国語塾長、情報集めて考えます・書きます的ブログ

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6月の言葉

2020-06-01 06:21:24 | 国語的随想
青梅
梅が実って,黄色くなってくるといい香りがします
梅干しにする準備、準備
(昔なら・・・・(^_^))


梅雨の季節となりますね。
入梅(にゅうばい)・・・梅雨入りのことです。
五月雨(さみだれ)・・・・五月ですが、旧暦では5月はほぼ今の6月となります。
ですから、五月雨は梅雨のこと。
 
◎五月雨を集めてはやし最上川 松尾芭蕉
 最上川(もがみがわ)は、山形を南北に貫く大河です。
 しとしと降る五月雨を一つに集めて(実際、最上川の支流は山形のあちこちにあります)何 とまあ最上川の流れの早くて迫力のあることよ、という感じでしょうか。

◎五月雨や大河を前に家二軒  与謝蕪村
降り続く雨で増水する川(大河)のほとりに家が二軒ある。
というだけの句ですが
大丈夫?
洪水が起きたらどうなるの、という心細さまで気持ちが動いていく名句です。

ちなみに、芭蕉の句の方が有名です。
しかし、正岡子規は蕪村の句の方が優れていると批評したそうです。
私も、その批評、分かります。
芭蕉の句は、絵です。
動かない・・・静止画。
でも、蕪村の句は動いている・・というか不穏な気配までしてきます。

★漢字を読もうコーナー★

A 馬鈴薯 桜桃 新玉葱 枇杷
 ↑
みんな6月の頃がおいしいですね。

B 紫陽花 菖蒲 蝸牛
 ↑
6月の花や生き物です。
答え
A ばれいしょ(じゃがいものこと) おうとう(サクランボのこと)しんたまねぎ びわ
B あじさい しょうぶ かたつむり



大雨だと災害が気になります。しかし空梅雨(からつゆ)だと、今度は水不足が心配です。
ちょうどよく降ってくれたらいいなあ・・と人間の勝手な願いです。
梅雨は恵みの雨、この雨で野菜や稲が育ちます。




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