はい!滝沢ロコです!

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笑うという事

2009年11月28日 | ザッツ・エンターテイメント 舞台
今日は、『丹波屋<喧嘩>物語』の稽古、ラスト前

つまり、稽古は、あと、残すところ明日一日と言うところです

正直、本当に、本当~~~に、難しい

何がって?

「笑う」ということが、です



日常生活の中では、なんで、あんなに自然に笑っているんだろう・・・

笑う事によって、人間の脳には、エンドルフィンとか何とかいう物質が出て

ようするに、快感を感じる事が出来るといいます

笑える生き物は、人間だけ・・・

うちの犬は笑えます、的なのはあっても

満面の笑顔で、声出して、腹抱えて笑うなんて言う生き物は

きっと人間だけ

こんなものすごい特権を与えられたなら

笑わにゃ、損、損

だから、笑う事の意味、大切さ、計り知れないものがあるんじゃないかと

一人、考え込む私・・・


その貴重な『笑い』を、舞台の上で、芝居でやろうというんだから

もう、大変な事この上ない


しかも、知る人ぞ知る、喜劇を創ることのむずかしさ

お客様を、心の底からの笑いへと誘うのは

もう、神の領域とも言えるような、難しさです

一度は笑えたけど、もういいや、というのではなくて

何度見ても、何度聞いても、面白くておかしくてたまらない、という作品

目指すは、そこです

そのためには、一生懸命必死でやるってこと


そして、笑うという事が、人を幸せにして

人の心を豊かに出来たら

それが喜劇の真骨頂


神様が、せっかく笑える生き物として人間を創ってくれたなら

笑うという事は、それを生かす大切なこと


無理に、口こじ開けて笑わせる、というのじゃなくて

ふと見ただけで、皆が転げるほどの大笑い、というような・・

そして、笑って、泣いて、劇場を出る時には、

心すっきり、幸せたっぷりになっていてくださるよう


ああ、一体どうしたら、そんな素敵な舞台を

創ることが出来るのでしょうか


本番の舞台、穴のあくほど見ていて下さいね