テレビに、トラックにのった牛が映った
まだ若い牛に見えた
鳴いた声が、都会の真ん中に響き、背の高いビルがその後に映った
牛が乗ったトラックの向こうには
キャベツやホウレンソウを持った人が何列も並んでいて
みな、その高いビルの方を見ていた
ビルは、東電本社
遺影を抱いている人もいた
作物が出荷停止になった次の日、自ら命を絶ったと説明したのは、その人の奥さん
老夫妻が、農家を営んでいたのだ
「お父さんをかえして下さい」と、その人は言って泣いた
立ち入り禁止になった、自分の住んでいた町を、スタッフの撮った映像で見ていた人は
「こんなになっちゃってたんだ」と言った
酪農家は、300頭の牛を、そのまま置いてあるのだという
もうすぐ、殺処分が始まるらしい
目に見えないものによって、町も、村もこわされた
今も壊れ続けている
まだ若い牛に見えた
鳴いた声が、都会の真ん中に響き、背の高いビルがその後に映った
牛が乗ったトラックの向こうには
キャベツやホウレンソウを持った人が何列も並んでいて
みな、その高いビルの方を見ていた
ビルは、東電本社
遺影を抱いている人もいた
作物が出荷停止になった次の日、自ら命を絶ったと説明したのは、その人の奥さん
老夫妻が、農家を営んでいたのだ
「お父さんをかえして下さい」と、その人は言って泣いた
立ち入り禁止になった、自分の住んでいた町を、スタッフの撮った映像で見ていた人は
「こんなになっちゃってたんだ」と言った
酪農家は、300頭の牛を、そのまま置いてあるのだという
もうすぐ、殺処分が始まるらしい
目に見えないものによって、町も、村もこわされた
今も壊れ続けている
しっかりと本当の事を見て、知って、理解することが必要だと思います。
この連休の間にも、色々な人たちが、掃除や片付けや、何か自分に出来ることは、との思いで、被災地にボランティアに入るそうで、人手の足りない地域では大歓迎。
人手が多い地域では、たりない所に振り分けを依頼するくらいだといいます。
一人ひとりの人たちは、素晴らしいですよね。
それを信じたいです。
そういう人たちのことを信じたいです。
国のあり方は、そういう私たちが決めることなはずですもの。