丁ハンペン煉瓦、耐火アカトリ板が納品されれば、Sさんから教えて戴きました燃焼室の保温性を向上させ煙の流出を防止できるようになれば嬉しいですね。
本格的な冬に向かって寒さが一段と厳しくなりますが、燃える炎を見ながら楽しむ時間を持てれば幸せです。







 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蔵書の断捨離

2023年12月17日 | 私の本棚
そろそろ、ため込んだ本を整理しなくてはと思い書庫に行って見ました。
40代の頃、サラブレッドに興味を持ち色んな書籍を夢中で読みあさった事があります。
そんな中で特に思い入れのある本があります。

何も判らない初めの頃、N牧場の社長から「馬を始めて学ぶなら...」と戴いたのが日本軽種馬協会が昭和57年に復刻した「牧場におけるサラブレツドの管理要覧」、俗に「赤本」と云われる英国のニューマーケット馬事研究所のウィリアム・C・ミラー所長が著書、下飯坂隆さんが翻訳した本です。



その他にも長年東京神田・神保町の古書店を探していたが見つからず諦めかけていた時に新宿区図書館に勤務されていたNさんが古書市で偶然見つけ、譲ってくれた「日本競馬読本(菊池寛)」、菊池寛は馬主で「トキノ」と云う冠で競走馬を所有していたが「日本ダービー」を取った事が無く、大映を引き継いだ永田雅一氏が菊池寛が成しえなかったダービー馬馬主になれると確信し、菊池寛氏が使っていた「トキノ」と言う冠名をつけて 日本ダービーを制しました。
今でも東京競馬場には「トキノミノル」の馬像があります。
その菊池寛が書いたのが「日本競馬読本」という本です。



「名馬・風の王(青い鳥文庫)」は、アメリカの女流作家ヘンリーによってまとめられ、1948年に出版された翻訳本です。
アメリカ図書館協会、ニューベリー児童文学賞受賞を受賞している銘書です。
ゴドルフィンアラビアン(Godolphin Arabian)と云うサラブレッドはサラブレッド三大始祖の一頭、遺伝的にはサラブレッド最大の創始馬ですが、公的機関により父系の血糖管理が実施されるのは、この馬が亡くなって40年後の話で既に血統管理の正確性が失われていたと云われています。



その他にも明治時代の日本陸軍が用いていた馬学等の教科書も数冊所蔵しており、馬事史に関する蔵書も多いです。



家の中では収納できないので、車庫に併設して「所蔵庫」を造り収納しています。



右側が収納室で、内部に書棚を置いて保管しています。



地元の図書館に寄贈しても良いのですが、閲覧図書館しかないので何れ処分されてしまうのではと踏み切れません。
古本屋に売却するにも送料が掛かり過ぎる恐れがあり、躊躇しています。
何か良い方法があったら教示願いたいものです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バーベキュー・ハウスのストーブ入替

2023年12月14日 | キャビン夜話
以前から使っていた薪ストーブを入れ替えました。
今度のストーブは京都府京丹後でロケットストーブを製作・販売されている「丹後ロケットストーブ(株)」社製の「かぐつち2号」と云う薪ロケット・ストーブです。
このストーブは「平成28年度京都丹後グッドグッズ・優秀産品」に認証されており、燃焼効率は業界トップクラスと云われて居ります。
今回はこのストーブを本体・天火オーブン・ダッチオーブンスタンド等フル・オプションで購入しました。
11月17日に注文し12月12日に納品されました。
到着までの期間、設置場所を決め、炉台(ストーブ台・ブロック製)を製作したり煙突(120mm)を用意して煙突支柱を設置したりして受け入れ準備を進めて来ました。
注文が殺到しているとの事で納品まで約1ヶ月を要しましたが、その間YouTube等で繰り返し組み立て方や点火の仕方を見て居た事もあり、難なく組み立てる事が出来ました。



煙突は曲がり部を減らすため直接壁面を通過させ、立煙突下部で連結しています。
此れにより曲がりが1カ所で済み、排煙抵抗を少なくする事が出来ています。
ロケットストーブだけあって燃え始めるとゴーと音を立てて空気を吸い、炎はヒートライザー部に勢いよく吸い込まれていきます。
勿論、完全燃焼・無煙です。



燃焼口に連結して最も高温になる「ヒートライザー」側面に取り付ける蓄熱用の「耐火レンガ」は5個立ち上げると約4mm程度はみ出し収まりが悪いのでグラインダーで削って納めました。



納品まで余裕があったので廃材を使ってキャスター付薪置台を作って周辺が散らからないようにして居ます。
薪の他、焚き付けや灰を入れておくスチール缶もこの台に収納しておきます。



使わなくなり物置にしまい込んでいたテーブルと椅子を出してきて有効活用します。



ストーブの右横に置いてあるのが「天火オーブン」でヒートライザーの上に載せ替えて使用します。
オーブン内の温度は400℃を超えます。
持ち合わせていたストーブ用の温度計(磁石式)をオーブンに付けて温度管理します。

此れで真冬でも暖かく、時間の許す限りピザを焼いたり、天火オーブンやダッチオーブンで料理を作ったりしながら楽しんで行こうと思います。




コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が家から見る落陽

2023年12月10日 | キャビン夜話
冬至を目前にして、日中が一番短い季節となりました。
毎年この時期になると、「落陽」が素晴らしく見られます。
12月8日(金)は晴天で気温も11℃、比較的暖かな一日となりました。
遠くに望む日高山脈も冠雪してとても綺麗です。



この様な条件が整う日の「落陽」はとても美しく、感動さえ覚えます。
この日の「落陽」はとても綺麗だったので、思わず二階の寝室の窓から写真を撮りました。





昨年はもっと凄い「落陽」で、感動して見とれていました。



この様な素晴らしい「落陽」が見られると本格的な冬を迎えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝津マリーナへ出掛けました

2023年12月10日 | キャビン夜話
12月2日(土)、家内と共に祝津マリーナへヨット冬囲いの様子を見に出掛けました。
11月最終週は大荒れとなり、日本海側では暴風雪のため交通障害が各地に発生したとニュースで報じられており、些か心配になったので確認のために行って来ました。
幸いにもヨットやオーニングには被害が無く安心しました。



船尾も異常なしです。



ヨット「Calypso」はオーナーさんが冬囲いをしていました。
普段は「祝津マリーナ食堂」で昼食を取るのですが、冬季休業期間なので向かいの「青柳食堂」で昼食をとります。



家内は「刺身盛合せ定食」を注文。



「シャコ」と「ホタテ焼」を追加しました。



私は「鰊焼き定食」を美味しく戴きました。



丁度昼時にかかっていたのでお店は観光客で満席状態でした。

その後「南樽市場」で「鮭の切り身」や「おでんの種」等を買い求め、小樽を後にしました。

帰りに札幌市白石区にある行きつけのチーズ工房「ファトリアビオ」に立ち寄り、モッツァレッタやカプレーゼ、オリープオイル等を買い求め帰路に着きました。
「ねこ」達が居るので残念ながら泊まりがけで出掛けられません。
たまには温泉に行きたいと思うのですが、ままならぬ日が続いております。

マリーナ開きは来年4月の予定、今シーズンも無事に越冬出来る事を願っています。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする