おばあちゃん

私が大好きだったおばあちゃん

先日、おばあちゃんの　何十回目かの命日が来ました

おばあちゃんが亡くなったのは

私が小学校2年生の時でした

思い出すのも切ないほど　生活が苦しい時で

何だか　色々な事がよみがえってきます　


本当におばあちゃん子だった私…

おばあちゃんは　脳溢血で寝たきりのような状態でしたから

最後は　今思えば　実に気の毒だったと思います


元気だった頃は　おばあちゃんは働き者で

掃除もお勝手も　あらゆる家事を　テキパキこなしていました

私は　そのあとをくっついて　その様子を良く見ていたものでした

父も母も働きに出ていたので　昼間は　おばあちゃんと一緒

良く裁縫もしていました

私は何んとなくしか覚えていないのですが、着物を縫うのが上手だったそうで

和裁の道具が色々ありましたっけ…


明治の女は　しっかり者でしたね

機転がきいて　色んなことに新しい工夫をしていた人でした


私の気性は　おばあちゃん譲りではないかしら…


おばあちゃんがなくなる何年か前辺りから

次々と良くない事が重なりました

でも、あの頃は　何処でもみんな　そうだった

人たちが一生懸命　頑張っていた時代です


おばあちゃんは　思い出すのも悲しいような最後でした

毎年　思い出します

いえ、正直言えば　今　母の介護をしている真っ最中の私

この違いに　言葉にならない無念を日々感じています

介護用ベッド

ヘルパーさん

往診の先生と看護師さん

デイケアやショートステイ

おばあちゃんにも　せめて気持ちの良いベッドに寝かせてあげたかった


今、母にしてあげられる幸せを実感しながら　　

いつでも　優しい気持ちで居られるように

私自身　自分の心の成長を続けなければいけないと強く思う毎日です


おばあちゃん　あなたの孫は　幾つになっても　未熟です…