怒りが湧いて来た時

日々起きる様々な事に　どんな感情を持つのかは

自分のその時の生き方が　反映する　


文句ばかり言って、人のせいにして

大したことでもないのに　大げさに怒りをぶちまけているような時には

物事の本質は見えてこないから

表面的な感情しか湧いてこないし　その感情は一時的な物にしかならない


大きな出来事に直面し、必死に日々を過ごしている真っ最中は

ゆとりも何もなく　感情すら湧かないかもしれない


自分では、ものすごい事を経験して　なんでもわかっていると思っても

世界中には、本当にものすごい事が起きていて

自分のものすごい事は、実は　大してすごくも無かったりする


つまり、何でもわかっている気になっているだけで

実は、何もわかっていないのだ


怒りが湧いて来た時

それは、実は、物事の見極め時だと思う


「今、自分は、何に対して怒っているのか」

「その怒りは　正当であるのか」

「怒りを向ける先は、間違っていないのか」


一瞬、立ち止まって、この三つだけでも、考えてみる


そして、思う

「こんなことに　怒るなんて　自分はなんて心の狭い人間か」


・・・そう思えた時、その人の人間性は、少し大きくなっている

そして、本当に怒りをぶつけるのは何処かを見出し

時間をかけて、しっかりと、歩みを進めながら怒って行くのだ


例えば、戦争に…

例えば、病気に…

例えば、放射能に…


人が成長するには、どれだけの時間がかかるのだろう

時間をかけても、大して成長できない人だって、いるかもしれない

それでも、生きていること自体がひとつひとつの成長だと考えれば

すべて人は、成長していく


怒り方を、学ぼう

本当に、怒るべき事に対して怒れる自分であるよう

学び続けよう