小池都知事にアメリカ人実業家が宣戦布告…「神宮外苑再開発」樹木の大量伐採を止めろ! Yahoo!ニュース 5/27
5月19日、明治神宮外苑の再開発計画について、三井不動産や明治神宮などの事業者が、まちづくりの方向性を伝えるプロジェクトサイトを新設した。再開発では、神宮球場とラグビー場の場所を交換して建て替えをおこない、高さ190メートルの高層ビルが2棟建つ予定だという。
【画像17枚】伐採される樹木
しかし、この明治神宮外苑の再開発計画が、物議を呼んでいる。
「計画にともない、神宮外苑に植えられている樹齢100年ほどの貴重な樹木が、約1000本も伐採される予定です。東京都が計画の詳細を公表したのは、昨年12月の2週間だけ。
十分な周知もされないまま、今年2月の東京都都市計画審議会で、賛成多数で承認されました。計画が承認されたあと、事態を知った人が大半ではないでしょうか」(全国紙記者)
明治神宮外苑は、明治天皇の事業を後世に伝えるため、荒れ地にゼロから造り上げられた。いまも残る樹木は、創建時に全国から献木され、樹齢100年を超えるものも多い。そんな歴史的遺産が、失われようとしているのだ。
再開発計画を知ったアメリカ人実業家のロッシェル・カップさんは、急遽オンラインで計画の見直しを求める署名をスタートさせた。現在も活動は続いており、賛同者は6万人を超えたという。
「本当にひどい話です。再開発の計画を見ると、1000本もの樹木が伐採されるうえ、軟式球場やバッティングセンターなど、市民の人々が利用している施設が一気になくなります。
代わりにできるのは、ショッピングモールのような商業施設や高層ビル。渋谷と表参道に囲まれている神宮外苑に、ショッピングモールは必要でしょうか。
なぜこんな計画が必要なのか、都民にとっての公益性はどこにあるのか、納得のいく説明がまるでありません。こんな計画を、12月の後半に2週間公開しただけで話を進めてしまった。誰も気づかないうちに、話を動かそうとしたとしか思えません」(カップさん)
小池百合子都知事は、一貫して計画に賛成の立場だ。2月22日の都議会で、「SDGsの考え方にも沿ったまちづくりを進める」と説明。3月9日の都議会では「新たな神宮外苑として、次の世代につなげていくことは創建の趣旨にかなう」と発言している。
しかし、カップさんは、小池都知事の発言に首をひねる。
「樹木を数多く伐採し、高層ビルを建てる再開発計画は、SDGsとはまったく逆の行動に思えます。小池都知事は広告のキャッチコピーのようにSDGsという言葉を使っていますが、まるで矛盾した発言ではないでしょうか。
『創建の趣旨にかなう』ともおっしゃっていますが、正直、違和感があります。商業施設をつくったり、スポーツ施設をなくしたり、先人が献金してつくった環境を壊し、献木した樹木を1000本も伐採したりする。
これらの行動が、なぜ創建の趣旨にかなうのか。小池都知事は、どうしてここまで計画に賛同しているのか。政治家として無責任ではないでしょうか、と聞きたいぐらいです」
東京都は、伐採する樹木について、可能な限り保存や移植といった対応を取ると説明している。だが、カップさんは「現実的に厳しい」と指摘する。
「新国立競技場を建設したときも、1500本以上の樹木が伐採され、130本が移植されました。
でも、調査の結果、移植された樹木の大半は現在病気になっているんです。移植前の樹形を保っていたのは、たったの3本。神宮外苑の大きな樹木を移植するのは、かなり厳しい話になると思います。
結局、商業施設を作るのが前提の計画であるうえ、そのスペースを確保する必要があるので、必然的に樹木は伐採されてしまう。本当に保全を目指しているのであれば、もっとよいやり方があるはず」
実際に、ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)は、4月末に代替案を東京都に提言している。ラグビー場と神宮球場を、場所を入れ替えず現在地で再建し、テニス場の移設も取り消せば、伐採樹木は2本に抑えることができる見込みだ。
「計画自体は4月に承認されましたが、具体的にどう建設を進めていくかという話はこれから始まります。神宮外苑が持つ豊かな緑と独特な雰囲気を残したいし、今回の再開発で、東京らしさが失われてしまうことも危惧しています。小池都知事がいったん立ち止まって正しい判断をする、今が最後のチャンスなんです」
カップさんの “宣戦布告” は、100年かけて積み上げられてきた東京の歴史的環境を守る、大きな闘いの始まりなのだ。
・・以上転載終わり・・・・・・・・・・・・・・・・・
上京の折に原宿に行って、駅がむかしの面影無くきれいに普通になっていてがっかりした。友人の話だと、あの駅を残せと取り壊し反対運動があったらしいがダメだったらしい。ここも再開発の波に洗われているようなんで、少し調べたら、上の記事が上がってきた。
そのむかし、雑誌の仕事をしていたときに明治神宮の森の取材をして記事にしたことがある。
あの森の木々は、明治神宮を造るときに全国から集められたもの、それも国民の発意で。木の種類は植物学者がここが100年、1000年の森になるように選定した。行けば分かるが、都心とは思えない深い深い森である。すぐそばに原宿や表参道の喧噪があるとは思えない静けさがある。
明治以来、大事に守られてきた森である。
それを切って、ショッピングモール??ありえん。
すぐ横、表参道のショッピングストリートですよ。不要でしょ。
米国の方が立ち上がっているえてありがたいが、情けないのは我が日本人。
つい思った、石原慎太郎がいたら、無かったな、猪瀬直樹の方がまだましだった、とか、鳥越もしないだろ、とか・・小池百合子、失礼ながら糞!ですね。SDGsがどうたらいうのなら、木を切るってあり得ないと思うが。なんで、都民はリコールしないのかな?
中には、都有地ではないから、仕方ないという意見もあったが、しかし、それでも都の以降が守るで、あればこういった流れにはならないと思う。また明治神宮も反対していないって事だ?これもまた「腐っている」
皇居の森も、平成時代に伐採された、かなり大量に。昭和天皇が愛されてきた森も消えた。それを進めたのは、美智子上皇后(皇后時代に)だったという。昭和天皇が愛されていたから、というのが裏事情だとか言う噂も流れていたが・・・これもねえ。ヤバいと思う、木が無くなって皇居の中が丸見えらしいし。
じっさい、千鳥ヶ淵に行くときに皇居お堀端を歩くが昔より木が少ない?と思うのは気のせいか??